鋤簾とは? どのような場面で使われるの?

目次
1章 鋤簾とは
2章 鋤簾の使用目的
3章 鋤簾を選ぶときのポイント
4章 鋤簾と一緒に使って欲しい道具
まとめ

 みなさんは鋤簾(じょれん)が何かご存じですか? 「名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどのような場面で使われるか知らない」という人もいるはず。そうした人に向けて、ここでは鋤簾がどのようなときに使われるのかをご紹介します。

1章 鋤簾とは

 鋤簾(じょれん)とは、土砂やごみなどをかき寄せるために使われる道具です。一般的な形は鍬に似ているため、「和製スコップ」と表現されることもあります。

■鋤簾の種類
 土や泥をすくい上げやすいように水抜き穴がついているタイプや、サビにくいステンレスでできているタイプなど、ホームセンターなどではさまざまな種類の鋤簾が販売されています。柄の長さや重量もそれぞれで異なるため、一つひとつ手に取って使い心地を確かめることが、鋤簾選びを成功させるポイントになります。

2章 鋤簾の使用目的

 土砂やごみなどを集めるときに便利な鋤簾ですが、具体的にどのようなシーンで使われているのでしょうか?

■家庭菜園や農作業時の耕作・除草
 トマト、じゃがいも、ナスなど、自宅の庭や畑を有効活用することで、さまざまな野菜を育てることができます。しかし、肥料を使っていない庭にそのまま種を植えてしまうと、しっかり植物が育たず、思ったように家庭菜園が進みません。そんなときに行って欲しいのが、庭や畑の土と肥料を混ぜて行う土作り(耕作)です。野菜や果物を育てる場合は土作り(耕作)がきちんとできているかが大切なポイントですが、素手で土を混ぜるよりも鋤簾を使った方が効率良く作業ができます。同時に、鋤簾を使えば除草作業や小石の除去もできるので、1つの道具でさまざまなメリットを感じられます。

■水路掃除
 鋤簾は家庭菜園の他、水路掃除に使われることもあります。水路に堆積した泥をそのまま放置してしまうと水の流れを滞らせ、最悪、台風や大雨のときに雨水がきちんと流れなくなってしまいます。その結果、道路が冠水してしまうと、交通網に大きな影響を与えてしまうことがあります。そうした被害を防ぐために必要となるのが、定期的な水路掃除です。鋤簾はその作業に使われることが多いため、市場には水路掃除に適したさまざまなタイプが出ています。もし、これから水路掃除をしようと思っている人は、作業をスムーズに進めるためにも、鋤簾を探してみることをオススメします。

■潮干狩り
 海岸で潮干狩りをするとき、みなさんは何を使いますか? スコップやシャベルを使って貝を探す人は多いと思いますが、鋤簾を使うことでも潮干狩りを楽しめます。鋤簾は、スコップやシャベルよりも土をさらう範囲が広いため、一かきするだけでたくさんの貝を見つけることが可能です。ただし、場所によっては鋤簾の使用が禁止されているところもあります。事前に鋤簾が使えるか調べておき、余計なトラブルを防ぐようにしてください。

3章 鋤簾を選ぶときのポイント

 鋤簾がさまざまな用途に使えることがお分かりいただけましたか? では、実際に鋤簾を選ぶときはどのような点に注意して選べば良いのでしょうか?

■どの用途に適したタイプかを確認する
 ホームセンターなどに置いてある鋤簾は、一種類だけではありません。刃先が除草に適しているタイプや、複数の作業を兼用できるタイプなど、そのバリエーションはさまざまです。ですので、鋤簾を購入する際は、それぞれがどのようなシーンで使用できるのかを確認し、それから購入することをオススメします。もし、どれを買えば良いか分からない場合は、ホームセンターなどでスタッフに訪ねてみてください。

■全長や重さにも注目して
 鋤簾を選ぶときは、どのような用途に適しているかを確認するだけではなく、柄の長さや重さにも注目することをオススメします。理由は、ご自身の体格に合った鋤簾を選ぶことで、作業がよりスムーズに進むからです。購入ミスを防ぐためにも、まずは購入前に鋤簾を手に取って使い心地を確認するようにしてください。

4章 鋤簾と一緒に使って欲しい道具

 鋤簾1つでさまざまな作業に使えますが、他の道具と組み合わせて使うとより作業効率を上げられます。では、どのような道具を一緒に使えば良いのでしょうか? ここでは、それぞれのシーンで使って欲しい鋤簾以外の道具をご紹介します。
■家庭菜園や農作業の耕作・除草

 家庭菜園や農作業を開始するときにまず揃えて欲しい道具・農具が、じょうろとスコップです。じょうろは水がシャワー状に出る「はす口」がついているタイプだと、水やりの際に土がえぐれる心配がありません。また、スコップは先端が尖っているタイプだと少しの力で土を深く掘れるので、女性にはこのタイプがオススメです。
他に用意して欲しいものとしては、育った野菜を採取するための剪定ばさみ、苗の植えつけなどに使用する移植ごて、つる性の植物を育てるときに役立つ支柱などが挙げられます。一度に全て揃える予算がない場合は、必要に応じて道具を買うようにしてみましょう。

■水路掃除

 水路掃除において、鋤簾を使って集めた泥などは、1ヶ所にまとめた後に廃棄する必要があります。そのとき、使って欲しいのが土のう袋です。土のう袋とは、土や砂などを詰め込むための袋ですが、ポリエチレンでできたタイプは耐久性に優れているため、重い堆積物を入れても簡単に破けることがありません。他に揃えて欲しい道具としては、コンクリート製のフタを持ち上げるときのためにバールが挙げられます。用意しておけば、側溝のフタをスムーズに開けられるのでオススメです。安全靴、清掃用の作業着も、必要ならば一緒に揃えておきましょう。

■潮干狩り

 家族で潮干狩りに行く場合、鋤簾だと大きすぎて子供にはうまく扱えないことがあります。そこでオススメしたいのが、小型タイプの熊手です。このタイプは軽いため、子供でもラクにシジミやアサリなどの貝を穫ることが可能です。他に用意して欲しいものとしては、サンダルのような濡れても使える靴や、貝を入れるための網、クーラーボックスなどが挙げられます。もし、足りない道具がある場合は、潮干狩りに行く前にホームセンターなどで探してみることをオススメします。

まとめ

 鋤簾はごみをかき集めたり、水路の泥上げをしたりするときに使われる道具です。家庭菜園や農作業、雑草対策、水路掃除、潮干狩りといったさまざまな用途で使えるので、気になった方は探してみましょう。

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