かぼちゃの育て方

ハロウィンや冬至など、秋から冬かけていただく機会の増える緑黄色野菜がかぼちゃです。その実にはカロテンやカリウム、食物繊維、ビタミンAやEなどが豊富に含まれていて、煮物や天ぷら、シチューやスープなどの料理から、ケーキなどのデザートなどにも使われる人気の高い野菜です。また保存性にも優れ昔からビタミン類が摂りにくい冬場の栄養源としても重宝されてきました。そんな、かぼちゃの育て方についてポイントや栽培のコツなどをご紹介します。

 

かぼちゃとは

1500年代に日本に紹介されたとき、これはカンボジア産の野菜だ、と伝えられたことがカボチャという名前となった由来とされています。原産地は中央アメリカから南アメリカにかけての地域で、温暖な気候を好みます。比較的古くから日本でも栽培されてきたため、日本種、西洋種、ペポ種の3種があります。日本種の果肉は粘質で、西洋種粉質。最近ではサラダや漬物用の品種も人気です。土質を選ばず、育てやすいため初心者にもオススメですが、つるがのびるので広いスペースが必要です。また、水はけの管理などには注意が必要です。

 

かぼちゃの栽培方法

カボチャは比較的病害虫に強く、またあまり手間もかからないので初心者にも育てやすい野菜です。初心者でも種から簡単に育てる事が可能です。生育のための適温は17~20℃くらい。低温では生育がとまってしまうので暖かくなる3月下旬から4月いっぱいくらいが種まきの適期です。栽培用土は市販の野菜用培養土がオススメです。ポットで育苗後、定植前には、マルチや敷き藁で地温を上げておきましょう。

●種まき
種まきは、育苗ポットに直径4~5cm、深さ1cmくらいの穴を作り、4~5粒をまいて土をかぶせます。軽く手で表面を押さえたら水をやります。本葉が1~2枚になったら、2本に間引きし、本葉2~3枚で1本立ちにします。その間20~25℃の暖かな環境で管理して下さい。畑に直まきする場合は発芽までホットキャップを被せて保温します。

●苗の植え付け
苗の本葉が4~5枚ほどに成長したら、植え付けのタイミング。まず畑に苦土石灰を散布して深く耕してください。さらに高畝を作り水はけを良くしておきます。直径30~40cm、深さ30cmほどの穴を掘り、表面の根が見える程度になるように植えます。畝幅は80cmほど、株間は1mほどにします。

●整枝・摘芯
つるが伸びると日光を遮ってしまうので、光合成をしっかり行わせるために、葉と葉が重ならないようにします。本葉が5〜6枚になったら親づるの先端を摘心し、子づるの生育の良いもの2〜3本伸ばし、同じ方向に誘引します。つるの下には敷き藁などを施します。葉が多い場合実が付いていない枝を切って風通しを良くしてください。病気の予防にもなります。

●追肥
追肥は窒素が多いと果実にならない場合があるので、施肥量は適度に行います。バランスのとれた配合肥料などがオススメです。タイミングは1番果の着果後で実が握りこぶし程度になった時。2回目は2~3番果の着果後です。追肥は化成肥料30g~40gほどを株元から離れた場所に施肥します。

●人工授粉
カボチャは人工授粉させると、確実に結実します。雌花が開花したら朝のうちに、雄花のおしべを摘み、花粉を雌花の柱頭につけて受粉させます。花弁の下部がぷっくりと膨らんでいるのが雌花です。同じ株同士ではなく別の株の雄花と雌花で受粉させるようにしましょう。

●玉直し
地面に這って成長するかぼちゃ。そのため地面に設置している実の部分には日光が当たらず、色付かないことがあります。色や形を整えるため実の位置を変える玉直しを行い裏面にも日光を当てるようにします。勢いよく動かすとヘタが取れてしまうので慎重に行ってください。

●収穫
へたの部分が白くコルク状になったら収穫タイミングです。ハサミで切って収穫します。すぐに食べるより、風通しがよく涼しい場所で2週間ほど追熟させると甘みが増しよりおいしくいただけます。

 

まとめ

カボチャは丈夫な野菜です。乾燥にも強く管理も簡単ですが、湿気には弱いので畑の排水対策が大切です。1株で5、6個のカボチャが収穫可能で、栄養も食べ応えも満点。初心者の方も、一度栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

 

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