素敵な庭作り!
初心者でも簡単にできる芝生の張り方と育て方

目次
第1章:必要な材料・道具・備品のリスト
第2章:一般家庭で植えるのにオススメの芝生の種類
第3章:必要な芝生の量
第4章:芝張りに適した時期と場所
第5章:芝の張り方の種類
第6章:土づくりのポイント
第7章:芝を張る
第8章:斜面への芝生の張り方は?
第9章:芝生の手入れ
まとめ


 綺麗に芝の張られた庭は、見る人の心をなごませます。芝生はもともと丈夫なことで知られていますが、きちんと芝を張りたいならば、芝を張る場所や時期などに気をつけなくてはなりません。今回は芝生を美しく張るためのポイントをまとめました。


第1章:必要な材料・道具・備品のリスト

事前に何が欲しいかメモしておきましょう

 庭に芝を張る前に、用意して欲しいものがいくつかあります。

<ホームセンターで道具などを揃える>

 庭に芝を張るときに必要となる主な道具は、以下の通りです。

・園芸植物
★芝

・土・肥料
★芝生の目工 ★芝生の肥料 ★石灰 ★除草剤

・道具
★ふるい ★レーキ、熊手 ★草削り ★除草ホーク ★ローンスパイク ★芝刈り機 ★スプリンクラー

 これらの道具はホームセンターなどで購入できます。事前にどんな道具が欲しいかをメモしておくと、買いそびれることがなくなります。
 庭芝作りでは、庭の使い方を決めて取りかかることが肝心です。何を目的として庭に芝を張るのかを考えておかないと、ごちゃごちゃとした庭になってしまいます。ガーデニングに関する雑誌を見たり、知り合いの庭を参考にしたりすることでイメージが膨らみやすくなるので、時間がある方は実践してみましょう。

<簡単な平面図を作りましょう>

 庭に芝生を張る前に、以下の点に注意して今の庭がどのような状態なのかを確認しましょう。

・日当たりや水はけの良いところ・悪いところはどこか
・土の勾配や水の流れ
・動線となる箇所
・方位チェック
・リビングから見た庭の様子 など

 芝はやみくもに張れば良い訳ではありません。どこに張るのが適しているかを見極めて作業を行うことが、芝を長く生育させる鍵となります。

第2章:一般家庭で植えるのにオススメの芝生の種類

「暖地型」と「寒地型」の違いも押さえましょう

 芝生には暖地型芝生と寒地型芝生があります。その特長をまとめると、以下のようになります。

  • 暖地型芝生…
    草丈が低く、暑さや乾燥に強い芝生です。生育に適した温度は25~35度で、暑い時期によく生長することより「夏芝」とも呼ばれます。寒い時期には生育せずに冬眠の状態に入るため、晩春から早春にかけて黄金色に変化します。
  • 寒地型芝生…
    ターフ(芝地が密生した状態)の密度に優れている芝生です。生育に適した温度は15~25度で、春と秋によく生長します。葉の色が冬の時期も緑色を保てるので、「冬芝」とも呼ばれます。

 暖地型芝生、寒地型芝生ともにさまざまな種類の芝生があります。具体的にご紹介すると、以下のようになります。

<暖地型芝生>

  • 高麗芝…
    家庭園芸用としてよく使われている芝で、九州や沖縄といった比較的暖かい地域で生育しています。乾燥に強く、丈夫で育てやすいという特長があります。4月に著しく成長し、綺麗な緑色の芝を生やします。
  • 野芝…
    日本の広い地域に自生している芝で、公園などでよく使われています。丈夫で、痩せ地でも生育します。春の芽吹きは遅いものの、寒さへの耐久性や踏みつけに強いこともあり、日本庭園でも使われています。
  • 姫高麗芝…
    葉が細く、見た目が美しい芝です。家庭用芝だけでなく、ゴルフ場のグリーンとしても使われています。生育時の密度が高く、こまめに刈り込むことで綺麗な芝生を作れます。

<寒地型芝生>

  • ブルーグラス類…
    寒冷地で利用されている芝生です。茎は地下ほふく茎(地上付近を張って伸びる茎のこと)で、踏みつけに強いという特長があります。葉の色が青っぽいことよりこの名前で呼ばれています。
  • ライグラス類…
    株立ち型芝で、ほふく茎を持たない芝生です。寿命は短いですが、発芽・生育ともに早いという特長があります。早期緑化を促したいときには利用をオススメします。
  • フェスク類…
    乾燥と日陰に強い芝生です。環境適応力があり、家庭用の他、道路や法面の土壌流出防止にも使用されます。ほとんどが株立ち型で、ほふく茎が出ず株が分かれて広がっていくタイプになります。
 暖地型芝生と寒地型芝生、どちらが自分の家に適しているか分からない人もいるでしょう。まずは自分の住んでいる地域の気候に合った芝生を選ぶようにしてください。北海道や東北地方などは寒地型芝生を、九州や沖縄の比較的暖かい地域は暖地型芝生がオススメです。
 庭芝を作るときは、芝生の種類だけでなく、人の手できちんと生育環境を整えることが大切です。芝刈りや除草などをこまめに行うことも忘れないようにしてください。

第3章:必要な芝生の量

目地(すき間)も考慮して量を考えて

 張り芝用の芝苗には、小判、大判、ロールの3種類があります。小判は大判より小さいサイズで、ロールは芝をロール状に切り出したタイプです。芝生を張るときは芝を張りたい場所や、目地(すき間)をどれだけあけたいかを考えてから購入する量を決めるようにしましょう。

第4章:芝張りに適した時期と場所

一つ一つ丁寧に確認して

庭に芝を張るときは、時期と場所に気をつけましょう。

<芝張りは春から秋にかけて>

 芝張りは春から秋にかけてすることをオススメします。この時期に芝苗を張ることで、短期間で美しい芝生が生育するからです。しかし、秋に芝を張った場合はすぐに休眠期に入ってしまうため、芝が全面緑色になるのは翌年の春頃になります。
 芝苗はホームセンターなどで購入できますが、販売されるのは春から秋にかけてが多めです。お店によって販売時期がまちまちなので、気になる方は事前に確認してから足を運ぶようにしましょう。

<日当たりの良い場所に芝張りを>

 芝生は太陽の日差しを思い切り浴びることで健康的に生育できます。日当たりが悪いと芝芽数が少なくなり、芝生の目が詰まっていない貧弱な庭芝になってしまいます。そうならないようにするためにも、南向きの場所を選んだり、周囲に日差しを遮るものがないか確認したりするようにしましょう。

<水はけが良いかも確認する>

 芝生が健康的に育つためには、水はけの良さも大切です。水はけが悪い土壌に芝生を張ってしまうと、痩せ細り、貧弱な庭芝になってしまいます。土壌などを整えるようにして、芝生にとって快適な空間を作るようにしてください。

第5章:芝の張り方の種類

それぞれの特長を押さえて芝張りを

 庭芝を作るときは、芝の張り方にも注意しましょう。芝の張り方にはいくつか種類がありますが、それぞれの特長を挙げると以下のようになります。

  • ベタ張り…
    隙間を作らないで芝を張る方法になります。その分、多くの芝生が必要になりますが、目地に雑草が発生したり、雨水によって目地目土が流出したりしないという利点があります。小さな面積に芝を張る場合は、この方法がオススメです。
  • 目地張り…
    一般的な芝の張り方です。それぞれの芝生の間に3~5cmくらいの目地(すき間)をあけます。目地が詰まるまで時間がかかり、春から初秋にかけて次第に密度が高くなるのが特長です。ほふく茎が伸びて新しい根が出る余裕があるのも、芝生の生育を助ける上で役立ちます。
  • 市松張り…
    芝を市松模様に張る方法です。芝の量が少なくて済みますが、完成までに時間がかかります。
  • 一条張り(筋張り)…
    粗放的に芝生管理を行うときに使われる張り方です。芝の量は少なくてすむものの、完成までに1年以上かかるのが難点です。
 ベタ張りや目地張りをするときは、目地が左右十時になる張り方はしないようにしましょう。目地に沿って、水とともに目土が流れやすくなるからです。また、一般的な庭に芝を張る場合は市松張りと一条張りはオススメできません。平張りか目地張りを選ぶようにしてください。

第6章:土づくりのポイント

土壌改良材を使うなどの工夫もして

 芝生は一度張ってしまうと、後から土壌改良することが難しくなります。土壌改良材などを利用して、芝を張る前に環境を整えておきましょう。

<土壌改良に適した土壌改良材は?>

 土壌改良材とは土の性能を改良する上で便利ですが、それぞれで特長が異なります。以下のポイントを押さえて、適したものを購入してください。
  • 腐葉土…
    広葉樹の落ち葉を発酵させたものです。通気性・保水性・排水性が良く、植物に必要な微量要素も含みます。微生物の活動を活発にしてくれるというメリットもあります。
  • バーク堆肥…
    樹皮に家畜糞尿などを加えて発酵させたものです。土壌を柔らかくしてくれるという利点があります。
  • ピートモス…
    湿地の水苔などが重なって、泥炭化したものです。通気性や保水性に優れており、酸性と中性の2種類があります。
  • バーミキュライト…
    薄い板が重なったような形状で、蛭石を高温処理したものになります。保水性や保肥性は良いものの、粘土質の土に混ぜると加湿気味になるので注意が必要です。
  • 木炭…
    木材を蒸し焼きにして炭化させたものです。多孔質なので、通気性・排水性・保水性に優れています。微生物の活動を活性化させ、土中の分解活動を促進させます。
  • 珪藻土燃成粒…
    珪藻土を高温で燃やした粒状の土壌改良材です。保水性や排水性の他、保肥性にも富んでいます。
  • パーライト…
    粉砕した原石を高温で焼いたもののことです。原石にはさまざまな種類があり、何を使っているかで特長が異なります。真珠岩パーライトは水分保持力が高く、黒曜石パーライトは排水性の改善にオススメです。松脂岩パーライトは真珠岩と黒曜石の中間の性質を持っています。

<土壌環境を整えましょう>

 張り芝を行う前に、土壌を整えておく必要があります。以下の手順を参考に、床土の準備をしましょう。
  1.    雑草や、地下茎を取り除きます。
  2.    レーキなどを使って土の表面を整えながら、小石やがらなどを除去しましょう。
  3.    必要な土壌改良材を撒き、レーキで均等にならしておきます。
  4.    スコップなどを使って改良材と土をまぜます。同時に、元肥を適量加えましょう。
  5.    レーキで再び土の表面を平らにして、集水桝に向かって勾配を作っておきます。
  6.    凹凸が目立たなくなったら完成です。
 改良した土は一部を取っておき、目土にするのもオススメです。

第7章:芝を張る

手順を押さえて作業を行いましょう

 土壌を整えたら、いよいよ張り芝を行います。以下の手順を参考にして、綺麗な庭芝を作りましょう。
  1.   芝苗を並べ、不要な部分は園芸用はさみで切り落とします。
  2.   全ての芝を張り終わったら、厚手のベニヤ板を敷き、その上から芝生を踏んでいきます。
  3.   ふるいを使って目土を入れます。
  4.   手ぼうきなどで目土の厚さが同じになるようにしていきます。
  5.   散水して目土を落ち着かせたら完了です。

第8章:斜面への芝生の張り方は?

目串を使うことをオススメします

 傾斜がきつい場所に芝生を張りたい場合は、目串という竹串を使います。傾斜から芝がずり落ちず、外観を美しく保てます。目串は芝生1枚につき2本使い、芝生が生育した後はたたき込んで地中に埋めるようにしてください。

第9章:芝生の手入れ

使う道具にも気をつけましょう

 定期的にお手入れすることで、綺麗な庭芝を保てます。以下のポイントに注意して、芝生を管理していきましょう。

<こまめに芝刈りを>

 芝刈りを頻繁に行うことで雑草を減らし、密に茂った芝生にすることが可能です。芝刈りは芝の生育期に行うことで芝がより育つようになるので、暖地型芝生は6~10月に、寒地型芝生なら4~6月、9~11月に芝刈りを行うようにしましょう。
 芝刈りは芝の種類によって月に何回行えば良いか頻度が変わります。1回の芝刈りで1.5~2cm、あるいは3~5cmくらいの高さになるように刈りましょう。他にも、芝刈りをするときは一方向のみではなく縦横に刈る、刈る前に水やりを控える、緑の濃いところに目土をプラスして凹凸を直してから刈るなどのポイントがあります。適切な芝刈り機を使って丁寧に作業を進めましょう。

<除草も忘れずに行いましょう>

 雑草があると芝生が育ちにくくなるため、定期的に除去する必要があります。雑草は広く根が張られると除去しにくくなるので、見つけたらこまめに抜き取るようにしてください。施肥前に除草を行うことも忘れないようにしましょう。
 もし、除草が追いつかないほど雑草の生育が早い場合は除草剤を使いましょう。除草剤には作用によって以下のように分類されます。
  • 発芽前土壌処理剤…
    雑草が発芽する前に除草剤を土壌に撒くことで、雑草が発芽したときに枯死する処理剤です。
  • 葉処理剤…
    接触型と吸収移行型があります。接触型は除草剤が接触した雑草のみ枯死しますが、吸収移行型は除草剤が接触、あるいは植物自体が吸収することで雑草が枯死します。

<水不足に気をつけましょう>

 植物は光合成を始めると水分をどんどん消耗します。水不足にならないためにも、こまめに水分を与えましょう。時間帯は早朝から10時頃を目安に水やりをすると、夏場の暑い時期でも水不足を防げます。また、回数は少なくてもかまいませんが、水をやるときはたっぷり与えるようにしてください。地面を濡らす程度にしか水やりを行わないと、地中深くまで伸びた根にまで水分が届きません。水不足は芝生にとって大きなストレスになるので、気をつけましょう。

<その他の注意点>

 芝生のお手入れでは、他にも注意して欲しい点があります。以下のポイントにも気をつけながら芝生が健全に生育できるようにサポートしましょう。

(伸びすぎた芝生を刈るときの注意点)

 芝刈りをするときに、葉だけでなく生育点のある茎まで刈ってしまうことがあります。これを軸刈りと言いますが、茎のみになった芝生は黄色くなり、地際まで光が差し込むようになり雑草も生えやすくなります。最悪、芝が枯死してしまうこともあるため、そうならないように伸びた芝生を刈るときは葉の部分が少しでも残るように刈り高を設定しましょう。芝生はよく見ると上部に緑の葉が、下部には茎だけしかないので、刈るときの目安が分かると思います。伸びたからといって一気に刈るのではなく、芝生のどのあたりまで刈れば良いかを確認してから丁寧に作業を行ってください。

(害虫・殺菌対策の注意点)

 芝生は丈夫な植物ですが、害虫などが発生すると弱ってしまうことがあります。芝生が健康的に生育できるように農薬を使うことがありますが、大きく分けて2通りのタイプがあります。
  • 防虫剤…
    虫やダニなどの予防や除去をするために使います。
  • 殺菌剤…
    カビや殺菌などの予防や除去をするために使います。
 どちらの農薬を使うかは芝生の状態によって変わります。さらに、農薬商品の特長はそれぞれで異なるので、ラベルなどで商品概要を見て適用病害虫の範囲や使用濃度などを確認しましょう。初めて購入する方や、どの農薬が適しているか分からない場合などは、ホームセンターの店員に聞いてください。適切なものを紹介してくれます。
 農薬を使うときは希釈濃度を守りましょう。希釈濃度はラベルに記載されているので、商品を購入したら必ず確認するようにしてください。使い終わったら、手洗い、うがいも忘れずに行い、農薬の原液はしっかりフタをして子供やペットの手が届かないところに保管しましょう。

(ベランダに庭芝を作るときの注意点)

 マンションに住む人がベランダに庭を作り、芝を張りたいと希望するケースがあります。ベランダに庭芝を作る場合は排水溝の位置の確認や、土壌層・排水層の準備、透水フィルターの用意などが必要になります。積載荷重、防水、排水の観点から通常の庭芝作りとは違う工程が含まれるので、専門業者に施工等を依頼するようにしましょう。また、マンションによっては契約上、庭芝作りが難しいケースもありますので、その点も気をつけてください。

まとめ

 庭に芝生を張るメリットは、外観を美しくできることです。緑豊かな環境の中で過ごすことで、心身ともに落ち着けます。芝にはさまざまな種類がありますが、お手入れをきちんとすることで健康的に生育します。適切な道具を使いながら、長期的に美しい庭芝を保ちましょう。

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