水まわりのリフォームは蛇口から!
DIYするための混合栓の選び方と交換方法を解説します

水回りのリフォームは蛇口から!
 最近、住宅の水まわりでは、ひとつの水栓で水とお湯の両方を利用できる混合栓が一般的になっています。スタンダードな水栓として各メーカーが機能性やデザイン性を競っているため、製品のバリエーションも豊富です。使用している水栓が古くなってきたら、利便性を高めてくれる最新モデルへの交換を検討してはいかがでしょうか。

 水栓交換は専門工事のように思われがちですが、DIYでも交換することができます。混合栓の種類や選び方、交換方法を、初めての方にもわかりやすく解説するので、水まわりリフォームの参考にしてください。

1章 混合栓てなに?
2章 混合栓の種類
3章 設置場所ごとの混合栓の選び方
4章 混合栓を交換する方法
まとめ

1章 混合栓てなに?

水かお湯のどちらかしか出せない単水栓に対して、ひとつの吐水口から水とお湯の両方を出せる水栓を混合栓といいます。現在ではキッチン、浴室、洗面所など住宅の屋内水栓のほとんどで使われるようになっているため、お湯の温度を細かく調節できるなどの利便性はすでによくご存知でしょう。

 混合栓は、ひとつの水栓で水とお湯を利用できるようになったことで、吐水量と温度をひとつのレバーで操作できるタイプ、自動的に設定温度に調節してくれるタイプ、シャワー付タイプなど、機能性に富んだ製品が登場しています。デザインの自由度が高まったために外観のバリエーションも豊富になりました。

 使用中の混合栓が傷んできたり、機能的に物足りないと感じるようになったら、最新の混合栓への交換を検討してみるよいタイミングかもしれません。

2章 混合栓の種類

■ツーバルブ混合栓
 水用とお湯用の2つの単水栓をひとつにつなげた形の、もっともシンプルな構造の混合栓です。独立した水栓をそれぞれ操作して水とお湯を出し止めしたり、流量を調節することができ、混合具合で吐水口から出るお湯の温度を調節できます。
 最近は見かけることが少なくなりましたが、ほかのタイプに比べて価格が安く、自分で簡単に修理できるなどのメリットがあります。

■シングルレバー混合栓
 ハンドルのかわりに上下に動くひとつのレバーで、水量、水温を操作できる混合栓です。レバーを上下に動かして開閉量を操作して、左右の動きで温度を調節。片手で簡単に、素早く操作できるため、キッチンや洗面台に設置する水栓のスタンダードになっています。
 引き出しシャワー付、出し止めのセンサー付、浄水カートリッジ内蔵などの機能を加えた製品も多く登場しています。

■サーモスタット混合栓
 水栓本体に自動温度調節機能を内蔵しているタイプです。使いたい温度に設定しておくと、給湯器から送られてくるお湯の温度や水圧が変わっても、調節不要で一定に保ってくれます。販売されている製品は浴室用としてシャワーとスパウト(吐水パイプ)を切り替えできるタイプがほとんどです。

■壁付タイプ
 壁に取り付けた水用とお湯用の2本のパイプに水栓本体が取り付けられている混合栓です。キッチンであればツーバルブ混合栓からシングルレバー混合栓に、浴室ならサーモスタット混合栓に取り換えるなど、壁の取り付け穴(配管)の距離が105〜225mmの範囲であればメーカーを問わず交換できます。

*設置方法による違い*
■壁付タイプ
 壁に取り付けた水用とお湯用の2本のパイプに水栓本体が取り付けられている混合栓です。キッチンであればツーバルブ混合栓からシングルレバー混合栓に、浴室ならサーモスタット混合栓に取り換えるなど、壁の取り付け穴(配管)の距離が105〜225mmの範囲であればメーカーを問わず交換できます。

■台付ツーホールタイプ
 水栓が横長のベースとともにキッチンシンクや洗面台の天板に取り付けられていて、水用とお湯用の2つの穴があいているタイプです。穴の距離(取り付けピッチ)は、キッチン用と洗面用それぞれに各メーカー共通の規格になっているので、メーカーが異なっても特別な加工をしないで交換できます。また、台付ツーホールタイプ同士なら、ツーハンドルからシングルレバーへの交換も可能です。

■台付ワンホールタイプ
 水栓がキッチンシンクや洗面台の天板に取り付けられていて、取り付け穴がひとつのタイプです。国内メーカーは基本的に取り付け穴のサイズが共通のため、特別な加工をすることなく交換可能です。

■洗面コンビネーションタイプ
 洗面台の天板に、操作レバーとシャワーが2箇所にわかれてついているタイプです。同じ2つ穴でも台付ツーホールタイプとは取り付け穴の規格が異なるため、交換時にはコンビネーションタイプを選ぶ必要があります。

3章 設置場所ごとの混合栓の選び方

■キッチン水栓
 調理中は片手がふさがっていたり、手が汚れていたりすることが多くあります。作業中は頻繁に出し止めするケースもよくあるでしょう。このようなキッチンには、簡単に素早く操作できるシングルレバー混合栓がおすすめです。
 シンクを洗い流すときに便利な引き出しシャワーやレバーに触れずに水を出し止めできるセンサー付きなど、機能性の高いタイプを選ぶことができます。

■洗面台水栓
 洗面台の水栓は、洗顔や歯磨きなどでこまめに操作します。家族が毎日使用するので、子供から高齢者まで誰にとっても使い勝手のよいシングルレバー混合栓がおすすめです。
 洗面台用としては、うがいや洗顔に便利な吐水口が回転するタイプ、吐水口が引き出せるタイプ、洗髪しやすいシャワーが引き出せるタイプなどの機能性モデルが用意されています。
 洗面ボウルに水を貯めるための排水栓の操作方式にはポップアップ式、ワンプッシュ式、ゴム栓式があります。洗面台水栓は同じ操作方式のものでないと交換できないので、選ぶときには注意が必要です。そのうえで、洗面ボウルの大きさや使いやすい高さなどを考えて、バランスのよい製品を選びましょう。

■浴室用水栓・シャワー
 最近はシャワー付きのサーモスタット混合栓が選ばれることが多くなっています。浴室用のスタンダードと言っていいでしょう。温度設定をしておけば誤って冷水や熱水のシャワーを浴びるような心配がなく、家族が安心して入浴できます。
 浴室用混合栓には、吐水パイプ(スパウト)が長い洗い場・浴槽兼用タイプ、吐水パイプが短い洗い場専用タイプ、シャワーが付いていない浴槽専用タイプがあります。浴槽のお湯はりにも使用する場合は、使用中の水栓を参考にして長さの足りるものを選びましょう。

4章 混合栓を交換する方法

 ここでは壁付混合栓が使われていることが多い浴室用を例に、昔ながらのツーバルブ混合栓からシャワー付のサーモスタット混合栓への交換方法を解説します。
 水栓の交換は自分で行うことができますが、マンションなどの集合住宅の場合には注意が必要です。万が一、作業の不良によって水漏れしてしまうと、階下などに迷惑をかけるだけでなく補償問題に発展する可能性があります。水栓を交換したいときには、まず管理組合に相談して業者への依頼をあわせて検討しましょう。

*用意するもの*
シャワー付サーモスタット混合栓
シャワー付
サーモスタット混合栓
水栓スパナ
水栓スパナ
シールテープ
シールテープ
*混合栓の交換方法*
1. 水道の元栓を閉める
水道の元栓を閉める
水栓の交換作業を行う際は、必ず屋外の水道メーターと同じボックス内に取り付けられている元栓を閉めて水を止めてください。閉栓したら、作業箇所以外の水栓で水が止まっていることを確認しましょう。
2. 古い混合栓を取り外す
古い混合栓を取り外す
交換前は、シンプルなツーバルブ混合栓がついています。壁付の混合栓は、壁から飛び出した2本の偏心管を水栓に連結しているタイプです。ネジ径や壁穴の間隔は規格で定められているので、お好みの製品を選んで交換することができます。
古い混合栓を取り外す2
水栓スパナを使って偏心管と水栓を連結しているナットを緩めます。
古い混合栓を取り外す3
水栓を偏心管から取り外します。
古い混合栓を取り外す4
偏心管を手で回して緩め、壁から取り外します。
古い混合栓を取り外す5
壁のネジ穴に残っているシールテープのカスを歯ブラシなどで擦り落としてきれいに掃除します。
3.新しい混合栓を取り付ける
新しい混合栓を取り付ける1
1. 水道管のネジ穴に、新しいサーモスタット混合栓を取り付けていきます。
新しい混合栓を取り付ける2
2. 新しい偏心管のネジにシールテープを巻きます。シールテープはネジに向かって時計回りの向きで、軽く引っ張りながら食い込むように10周程度巻きましょう。逆向きに巻くと壁の穴に取り付けるときにシールテープが緩みやすいので、向きを間違えないように注意してください。
新しい混合栓を取り付ける3
3. 偏心管を時計回りに回して、きつくなる手前までねじ込んで仮固定します。
新しい混合栓を取り付ける4
4. 一度締め込んだ偏心管を緩めると、シールテープが緩んで水漏れの原因になります。左の湯側を12時の位置、右の水側を9時の位置にして仮固定すると、水栓取り付け時のねじ込みすぎを防げます。
新しい混合栓を取り付ける5
5. 偏心管を逆回ししないように注意しながら、水栓本体を取り付けてナットを手で締め付けます。
新しい混合栓を取り付ける6
6. 水洗本体が水平になるように偏心管の角度を調整します。このとき偏心管を逆方向に回してしまったら、シールテープを巻き直すところからやり直してください。
新しい混合栓を取り付ける7
7. 水洗スパナでナットをしっかりと締め付けます。
4.シャワーを取り付ける
シャワーを取り付ける1
1. シャワーホースの袋ナットを水栓から出ているシャワー用の口にねじ込んで取り付けます。
シャワーを取り付ける2
2. シャワーヘッドをシャワーホースのテーパーキャップにねじ込んで取り付けます。
シャワーを取り付ける3
3. シャワー掛け具の取り付け位置を決め、ネジを打って固定します。ネジで固定する際は、壁の材質に合わせてアンカープラグなどを使用しましょう。
シャワーを取り付ける4
4. ネジ穴を隠すようにネジキャップをはめ込んで取り付け完了です。
5.断熱カバーを取り付ける
断熱カバーを取り付ける
湯側(左側)の偏心管にやけど防止の断熱カバーを取り付けます。
6.水漏れをチェックする
水漏れをチェック
元栓を開いて各部に水漏れがないかを確認して取り付けは完了です。水漏れする場合は、もう一度はじめから作業をやり直しましょう。

まとめ

混合栓は設置方法が同じものであれば、メーカーが異なっていても互換性があります。DIYで交換する場合には、現在使用している水栓の設置方法や吐水パイプの長さなどを確認して、交換可能な製品を選びましょう。

 製品が適合していれば、交換作業自体は難しくありません。ただ、水漏れの原因になりやすいシールテープの巻き方や取り付け時のねじ込み方、各部の締め付けなどには注意が必要です。確認しながらていねいに作業しましょう。

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