オクラの育て方

五角形の形がかわいらしく、独得のねばねばもたまらない野菜、オクラ。日本の暑い夏でも元気に育ち、真夏にはとても美しい黄色い花を咲かせてくれます。あのねばねばには整腸作用もあって、暑さにバテ気味の疲れた身体にもぴったり。それに、乾燥や多湿、害虫にも強いうえ、長く収穫できるので、家庭菜園にもオススメの野菜です。そんなオクラの育て方を紹介します。

 

オクラとは

オクラはアフリカの北東部が原産地で、日本へは幕末に入ってきたそうです。当初は花を観賞するのが目的で、日本の一般家庭で食べられるようになったのは意外と最近の1970年頃。その生命力はとても強いため、初心者でも種から比較的簡単に栽培することが可能です。高温を好む野菜なので、低温は得意ではありませんので種まきは気温が十分に高くなった4月ごろに行います。オクラに含まれる栄養素は、βカロチン(ビタミンA)・ビタミンB・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・鉄分と食物繊維を豊富に含んでいます。

 

オクラの栽培方法

オクラは高温には強いですが、低温には弱く、生育の適温は20~30℃です。直植えせずポットで種を撒き、育苗して気温が上がったら定植しましょう。また背丈が高くなるので支柱でしっかり支えて上げましょう。使用するプランターは標準タイプより大きめの60㎝サイズ以上のもので深型のものを選びましょう。根を深く張るので深さ(30cm~)も必要です。用土は市販の培養土を利用するのと簡単です。オクラは多湿を嫌いますので水はけを良くするために、メッシュ付きのプランターなどがオススメです。プランターには8分目まで培養土を入れておきましょう。

●種まき
オクラは直播も可能ですが、管理が悪いと発芽しない事があるのでポットで苗を育てるのがオススメです。発芽しやすいよう一晩常温やぬるま湯につけておいた種を、土を入れたポットに3粒ほど蒔きます。指で1cmくらいの深さに押し込むようにしてください。そしてたっぷりと水やりをします。乾燥にしないように水やりに注意してください。種から本葉が2~3枚出たころに育ちの良い苗だけ1本残してほかを間引きします。芽が出ない場合もあるのでポット苗は多めに作っておくことをオススメします。

●苗の植え付け
本葉が3枚〜4枚くらいまで育ったら、若い苗のうちに定植します。オクラの苗は細かい根が少なく植え傷みしやすいので、ポットから取り出す際に根鉢が崩れないように注意してください。根鉢は用土と同じ高さに植え、苗と苗の間は20㎝は離すように植付けます。

●支柱を立てる
草丈が30㎝程まで成長したら倒れないように支柱に立てます。そして、立てた支柱と茎の節とを結んでやります。きつく縛らず成長に影響しないようにゆるく結びましょう。さらに成長すると草丈は1~2mまで成長します。それを見越して支柱はあらかじめ長いものを立ててください。支柱はとなりに立てたものと繋いでおくと補強になり倒れにくくなります。

●追肥
気温が上がり本葉が5~6枚になったら追肥をします。このころからオクラは成長が一気に進みますので乾燥しないよう水やりにも気をつけてください。その後の追肥は成長が早いので2週間に1回程度化成肥料を約10gほど与えます。液肥をでも構いません。オクラは草丈が高くなるので、倒れないように追肥する際土が減っていたらまし土を行ってください。

●収穫時期
初夏のころになるとオクラの花が咲きます。花がしぼむと実が成長していきます開花から一週間くらいで収穫のタイミングになります。長さ6~7㎝くらいに成長したら花梗をハサミで切り取って収穫しましょう。大きくなりすぎると固くなり食用に向かなくなるので柔らかいうちに収穫してください。

●下葉取り
収穫後、実の下の葉は全て摘み取っておくようにしましょう。そのままにしておくと、養分や水分が葉の成長に使われてしまいそれ以上の実成りが悪くなってしまいますので注意してください。

●連作障害
オクラに発生しやすい病気は、苗立枯れ病・うどんこ病・輪紋病・ウイルス病・葉すす病など。病気にならないように、水はけを良くして日当たりのよい場所で育てることでましょう。

 

まとめ

暑い地域が原産地のオクラ。そのため寒さには強くありません。成長が早いので肥料切れを起こすと成長が滞ります。追肥や水やりに注意して、収穫の際に摘葉することを忘れないようにしましょう。

 

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