芝生はほったらかしにしておくと、芝がはげたり、雑草だらけになったりしてしまいます。カーペットのようにきれいな芝がびっしりと生えそろった状態を維持するためには、日頃の手入れが大切です。家庭向けとしてもっともポピュラーな品種である高麗芝は、とても管理がらくで育てやすい品種です。基本がわかっていれば、とくべつに難しい作業はありません。なによりもシーズンを通して続けられるように、日々の庭の手入れに加えてください。

高麗芝の特徴

高麗芝は「夏芝」「暖地型芝」と呼ばれる種類に入り、暑さに強い日本芝の一種です。高温多湿な日本の気候に適し、関東以西の温暖な地域で芝生用としてもっともよく使われています。気温25~30度でよく生育し、10度以下になると生育が止まります。日本では春から秋にかけてが成長時期となり、夏には旺盛に育ちます。冬の休眠期は茶色く枯れますが、春から夏にかけて出る新芽によってしだいに緑が濃くなっていくなど、季節を感じられる芝といえます。日本の環境で管理しやすい芝なので、基本的なことを守って日ごろの手入れを続ければ、きれいな芝生をキープすることができます。

基本的な手入れ方法

手入れの内容や頻度は季節によって異なります。生育旺盛な夏場は少し大変ですが、道具や薬剤を上手に使って省エネ化することもできます。

●水やり

高麗芝はあるていど乾燥に耐えるので、夏以外は基本的に水やりは不要です。晴れが続いて土の乾燥が続いたときにだけ与えれば十分です。葉が巻いて細くなるのが水分不足の兆候なので、気がついたらすぐに水やりしてください。7~9月は、3日に1度を目安に水やりをします。与えるときは地面に染み込むようにたっぷりと散水します。

●芝刈り

西洋芝に比べると伸びが遅い高麗芝ですが、長く伸びたままの状態は、通気性が悪化して病害虫を発生させる原因にもなります。芝の高さは2~4cmを目安にし、伸ばしすぎないように小まめに芝刈りをし、元気な芝生に育てましょう。春や秋は月1回ていど、成長が早い7~8月はできれば週1回のペースで刈り込みをします。

・芝刈りの注意点

長く伸びすぎた芝を一気に短く刈ると、根元が露出して茶色い芝生になってしまします。成長点を切ってしまい、弱らせる可能性も高くなります。5cm以上に伸びた場合は、1回の刈り込み量は上から1/3ていどの長さにし、少しずつ短くします。

・芝刈りの道具

広い庭では、手押し式や自走式の芝刈り機を使うと、効率よく短時間で作業できます。石や花壇の際など芝刈り機が作業できない場所は、電動バリカンや芝刈バサミで刈り込みます。

●施肥

肥料は春から秋にかけて与えます。与えすぎは肥料焼けや伸びすぎにつながり、逆効果です。適量を全面にまんべんなくまくようにします。

●雑草とり

雑草はできるだけ手で抜くようにします。根を張ると抜きにくくなるので、小さいうちにこまめに抜くようにします。除草剤を使う場合は、必ず芝生に対して効果がない専用タイプを選んでください。使用方法をよく読み、使いすぎないように注意しましょう。

●エアレーション

人がよく歩く場所や子供が遊ぶ場所は、踏みしめられて土が固くなります。ローンカッターやローンスパイクという器具を使って地面に穴をあけ、土をほぐして通気と水はけを改善します。できた穴には芝生用の目土を入れておきます。

まとめ

高麗芝は生育もよく丈夫です。ただ、手入れを怠れば芝生は草むらのようになり、憧れたきれいな芝生はのぞめません。ほかの植物と同じように観察しながら定期的な手入れを心がけ、芝生のある暮らしを楽しんでください。

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