色を塗るだけ！簡単シンプルなおもちゃ箱

　我が家はメゾネット式(22階建て)のマンションに住んでいますが、1１階にリビングルームとキッチン、2２階には寝室や子供部屋、という間取りになっています。

　子供が産まれて現在2歳になり、大きくなるにつれて身の回りの物、おもちゃや絵本など、どんどん物が増えていきました。子供部屋は2階にありますが、子供はまだ小さいので1人で階段を上り下りしたり、2階で1人で過ごすことができず、たいていは1階にあるリビングルームで遊んだりお昼寝をしたりする時間がほとんどです。

　そのため、元々はシンプルだったリビングも、物が増え棚を増設し、さらに子供のおもちゃでどんどんカラフルになっていき、まるで子供部屋のように変化してしまいました。

　家の中はできるだけシンプルに保ちたいのですが、子供が小さいうちはリビングルームで過ごす事を避けられないため、なんとかしてごちゃごちゃしている箇所を隠したり、おもちゃをそのまま置くのでは無く、おもちゃ入れに片付けて見えないように工夫していました。

　それでも大きな物は隠しきれず、ずっと気になっていたものがありました。

　それは、友人からお古で貰ったおもちゃ箱でした。自分で購入するものは基本的には白やシンプルな色で統一しますが、子供ができてからはママ友や親戚から、お古をいただく機会も増え大変助かりましたが、結果、部屋には好みでないものも置かれています。

　こちらは青色がメインで、そこに赤も含まれ、とにかく部屋の中でとても大きな存在感を出し、そのおもちゃ箱は幅80㎝ほどある大きな木の箱の為、隠しようがありませんでした。

　そこで、なんとかそのおもちゃ箱を引き続き活用したく、色を塗り替える決断をしました。

〈元の画像〉

　まずはペンキを買いにホームセンターへ足を運びました。ペンキと一言で言っても驚くほどの種類があります。以前に自宅のリノベーションをした際にペンキ塗りは経験しており、その経験をもとに今回の素材に合う種類を探しました。

　木材用、金属用、プラスチック用…など沢山の種類がある中、今回の素材、木材用を選びました。次に選ぶ基準は、子供の使うものであるということです。ペンキの中には有害な成分も含まれており、小さな子供が口に入れたりする可能性があるものには注意を払う必要があります。そこで店員さんに相談し、子供にも安全なペンキを選んでもらいました。普通のものに比べると少し割高ですが子供の健康には代えられません。

　あとは、色選びです。白やベージュ、グレー系をメインに探し、1色の中でも光沢あり、マット、クリームなど種類が沢山ある中、白に近い明るいグレーに決めました。

　ペンキを塗るローラーを買って、自宅へ戻り早速作業開始です！形の単純な箱なので、解体することなく、そのままガンガン塗り進めました。

　下地が濃い青と赤なので、重ね塗りが必要になります。焦って一気にたっぷりペンキを塗ってしまうと渇きが悪くなったり、ひび割やペンキよれの原因になるため、できるだけ薄く塗っていきます。
色むらができないように、一度塗った場所は完全に乾くまで、重ね塗りは我慢です。

　結果、3度塗りをすることによって、綺麗な色に仕上がりました。途中乾かしたりする間、ペンキは必ずふたをし、使用していたローラーはラップやビニール袋で密封し乾かないようにする必要があります。

　色を塗った後、完全に乾くのを待って、家にあったステッカーを貼りました。

　派手で好みでなかったおもちゃ箱は、色を塗ることによってとってもシンプルで、女の子らしいデザインに早変わりし、とても満足しています。
　
　今回は自宅にあったおもちゃ箱を利用しましたが、DIYはものを新しく作るだけでなく、自宅にあるものを少しリメイクするだけでも十分だと思います。棚や机、小物などのインテリアの色を変えるだけで、大きなイメージチェンジも期待できますし、今回、ペンキが沢山余っているので、これを利用して家の中の気になる個所や、子供のおもちゃをリメイクしてみるつもりです。

（以下完成写真）