掛け時計DIY
 オシャレなインテリアとして、また時刻を知るための実用品としてお部屋に欠かせないアイテムが掛け時計です。掛け時計は日々の暮らしの中で常に目にするものですから正確さという機能性の高さだけでなく見た目やデザインも大切です。
 せっかくお部屋のインテリアに凝っていても、掛け時計が事務的なものでは全体の雰囲気にマッチしません。できればこだわりを持って選びたいものですね。
 しかし、いざ自分のイメージに合った掛け時計を探してみると、なかなかぴったりなものは見つからないものです。それならばいっそDIYで自分だけの掛け時計を作ってみるというのはいかがでしょう。時計の心臓部であるムーブメントは市販のキットを使えば難しいことはありませんし、作業の手順も少ないのでDIY初心者の方にもおススメです。是非チャレンジしてみてください。

目次
1章:フレームを加工する
2章:ムーブメントの組みつけ
3章:文字盤の作製と時間の調整
4章:掛け時計の置き場所
5章:材料はどこでそろえればいい

1章:フレームを加工する

時計の骨格となるフレームを作る

 まずは掛け時計の骨格となるフレームと作ります。今回は風合いのある木材を使用したナチュラルなイメージの掛け時計にしてみます。材料はこちらです。

●材料

フレーム用の長さ400mm×幅100mm×厚さ10mmの杉板を4枚
フレーム連結用の長さ380mm×幅40mm×厚さ15mmの桧板を2枚
掛け時計用クォーツムーブメントを1つ
ヒートン(吊り金具)を一つ
他に好みの文字盤を描くための切り文字やステンシルなど
材料
 こちらの材料を使用して、掛け時計の骨格となるフレームを作っていきます。今回は杉板を使用していますが、サイズさえ合っていればどのような板を使ってもかまいません。カラフルにしたい場合はあらかじめ塗料などでペイントしておきましょう。組み立ての作業手順は以下です。
杉板を並べる

①杉板を並べる

用意した長さ400mm×幅100mmの杉板4枚を並べて正方形の形を作ります。今回は古材風の着色された杉板を使っているので木目などをよく見てバランス良く並べます。これが時計のフレームとなります。
マスキングテープで仮固定

②マスキングテープで仮固定する

並べた杉板がずれないようにマスキングテープを使って仮固定します。
杉板連結用の補強材を取り付ける

③杉板連結用の補強材を取り付ける

フレームの裏側となる面から、補強用のヒノキ板を、端から10mmほど離して取り付けます。木工用接着剤で張り付けたあとにしっかりとビスを使って固定していきます。ビスは杉板一枚に対して2本ずつ打ち込みました。これでフレームの杉板はしっかり連結されました。
フレームのセンターに印

④フレームのセンターに印をつける

フレームのセンターの位置に穴を開けます。フレームは400mm×400mmの正方形なので4つの辺から200mmの位置がセンターになります。ここに印をつけます。
電動ドリルで10mmの穴

⑤電動ドリルで10mmの穴をあける

印をつけたセンターの位置に電動ドリルを使って10mmの穴を開けます。作業台に穴を開けないように杉板の下には当て木を置くのを忘れないでください。この穴がムーブメントのシャフトが通る穴になります。
 板同士がしっかりと連結されているか、穴かがちゃんと貫通しているか確認してください。これでフレームの作製はいったん終了です。

2章:ムーブメントの組みつけ

文字盤の配置確認のため先に組みつける

 フレームができたら次にクォーツムーブメントを組みつけます。先に文字盤を作ってもいいのですが、長針、短針の位置などを確認してから適切な位置に文字を配置したほうが確実なので、先にムーブメントを組みつけています。
ムーブメント

①ムーブメントを用意する

穴をささくれなどがないか確認します。ある場合はヤスリなどで取り除いておきます。次に時計のムーブメントを用意します。ムーブメントのシャフトの根元にずれ止めのゴム製ワッシャーを通します。
フレームにシャフトを通す

②フレームにシャフトを通す

ワッシャーがずれないように気をつけながら、フレームの裏側からシャフトを穴に通します。
ナットでムーブメントを固定

③ナットでムーブメントを固定する

シャフトが通ったら表側からナットを使って、ムーブメントが動かないように固定します。今回使用したムーブメントの固定ナットには縁に溝があり、ここにマイナスドライバーを差し込み回転させることでナットが締まります。もし使用したムーブメントのナットが六角ナットならスパナやレンチなどで締めましょう。針がスムーズに回転できるように、強く締めすぎないように気をつけてください。
これでムーブメントの組みつけができました。続いて文字盤を描きます。

3章:文字盤の作製と時間の調整

最初にゼロ位置に合わせるのがポイント

 次に文字盤を描きます。文字盤は数字の位置がずれてしまうと時計として機能を果たせませんので正確に配置することが大切です。そのため、正しい配置が分かるようなテンプレートを用意しておくことをオススメします。
 テンプレートとは円に12等分する線を描いたものです。コンパスと分度器で手書きしてもいいですが、パソコンなどを使えば簡単に作れるでしょう。
 デザイン的に数字をいらないという場合はこういったものは不要です。
 ここでは木製の切り文字を使用するパターンと、ステンシルシートを使った例を紹介します。数字のパーツはお好みの物を使用してかまいません。目印になればアクセサリーや小物のようなもの、または手書でもよいでしょう。
テンプレート

①テンプレートを用意する

円に12等分する線を描いたものです。長針の長さをもとに、文字盤のおおよその大きさで作っておきましょう。真ん中にはムーブメントのシャフトが通る穴を開けておきます。
数字のパーツ

②数字のパーツを用意する

ここでは木製の切り文字を使用します。12、3、6、9の文字を使いました。

③切り文字を木工用接着材で固定する

文字盤となる面にテンプレートを置いたら、最初に12の位置を決め、それを基準に各数字を貼り付けていきます。固定には木工用ボンドを使用しました。
木工用ボンド
文字盤となる面にテンプレート

④針を取り付ける

接着剤が乾き、切り文字が固定できたら長針と短針を取り付けます。針はムーブメントに差し込むだけです。先に短針を取り付け、その上から長針を取り付けセンターのピンで固定します。あとで時刻の設定をするので、取り付けの際は針の位置は特に注意しなくてもかまいません。
針を取り付け
センターのピンで固定
ゼロ位置

⑤ゼロ位置を合わせる

ムーブメントに電池を入れてから時間を合わせます。まずは12時の位置に短針と長針を合わせます。これでゼロ位置の設定ができました。

⑥時間を合わせる

正確な腕時計やスマホなどの時計を参考にしながら、短針には触れず、長針を回転させて時刻を合わせます。これで完成です。
時計
時計
ステンシル

⑦ステンシルを使って文字盤を描く

切り文字ではなくステンシルシートで文字盤を描く方法もご紹介します。ステンシルシートは市販のものを使ってもいいですし、クリアファイルとカッターなどでオリジナルのものを作ってもいいでしょう。
文字盤に数字

⑧テンプレートを置き数字の位置を確認

切り文字の時と同じようにまずは文字盤にテンプレートを置きます。ずれないようにマスキングテープなどでとめておきしょう。数字の位置を確認したらステンシルを置き、その上から塗料を乗せていきます。スポンジに塗料を取りポンポンと置いていくような要領で進めていくといいでしょう。
文字盤完成

⑨文字盤が完成

順に数字を描いてきます。塗料がにじまないように乾いたことを確認してから次の数字に取り掛かりましょう。全ての数字を描けたら完成です。あとは針を取り付けて時刻を合わせたらお好みで装飾を施してもいいでしょう。

4章:掛け時計の置き場所

自然に目に入るのは目線の高さ

 掛け時計ですので壁に掛けられるように最後にヒートン(吊り金具)を取り付けます。メジャーや定規などを使って正確に天面の真ん中にヒートンを取り付けてください。少しでもずれていると吊り下げた時に傾いてしまいます。注意してください。
ヒートン取り付け
 完成した掛け時計の置き場所ですが、目線の高さに配置すると良いといわれています。こうすることで自然と時計が目に入るからです。また、それよりも少し高く窓の上などに配置してもかまいません。高い位置にあれば、部屋のどの位置にいても時間が確認できるので、リビングなど家族が集まる部屋の場合はおススメです。
 壁に丁度良いスペースがない場合は棚や、デスクの上に立てかけてもいいでしょう。その場合あまり大きなサイズだとじゃまになるのであらかじめ少し小さめに作っておくといいでしょう。

5章:材料はどこでそろえればいい

ムーブメントはホームセンターで購入できる

 DIYによる掛け時計の作製は、ムーブメントさえあればあとは好みのフレームに取り付けるだけ簡単に作れます。フレームや文字盤は木材だけでなく、金属板やアクリル板などを使ってもかまいませんし、額やお皿などの食器、流木や廃材などをリメイクしてもいいでしょう。
 肝心のムーブメントはホームセンターなどで手に入れることが可能です。また通販などでも簡単に入手できます。種類によって針の形などに違いもあるので作りたい時計のデザインを踏まえて選ぶといいでしょう。
 また、今回使用したものは2針タイプですが、秒針のある3針タイプもあるので、こちらも好みで選んで下さい。

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