インテリアにこだわり、お気に入りの家具で統一したおしゃれなお部屋。それなのに、夏になると、毎年部屋にマッチしない地味で無機的なデザインの扇風機を置かなくていけない。夏の暑さを考えれば、扇風機は欠かないのでそれも仕方がないこと。でも、もう少しなんとかならないだろうか? そんなことを思っているなら、少しだけ手間をかけて、扇風機をリメイクしてみてはいかがでしょう。ちょっとアレンジするだけで、地味な扇風機をおしゃれな部屋に似合うようにイメージチェンジができるはず。そんな、誰にでもできる扇風機の簡単リメイク術をご紹介します。
扇風機をリメイクするのにオススメな方法は、粘着タイプのインテリアシートやカッティングシート、デコシートなどを使う方法です。加工や塗装などをするのではなく、本体や羽根にシールのように貼るだけで扇風機のイメージをかわいく一新します。シートは柄の種類も豊富ですし、失敗しても貼りなおすだけでよい上、気に入らなくなったら別の柄のシートに貼りかえるだけで何度でもリメイクが楽しめます。必要な道具はカッティングシートやデコシートなどの粘着シートと、カッター、カッティングマット、そして定規や円形をきれいに切り抜くためのコンパスなどです。
シートを貼るにあたって、まずは扇風機を分解します。カバーなどを外す前には、コンセントが抜けていることを必ず確認してください。前カバーはクリップなどの留め具で留まっていることが多いので、ロックを外せば簡単に分解可能です。前カバーを外したら羽根を分解します。モーターの軸に、センター部分の止め具などで固定されているので、止め具を回転方向と逆に緩めて(機種によって固定方法が違う場合もあります。)、羽根とともに取り外します。分からない場合は説明書を読みましょう。
分解したら羽根や、羽根の止め具、スイッチの回りなど、粘着シートを貼る部分はしっかり掃除します。スイッチまわりは固く絞った雑巾で拭きます。油分がついている場合は薄めた家庭用洗剤を使い、再度水ぶき、から拭きするといいでしょう。羽根はホコリや油が付着しているので、できれば取り外したものを洗剤とスポンジなどを使ってしっかり洗ってください。洗った後は乾燥させます。こうしておくと粘着シートがしっかりと密着しはがれにくくなります。
扇風機の掃除を終えたら粘着シートを貼りましょう。どのような柄にするかインテリアなどとのマッチングを考慮して選びます。シートが決まったら扇風機を採寸します。キレイに貼るには正確なサイズで粘着シートを切り出す必要があるからです。
●ベース部分のシートを切り出す
本体のベース部分、スイッチまわりは面積が大きいので粘着シートによるリメイクがとても効果的です。多くの扇風機はベース部分が円形になっているので裏面にコンパスなどで円を描いてからハサミとカッターで切り出します。木目シートなどの場合は左右のつながりも考えておくといいでしょう。
●切り出したシートを貼り付ける
裏紙をゆっくりはがしながら、貼り付けたい場所にシートを貼って行きます。裏紙がはがれにくい場合はマスキングテープなど弱粘着のテープを両面に貼ってから引っ張るとはがしやすいでしょう。
シートを貼り付けたらタオルなどで空気を押し出すようにします。シートに気泡が出来てしまった場合は針などで小さな穴を開けて押し出します。端部分は特によく圧着させてください。
●羽根部分用のシートを切り出す
羽根部分に粘着シートを貼る場合のコツは、羽根よりも少し大きめにシートを切り出すこと。貼り付けた後にはみ出した部分をハサミで切り取るときれいに仕上がります。
●粘着シートを羽根に貼る
粘着シートは羽根の両面に貼る必要はなく前面に貼るだけで十分効果的です。貼り付けた後は気泡をタオルなどで押し出します。
●完成
粘着シートを貼り付けるだけでこのように簡単にリメイクが完成です。同じ扇風機でも、シートの模様を変えるだけで写真のようにイメージがガラッと変ります。様々な模様、柄を試してみてください。
シンプルで無機質なイメージのある扇風機ですが、このようにちょっと手を加えるだけで簡単におしゃれなデザインに変身可能です。いろいろ試してみて、自分だけのオリジナルな扇風機にリメイクしてみてはいかがでしょうか。
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