ステンシルでおしゃれなロゴをアレンジ!
布や木製の素材にきれいにDIYするコツ

目次
1章:ステンシルとは?
2章:ステンシルができる素材
3章:ステンシルシートはどこで売っている?
4章:基本的なステンシルシートの作り方
5章:ステンシルを使った簡単DIYのアイディア
6章:ステンシルの塗料の塗り方と注意点
まとめ

 ステンシルという言葉を聞いたことがありますか? DIYで作品を作ったときなど、仕上げにステンシルをすることで、他のものとは一味違うオリジナリティ溢れるアイテムに変身させることができるペイントの手法です。
 作品だけでなく、部屋の雰囲気を変えたいときや既製品をリメイクしたいときなど、家具や小物にイラストやロゴなどをプリントしてみるのはいかがでしょうか?
 今回はDIYで簡単にワンポイントペイントができる「ステンシル」という手法をご紹介します。ワンポイント入れるだけでぐっとおしゃれに変身するステンシル。ステンシルシートの作り方やステンシルのアレンジ例など、ぜひ参考にしてみてください。

1章:ステンシルとは?

 ステンシルとは、ステンシルシートと呼ばれる、文字や模様を切り抜いた型紙を使って色を塗り、布や木などに転写する方法のことです。型紙を使うので、絵やデザイン文字を描くのが苦手な人でもおしゃれな文字を入れることできます。

 ステンシルシートの文字や模様は、切り抜いた部分が型紙から外れてしまわないように、完全に閉じないようになっています。この部分がないと、塗りつぶしになってしまい、文字や模様の形がわからなくなってしまいます。この特長をもつデザイン文字はステンシル体と呼ばれます。
ステンシル体
 道路標識や消火栓などのマークにも使われているので、見たことがあることもあるでしょう。軍服風のミニタリーファッションや雑貨などにも、ステンシルが施されています。タレントさんがDIYステンシルを紹介したことで、ミニタリー好きの人の間にステンシルが広まりました。

 ステンシルは型紙を使うので、同じものをたくさん作るときにとても便利です。大きい模様や長い模様なども、型紙をずらしながら塗料を乗せていくことで簡単に作ることができます。お店のロゴやお揃いのTシャツなど同じものを何個も作るときは、プラスチックなど繰り返し使える素材の型紙を使うと、保存もできて便利です。

 
 ステンシルという技法は、原始時代の洞窟壁画に使われている繰り返しの紋様装飾にも使われており、ローマ時代の遺物にも同様のステンシル技法がみられます。ステンシル技法は、16世紀からヨーロッパに広がりはじめ、18世紀になって壁紙のプリント技術としてフランスで使用されるようになりました。
 日本古来の染物にも、型紙を用いた江戸小紋・紅型染めなどがあります。
 江戸小紋は、江戸時代に大名が着用した裃に模様をつけたのがはじまりで、その後庶民に広まっていきました。模様をつけるための型紙は伊勢で作られていたため、伊勢型紙(いせかたがみ)と呼ばれ、昭和58年に伝統工芸品の指定を受けました。
 紅型染めは、沖縄を代表する伝統工芸で、カラフルで大胆な色合いが個性的な染物です。型紙の彫った部分に糊を置いて色をつけ、乾燥させて糊を取ると、糊のついていた部分だけが白く残る手法です。

2章:ステンシルができる素材

 ステンシルは、木材、布や紙をはじめ、金属やプラスチック、コンクリートやガラスなどにも施すことができます。塗料がつきにくい金属、プラスチック、ガラスなどにはプライマーを塗って下地を整えてからステンシルをします。

 冷蔵庫や洗濯機などの家電、壁紙にも施すことができるので、インテリアの模様替えとしても使うことができます。部屋や家電などに直接ステンシルを施したくないという場合は、ステンシル文字やイラスト風のシールもあるので活用してみましょう。

3章:ステンシルシートはどこで売っている?

 ステンシルシートは、ホームセンターの塗料売り場やクラフトショップ、100円ショップなどで購入できます。
 ただし、文字やイラストの種類が揃っているところは多くないので、おしゃれな文字や個性的なイラストなどはインターネット通販などで探してみるのも良いでしょう。
 人気の作家やクリエイターがデザインしたものや、文字列をオリジナルで作ってくれるショップなどもあります。通販を利用する際は文字やイラストのサイズを確認してから購入しましょう。

 ステンシルシートの素材は、紙やプラスチックが一般的ですが、何度も使える金属のプレートタイプなどもあります。押すだけで簡単にステンシル体が描けるスタンプや、シールタイプのものもあります。

4章:基本的なステンシルシートの作り方

 気に入ったステンシルシートが見つからないときは、DIYでステンシルシートを作ってみましょう。特別な材料を揃える必要もなく、手順も簡単です。
 今回はクリアファイルやマスキングテープを使った作り方をご紹介します。

クリアファイルを使ったステンシルシートの作り方

・クリアファイル
・デザインカッター
・カッターマット
・カッター定規
・スティックのり
・好みのデザイン文字やイラスト
手順1.
好きなデザインの文字やイラストを用意し、モノクロコピーまたはプリントしておきます。原寸大にでき上がりますので、縮小・拡大は適宜行っておきましょう。

文字やイラストを選んでシートを作るとき、注意しなければいけない点があります。6、8、9、0、A、B、D、O、P、Q、R、あ、お、す、な、ぬ、ね、の、ゆ、よ、などの文字は、線で囲まれた部分を切り抜いてしまうと、シートから切り離されてしまうので、そのままステンシルをすると塗りつぶしになってしまいます。(写真1)「A」の外側の線をカッターで切り抜くと、このような形に切り抜かれてしまい、塗りつぶされたようになってしまいます。これを防ぐために、線で囲まれた部分はシートとつながっていなくてはいけません。
写真1
 そこで、シートと中抜けの部分につなぎを入れておく必要があります。
 これが1章でご紹介した「ステンシル体」です。
つなぎが入ったステンシル体
つなぎがなくても作れる文字もありますが、デザインでつなぎを入れることもあります。(CやN)

最初のうちは、ステンシル体をインターネットなどから探して選ぶと良いでしょう。慣れてきたら、普通の文字につなぎの部分を入れて作ってみましょう。どこにつなぎを入れるかによって、イラストや文字のイメージが変わってくるので、いろいろと試してみましょう。
手順2.
プリントした文字やイラストの黒い部分に、スティックのりを塗ります。
手順3.
クリアファイルの袋状になっている方に寄せて挟みます。角を合わせておくと、切り抜く際にずれません。のりが乾くまでしばらく待ちます。
手順4.
文字やイラストの黒い部分を切り抜いていきます。
カーブの部分はカッターではなく、シートを動かしながら切るとやりやすいです。
手順5.
全部切り抜いたら、プリント用紙を外して完成です。

マスキングテープを利用したステンシルシートの作り方

・マスキングテープ(カッティングシートでも可)
・デザインカッター
・カッターマット
・カッター定規
・カーボン紙
・好みのデザイン文字やイラスト
手順2
クリアファイルにマスキングテープを貼り、カーボン紙と好みのデザイン文字やイラストの紙を乗せ、動かないように別のマスキングテープで仮止めします。
ボールペンなどで上からなぞり、マスキングテープに図案を写します。間違えないように切り抜く部分を塗りつぶしておきましょう。
カッティングシートを使うときは、裏紙を剥がさずに図案を写します。クリアファイルを使う必要はありません。
手順1
クリアファイルにマスキングテープを貼り、カーボン紙と好みのデザイン文字やイラストの紙を乗せ、動かないように別のマスキングテープで仮止めします。
ボールペンなどで上からなぞり、マスキングテープに図案を写します。間違えないように切り抜く部分を塗りつぶしておきましょう。
カッティングシートを使うときは、裏紙を剥がさずに図案を写します。クリアファイルを使う必要はありません。
手順2
塗りつぶした部分をデザインカッターで切り抜きます。
カーブの部分は、クリアファイルごと回すようにすると切り抜きやすいです。
手順3
 マスキングテープを慎重にクリアファイルから剥がします。カッティングシートは裏紙を剥がします。細かい部分が切れやすいので注意しましょう。
 マスキングテープは使い捨てですが、カッティングシートで作ったシートはクリアファイルなどに貼っておけば、数回使えます。

 その他、カッティングマシンなどを利用してステンシルシートを作ることもできます。カッティングマシンは少々高価ですが、比較的手に入れやすい家庭用カッティングマシンもあります。

 パソコンに直接繋ぎ、専用のソフトで操作できるので、簡単にお気に入りのステンシルシートをデザインすることができます。カッティングマシンには、ステンシルシートだけでなく、カッティングシートやアイロン転写シート、布や厚紙が切れるものもあり、それぞれに特長があります。
 
 購入する際は、用途に合ったものを選ぶようにしましょう。

5章:ステンシルを使った簡単DIYのアイディア

木箱をペイントしてステンシルをしてみましょう。2つ組み合わせて蝶番をつけて繋ぎ、取っ手をつければ、オリジナル木製トランクの完成です。
ムーブメントを使ってDIYしたおうち型の時計は、文字盤をステンシルで仕上げています。
ハンカチやお揃いのTシャツなど、同じものを何枚も作るときにもステンシルは便利です。
植木鉢や収納ボックスなどのガーデニンググッズには、ステンシルの雰囲気がよく合います。

階段の蹴りこみ板や壁紙、家電など、直接塗料を塗りたくないところにはステンシル体のシールを使うと、剥がしても跡が残りません。

6章:ステンシルの塗料の塗り方と注意点

 ステンシルには、水性塗料やアクリル絵の具を使うのが一般的です。布や革などは専用の染色塗料を使います。塗料は水で薄めず、そのまま使います。粘度の高い方が滲みが少なくきれいに仕上がります。

 スプレー塗料でもステンシルは可能ですが、塗料が飛びやすいので、室内スプレーするときには養生を広範囲にしなくてはいけなくなります。雑貨などに小さなステンシルをする程度でしたら、スポンジやローラーを使うのがオススメです。
 ステンシルをする際は専用の筆やスポンジを使います。筆は柔らかいものより、短くて硬いものが向いています。スポンジはキメの細かいメラミンスポンジや化粧スポンジなどがオススメです。

 スポンジはそのまま使っても良いのですが、割り箸の先に丸めて輪ゴムで留めると、手を汚すこともなく使いやすいです。
 布にステンシルをするときは、洗濯できる布用の塗料を使います。
 Tシャツやハンカチなどの薄手のものは、裏側に染みないようにダンボールなどを挟むと良いでしょう。
 薄手の布は動きやすくステンシルシートがずれやすいので、粘着タイプのステンシルシートを使うとずれにくくなります。ステンシルシートの裏に、貼って剥がせるスプレーのりをスプレーしておいても良いでしょう。
 布用の塗料は仕上げにアイロンをかけることで塗料が定着します。アイロンの温度など、使用する塗料の取扱説明書を読んで仕上げましょう。

 濃い色の下地に薄い色のステンシルをする場合、そのまま塗料を乗せてしまうと下地の色が透けてしまうことがあります。濃い色の上にステンシルをする場合は、一度白の塗料を乗せてから薄い色の塗料を乗せると、下地の色が透けずきれいに発色します。白の上に塗料を乗せるときは、シートがずれてしまわないように固定して、白の塗料が完全に乾いてから別の色の塗料を乗せるようにしましょう。
 
 道具が揃ったら、市販のステンシルシートやDIYで作ったステンシルシートを使って、ステンシルをしてみましょう。
【使用するもの】
ステンシルをしたいもの(今回は木製プレートとハンカチ)、ステンシルシート、水性塗料やアクリル絵の具または布用塗料、マスキングテープ、貼って剥がせるスプレーのり、スポンジなど
市販のステンシルシートを使います。今回は一文字ずつバラバラになるタイプのステンシルシートを使いますが、WELCOMEなどの単語になっているシートタイプのものも便利です。
ステンシルシートを好みの文字列に配置し、ずれないようにマスキングテープを貼ります。
 誤ってシートの外に塗料がついてしまわないように、シートの四方をぐるっとマスキングしておくと良いでしょう。

 シートとシートの隙間もマスキングしておくと安心です。
 ステンシルシートが滑りやすいときや下地が動きやすいものは、ステンシルシートの裏面に貼って剥がせるスプレーのりを薄くスプレーしておくとずれにくくなります。
手順2

 スポンジに少量の塗料をつけ、一度いらない紙などの上でぽんぽんと叩いて余分な塗料を取っておきます。

 スポンジに塗料をつけすぎないことが、きれいにステンシルをするコツです。
 スポンジをトントンと叩いてつけたときに、擦れるくらいの量を目安にします。

 薄くつけたスポンジで、何回も重ねるように塗っていくのがポイントです。
下地が透けるくらいで充分です。しっかりと色づけしたければ、この作業を繰り返して重ね塗りします。
スポンジにつけた塗料が多いと、シートの隙間から塗料が入り込んで、滲んでしまうので、注意しましょう。
手順3
 マスキングテープの一部を剥がし、塗り残しがないか確認しましょう。

 マスキングテープを全部剥がしてしまうと、重ねて塗りたいときにシートがずれてしまいます。
手順4
塗り残しがなくなったら、シートを剥がして完成です。
まとめ
 
 いかがでしたか? ステンシルは、難しい工程や特別な道具が必要なく、初心者でもどこでも簡単にできるペイント技法です。ちょっとしたアイディアで、いつものインテリアや雑貨がステキなアイテムに変身します。ステンシルでオリジナリティ溢れるリメイクに挑戦してみましょう。

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