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調味料入れの選び方と簡単なお手入れ方法
調味料入れの選び方と簡単なお手入れ方法
目次
第1章:おしゃれな調味料入れでキッチンを明るく
第2章:調味料入れの選び方
第3章:液体・固形別で調味料入れを選ぶ
第4章:調味料入れの素材もぴったりのものを選ぶ
第5章:ごちゃごちゃしない調味料入れの収納方法
第6章:調味料ごとにラベルをつけるとわかりやすい
第7章:調味料入れのお手入れ方法
第8章:調味料の種類について
まとめ
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塩、醤油、砂糖など、日本にはたくさんの調味料が溢れています。日常的に使われているものからプロの料理人が使用するものまで、その種類は多様です。そうした調味料の保管に一役買ってくれるのが調味料入れです。ここでは、購入時のポイントについてご紹介します。
第1章:おしゃれな調味料入れでキッチンを明るく
キッチンに彩りを加える調味料入れ
甘さや辛さを加えるなど、調味料は私たちの食事を豊かにする上で欠かせません。袋やボトルの中に入っているものを専用容器に移し替えることで、キッチンをおしゃれにすることもできます。スペースを取らない調味料入れを使うことでキッチンのスリム化をはかれる他、空いたスペースに別のものを置くことで、場所をさらに有効活用できます。
第2章:調味料入れの選び方
どんな目的で使いたいのか考えましょう
調味料入れはバリエーションが豊富なので、どれを購入すれば良いか迷ってしまう人も多いはず。調味料入れを選ぶ時は、どのような目的で使いたいかをあらかじめ考えておきましょう。
調味料入れの選び方に迷ってしまったら、次の点に注意してみることをオススメします。
<色を考えて選んでみる>
キッチンをおしゃれにしたいなら、すでに置かれている物の色に注目してみましょう。同じ色でまとめても良いですが、黄色や橙など、似たような色を揃えることでキッチンがより映えます。
<使用頻度を考えるのも大事>
容量の大きさに注意して選ぶのも、調味料入れを購入する時のポイントです。調味料入れには大容量タイプと少量タイプがありますが、保存期間の長い調味料や、一度に多くの量を必要とする調味料ならば、大容量タイプを使ってみましょう。密封性の高さにも注目すると、品質の良い状態を長く保つことができます。各商品を見比べて、適したものを選んでください。
保存期間の短い調味料を入れる場合は、すぐに使い切る必要があります。そのため、保存が少量で済む入れ物を選ぶことをオススメします。調味料入れには衝撃に強いタイプなどもあるので、それぞれの特性を理解することも大切にしてください。
<洗いやすさにも注意して>
調味料入れは定期的に洗うことで、安心して使えるようになります。構造が複雑なものは思ったように汚れが落とせないため、細いブラシなどを使って洗わなくてはなりません。そうした手間を省きたいならば、シンプルな形の調味料入れを選んでみましょう。
調味料入れの素材には、においや油汚れがさほど残らないものもあります。そうした点にも注意することで、長く清潔な状態を保てます。
<フタのタイプにも気をつけて>
調味料入れのキャップには、ワンタッチで開くタイプや回すことでキャップを外せるタイプなどがあります。使い方が異なるので、それぞれの好みで選ぶことをオススメします。
第3章:液体・固形別で調味料入れを選ぶ
3つのタイプを覚えましょう
調味料入れは調味料の形状によって使い分けるようにしましょう。
<ボトルタイプ>
醤油、ソース、料理酒、みりんなどは、ボトルタイプの調味料入れに入れておきましょう。このタイプは傾けるだけで中身が出せるので便利です。ボトルタイプには耐熱性のあるタイプや、欲しい量だけ出せるタイプなどがあります。酸に強いタイプなら、お酢を入れることも可能です。
<スパイス瓶タイプ>
塩、こしょう、カレー粉など、粉末調味料の保管に向いているタイプです。フタの部分に穴があいているタイプや、持ち手を回すことでこしょうを挽いて使えるミルタイプなどがあります。瓶の種類が豊富なので、デザインにこだわって選ぶのもオススメです。
<ストッカータイプ>
容器にフタがついているタイプです。スクエア型が一般的で、塩、砂糖、小麦粉などを保管する時に役立ちます。一度にたくさんの量を入れておけるので、大量の調味料を購入したい時にオススメです。軽量スプーンがついているタイプ、縦に長いタイプなどもあります。
第4章:調味料入れの素材もぴったりのものを選ぶ
それぞれの特長を押さえましょう
扱いやすさを重視したら、調味料入れの素材にも気をつけましょう。ここでは調味料入れの素材をいくつかご紹介するので、購入時の参考にしてください。
<ガラス>
容器が透明なので、中に何が入っているかがすぐに分かります。洗いやすく、耐熱性があるタイプなら熱湯消毒もできます。ただし、衝撃に弱いため、落としたり、机の角にぶつけたりしないように気をつけてください。お酢差しや醤油差しタイプも販売されているので、必要ならばチェックしてみましょう。
<プラスチック>
軽量で扱いやすく、価格も安価なので気軽に使うことができます。衝撃にも強いため、ちょっとぶつけただけでは壊れません。そのかわり、油汚れやにおい、調味料特有の色などが移りやすいため、その点は注意が必要です。
プラスチックはもともと防腐性、耐薬品性が強い素材です。調味料以外の物を保管する時にも使われるため、その用途はさまざまです。
<陶器>
陶器は湿気を防いでくれるので、塩を保管する時にオススメです。陶器でできた醤油差しは独特の雰囲気があり、中華料理店などで見かけることもあります。
<ステンレス>
サビにくく、非常に丈夫な素材です。調味料入れ以外にも、鍋や収納棚などの素材としても使われています。価格は高いですが外見に特長があり、他にはない魅力があります。
第5章:ごちゃごちゃしない調味料入れの収納方法
アイテムをうまく利用しましょう
調味料入れが増えてくると、収納に困ってしまうことがあります。次のやり方を参考に、空間をうまく活用してみましょう。
<仕切りケースを使ってみる>
仕切りケースとは、容器の中が仕切られているケースのことです。調味料入れ同士がぶつかったり、倒れたりすることを防げるので、収納時に便利です。一目で何がどこにあるかが分かりやすいため、調味料を探す手間もかかりません。
<壁をうまく利用する>
壁面に棚を固定したり、ディアウォールを設置したりすることで、新たな収納スペースを作れます。キッチンに余裕があるなら試してみましょう。
第6章:調味料ごとにラベルをつけるとわかりやすい
おしゃれなタイプのラベルもある
調味料入れを使ったら、中に何を入れたか分かるようにしておきましょう。容器にラベルを貼っておくと、すぐに目的のものを取り出せます。ラベルにはおしゃれな印字がされているものもあるので、容器の種類やキッチンの雰囲気に合わせて選んでください。
ラベルを選ぶ時は防水性のあるものにしてください。そのままの状態で調味料入れを洗えるため、ラベルが濡れても印字が読めます。
第7章:調味料入れのお手入れ方法
こまめに洗っておきましょう
調味料入れは汚れが気になったらすぐに洗うようにしてください。洗剤やスポンジ、専用のブラシを使ったり、熱湯消毒をしたりすることで、きれいな状態を保てます。素材によって使える洗剤が限られているケースもあるため、注意してお手入れを進めましょう。
第8章:調味料の種類について
さまざまな調味料をご紹介!
調味料には、さまざまな種類があります。いくつかご紹介すると、次のようになります。
<塩>
1997年の塩専売法から塩事業法に改正されたことより、塩の流通量は以前よりも増えました。たくさん塩があるので、より適した塩を選ぶことが可能です。
塩には海の塩を原料として製品化されたものや、山合いや砂漠でとれる岩塩などがあります。海から塩をとる場合は海水を蒸発させますが、その時とれる塩は天日塩と平釜塩の2種類に分類されます。他、イオン交換膜と電気を使ってナトリウムを取り出すイオン交換式の方法もあるため、塩はさまざまな方法で精製されています。
ところで、海塩ラベルに時々表示されている「粗製海水塩化マグネシウム」という表記ですが、これはにがりのことを指します。海水の水分を蒸発させることで濃度を濃くし、塩分を取り除くことで精製が可能です。
日本国内で販売されている塩の中には、海外から輸入された塩もあります。味や舌触りなどが異なるため、通常とは違った感覚が楽しめます。ハーブやスパイスなどを混合した塩もあり、ひとくちに塩と言ってもその特長はさまざまです。一つ一つの味を見て、お気に入りの塩を見つけてみましょう。
<醤油>
日本の食卓に欠かせない醤油には、濃口醤油、淡口醤油、再仕込み醤油、たまり醤油などがあります。日本には醤油蔵が2000あると言われており、その種類は豊富です。
醤油の原料は大豆、小麦、塩で、製造方法としては麹菌の発酵によって造られます。大豆のタンパク質を熟成・発酵させることで、アミノ酸由来のおいしさが感じられます。
生産量としては濃口醤油が多く、流通量は全体の8割程度です。淡口醤油の流通量は全体の1割強となっています。淡口醤油は濃口醤油に比べて色が薄くて香りも強すぎないので、食材本来の色や香りを活かせるのがメリットです。塩分濃度は淡口醤油の方が濃口醤油よりも高いので、塩分が気になる方は気をつけましょう。
たまり醤油は大豆のみで造られるため、うまみが強くて味わい深いのが特長です。中部地方で愛用されてきましたが、今では全国各地で使用されるようになりました。刺身醤油などに使われますが、生産量は全体の1%未満です。再仕込み醤油は九州から山陰を中心に造られていますが、この醤油は造る時に麹を仕込みます。水と塩を使うのではなく、醤油を仕込んでいるため「再仕込み醤油」と名前がついています。他の醤油よりも2倍の醤油成分が含まれているため、醤油らしい味が感じられます。
<砂糖>
砂糖は加工方法で種類が分かれます。精製して蜜を分離する分蜜糖、蜜を含ませたままにする含蜜糖などがあり、分蜜糖に関しては車糖とざらめ糖に分けることが可能です。砂糖のほとんどがサトウキビかテンサイを原料としていますが、原産地で原料糖にして、それから製品化がされています。
砂糖は塩や醤油に比べてさほど種類が多くありません。ただし、加工がしやすいため、水飴やオリゴ糖類食品などとして販売されています。
<酢>
日本ではでんぷんをアルコール発酵させた後に、酢酸発酵した米酢がよく流通しています。米100%でできている酢は純米酢、それ以外は米酢となります。健康志向の高まりとともにリンゴを原料としたリンゴ酢も普及し始め、商品のバリエーションも広がりました。
酢には酸度という項目がありますが、これは酢に含まれる有機酸の量を酢酸に換算して表記したものです。酸味の強さは酸の種類で変わるため、酸度が高いものが必ずしも酸味が強いわけではありません。その点は気をつけてください。
<みりん>
甘い調味料として知られているみりんは、蒸した餅米と米麹に焼酎か醸造アルコールを混ぜて作られます。焼酎を使う場合は旧式みりんと呼ばれ、醸造アルコールを使った場合は新式みりんとされています。
みりんには和食・洋食・中華などさまざまな料理に応用できるタイプ、ミネラル分を多く含んだタイプなどさまざまあります。伝統的な醸造技術で作られたみりんもあり、料理をより奥深く仕上げるために欠かせません。
<酒>
日本料理でよく使われている酒は、煮物などに使われます。日本酒の場合はアルコールがきちんと含まれているため、魚の臭みをとりやすい、料理の味を底上げするなどの理由で選ばれています。最近は一般的な日本酒と同じように、純米酒が売り出されるようにもなりました。他、アミノ酸などを添加せず、醸造時に自然由来のアミノ酸が増えるように工夫して製造されていることもあります。
調理に使われる酒はこれだけではありません。赤ワイン、白ワイン、紹興酒など、種類によってそれぞれ特長が異なるので、試飲して比べてみましょう。
<応用調味料>
応用調味料とは、基本的な調味料をベースとして各メーカーがさらに加工を施した調味料です。応用調味料に当たるのは、めんつゆ・たれ類、だし関連調味料、フォン・ブイヨン類、ポン酢、合わせ酢、ソース類、スパイスやハーブなどです。多種多様な原材料で作られているケースが多く、一つ使うだけでいつもの料理がよりおいしくなります。
だし関連調味料は昆布だし、かつおだし、きのこだしなどがあり、自分で出汁を摂る必要がありません。フォン・ブイヨン類でよく知られているのはコンソメですが、ビーフコンソメ、チキンコンソメなどもあります。料理時間を短縮したい時、いつもの料理に一手間加えたい時は、応用調味料を使ってみましょう。
まとめ
私たちの食卓をより豊かにしてくれる調味料ですが、きちんと保管しておかないと品質が落ちてしまいます。調味料入れを使うことでキッチンをさらにおしゃれにしたり、収納スペースを最小限にしたりすることも可能です。部屋の雰囲気や自分の好みに合ったものを選び、調理時の利便性を高めてみましょう。
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