プレートや食材、調味料など、さまざまな物が溢れているキッチン。最近は専門業者に頼まず、自らキッチン用品を作る人も増えてきました。キッチンにDIYを施すメリットは、より自分好みの空間に近づけられることです。そして、使用する素材にこだわれば、予算を抑えることもできます。今回はシンク廻りをタイルでリフォームする方法や、リメイクシートを使ってキッチンを魅力的にする方法などをお伝えします。キッチンにDIYを施したい人は、是非参考にしてください。

●キッチンのDIYは難しい?DIYのやり方を徹底解説!


デザイン性を高めたい、収納スペースを増やしたい…。最近はキッチンのリフォームを専門業者に頼まず、自分で行う人が増えています。DIYを簡単に行えるアイテムも販売され、ものづくりに馴染みのない人でも短時間でキッチンをオシャレにできるようになりました。

キッチンのリフォームを自分でしたいと思ったら、まずはどんな仕上がりにしたいのか、イメージを固めましょう。何色を使うか、サイズがどれくらいの作業台を置くかなど、前もって具体的なアイディアを出しておくと作業中でも迷いません。もし、いくつもアイディアが沸くようならば、その中でどれを優先したいかを決めましょう。アイディア全てを実行しようとするとキッチンに統一感が生まれず、乱雑さが加わります。予算が決まっている場合はそれをもとに素材を決定することで、費用のかかりすぎを防げます。

ところで、キッチンのリフォームを専門業者にお願いする場合、どれくらいの費用がかかるかご存知でしょうか?コンロの入れ替えや食器洗浄機の交換などは30万円程度、システムキッチンや水廻りなどの大掛かりな工事は150万円前後かかります。リフォームにかかる費用は業者によっても違います。各メーカーの担当者から見積もりを取り寄せて、金額を比べてみると良いでしょう。

●賃貸での収納もバッチリ!キッチンカウンターをDIYしてみよう!


キッチンにはさまざまな物が溢れています。賃貸物件に住んでいる場合、収納スペースに余裕が無く、困っている人もいるのではないでしょうか?賃貸は持ち家と違い、壁を撤去して部屋を広くすることができません。そのため、キッチンの収納力をアップしたいなら別の方法を考える必要があります。

そこでオススメしたいのが、カラーボックスでキッチンカウンターを作る方法です。一つのアイテムでたくさん物が収納できるので、収納する上でとても便利です。作り方ですが、2〜3個のカラーボックスを並べてその上に天板を置き、L字金具でビス止めするだけでOKです。天板を色つきにしたり、動物型に切り抜いたりすれば、オリジナリティ溢れるキッチンカウンターが完成します。カラーボックス内にそのまま物を収納しても良いですが、レールボードを使い、棚板を追加するとさらに収納力がUPします。それぞれの棚板に何の食器を置くか決めておけば、必要になった時にすぐお目当ての物を取り出せます。使う棚板を木材ではなく、バスケットにしても構いません。他のインテリアとのバランスを見つつ、キッチンの雰囲気に合う物を選びましょう。

●パン作りにも使えるキッチンの作業台をDIYで作ってみよう!


皆さんは自宅でパンを作ったことがありますか?パンは、小麦、塩、ベーキングパウダーなどを混ぜて作られますが、一口にパンと言っても食パンの他、クロワッサン、フランスパン、ナンなど、さまざまな種類があります。

パン作りに適した作業台をDIYで作りたいなら、天板に木製のものを使わないようにしましょう。小麦がくっつきやすく、作業がしづらくなるからです。それよりも、ステンレス製の板や、大理石の素材を使うことをオススメします。表面がつるつるしており、天板の上で小麦をこねたり、丸めたりするのに適しています。

作業台をDIYで作るなら、その高さにも注目しましょう。目安となる高さは、使う人の身長の半分+5cmです。普段、食卓などで使っているテーブルよりも少し高めが良いでしょう。時間に余裕がある方は、引き出しやタオル掛けなどを設置してみてください。作業台の利便性が増し、より使いやすくなります。

●自分だけのオリジナルラックをDIYしてみよう!


ラックとは、簡単に言うと棚のことです。一つの棚に食器や調味料を置けるようにすれば、台所をより有効活用できます。そして、実はこのラックはDIY でも作れます。特にすのこを使ったラックは、初心者でも作れるため、ものづくりに慣れていない人にはオススメです。

すのこでラックを作る場合、まずはどんな棚にしたいかを考えます。すのこにもたくさんの種類があり、木と木の間隔が狭いもの、色がついているものなどさまざまです。もし、適当な大きさのすのこが無い場合は、購入後にカットしてください。薄いすのこならカッターで簡単に切れるため、のこぎりなどを使う必要がありません。

適当なサイズのすのこが揃ったら、木工用接着剤でお互いを接合しましょう。その後、ビス打ちをしてください。すのこが外れにくくなり、より頑丈になります。

●お気に入りのデザインにキッチンをDIYでリフォーム!


キッチンのシンク廻りがキレイになれば、毎日の食器洗いも少しは楽しくなるもの。シンク廻りはタイルを使うことで、オシャレ度がUPします。ここでは、その方法と必要な材料をご紹介します。

└シンク廻りをタイルでリフォームする方法

シンク廻りにタイルを貼りたいと思ったら、まずは材料を揃えましょう。

★ 材料

・ モザイクタイル
・ マスキングテープ
・ 両面テープ
・ 目地材
・ タイル用の接着剤
・ ゴムベラ
・ プラダン(プラスチック段ボール)
・ キッチン用アルミテープ
・ モザイクタイル

モザイクタイルにはタイル同士が繋がっているタイプと、バラ売りタイプがあります。時間が無い時は、繋がっているタイプを使いましょう。

モザイクタイルの張り方

1. マスキングテープを使い、タイルを張りつけたい場所の目安をつけます。
2. マスキングテープの上に両面テープを貼りつけたら、適当な大きさにカットしたプラダンを載せましょう。
3. プラダンを張り終えたら、シンク廻りにキッチン用アルミテープを張りつけます。
4. タイル用の接着剤をゴムベラで伸ばしたら、モザイクタイルを張りつけましょう。
5. 仕上げに目地材を塗れば完成です。

もし、賃貸にお住まいならば、タイル模様のリメイクシートを使ってみることをオススメします。リメイクシートには裏面にノリがついているものや、簡単に取り外しができるタイプなどがあります。気になった方は購入を検討してみましょう。

●キッチンの収納を増やしたりして、空間をよりオシャレにするDIY!


もっとキッチンをオシャレにしたいなら、さらに工夫をしてみましょう。ここではその方法をいくつかご紹介します。

└ゴミ箱をうまく隠せる収納の作り方

台所で見かけるゴミ箱に、生ゴミなどを捨てる人は多いでしょう。夏場はゴミの匂いが強くなるため、どうにかしたいと考えている人もいるはずです。

そこでオススメしたいのが、カラーボックスを再利用して、ゴミ箱をDIYで作る方法です。カラーボックスの背面を下にして、新たに購入した木材をフタとして上部に取りつければOKです。繋ぎ合わせるには蝶番を利用しますが、たくさんの道具を必要とせずにフタつきのゴミ箱が作れるので簡単です。そのままゴミ袋を使っても良いですが、中に小さなゴミ箱を入れて利用することもできます。

底面にキャスターをつけて、邪魔な時はすぐに動かせるようにするのもオススメです。使い勝手が良くなり、一定のスペースを取りません。ところで、キャスターの車輪は弾力性・静音性に優れたゴム製の物、強度が高いナイロン製の物、耐熱性に優れたフェノール製の物などがあります。商品ごとに軸受やキャスターの形状も異なるので、ホームセンターなどで店員と相談し、どれが適しているか考えてから購入しましょう。

カラーボックスのかわりにすのこを代用すると、また違った雰囲気が出ます。フタつきのゴミ箱がすでにあるなら、外側にリメイクシートを張ってみてはいかがでしょうか?愛らしい柄模様や英字のプリントがされたものなどを使えば、オシャレ度がアップします。

└壁面収納でデッドスペースを有効活用!

「食器棚やシンクなど、収納できるスペースは全て使った。だけどもまだ食器が余っているので、どうにかしたい」。そんな方にオススメなのが、壁面収納です。壁面収納とは、壁を利用して収納スペースを作ることです。例えばクローゼットの代わりに壁に三連フックを取りつければ、コートを掛けることができます。また、玄関に端材を設置し、その上に三角カンを取りつければ、帽子などを吊るせます。台所も同じように壁面収納ができますが、もし、これをしたいなら、ダボレール(棚受け)を使ってみましょう。ダボレールの良いところは、幅や長さが調整しやすく、壁面を利用して収納スペースが簡単に作れることです。ダボレールは2000円前後で購入が可能なので、リーズナブルです。

ダボレールはねじで固定する必要があります。壁に穴が開いてしまうので、賃貸だと使用をためらう人もいるはずです。そんな人にオススメしたいのがディアウォールです。壁に穴をあける必要がないため、賃貸でも問題なく壁を利用して棚を作れます。ただし、ディアウォールは床が柔らかかったり、天井が傷つきやすい素材でできていたりする場合には不向きです。安定感がないため、棚がぐらつきやすくなるので注意しましょう。

└オリジナルの棚でオシャレにしよう

皆さんの家の食器棚は何色ですか?ペンキを使って塗り直したりすることもできますが、時間がかかるため、忙しい人には不向きです。さらに、初心者だと塗りムラが出やすく、キレイに仕上げることができません。

その点、リメイクシートを使えば簡単に色や模様を変えられます。レンガ、木目調、英文字が印刷されているものなど、バリエーションも豊富です。和柄や小さな花模様が入っていたりするシートもあり、部屋をより華やかにできます。

リメイクシートは裏面にmm単位でメモリが入っているものがあります。これならば定規でサイズをはからずとも、そのまま適当なサイズにカットできます。PVCコーティング加工がされているシートなら、強度も期待できるため、簡単には破けません。他にも、コンロの近くに張りつけても安心な防炎加工、カビなどの繁殖を抑える抗菌加工など、高い機能性を備えているシートもあります。張りつける場所に合わせて選ぶと、よりリメイクシートのメリットを感じやすくなります。

広範囲のリメイクを必要としないなら、テープ状のリメイクシートを使ってみましょう。壁の下部に張りつけるだけで、部屋のアクセントになります。こちらもさまざまなタイプが出ているので、ホームセンターなどで実物を見て選んでみましょう。

●意外に簡単?キッチン扉や床をDIYでイメージを変えよう!


キッチンの壁だけでなく、扉や床もオシャレにしたい…。それならば、思い切って床や扉をDIYでリメイクをしてみませんか?今はさまざまなアイテムが売られているため、それらを使えばよりキッチンを魅力的にすることができます。

└床はフロアタイルでリメイクを

例えば床をキレイに見せたいなら、フロアタイルを使ってみましょう。フロアタイルとは、塩化ビニルでできた床材のことです。施工が簡単で傷つきにくい上、カッターを使って簡単に切ることができます。色・柄が豊富なため、使用目的に合わせて選べるのもポイントです。キッチンの床に使うならば、家具とのバランスをしっかり考えておきましょう。色やデザインに似つかわしくない場合、台所にまとまりが出ず、落ち着きが出ません。

フロアタイルを敷く場合、台所の床をキレイにすることから始めましょう。ホコリなどが残っていると、上手く張りつけができません。必ず事前に拭き・掃き掃除をしてから行うようにしてください。

床をキレイにし終えたら、今度は床材用接着剤を、直接、床に塗ります。塗りムラが出てしまうと剥がれやすくなるので、ゴムベラなどで丁寧に塗るようにしてください。その後、フロアタイルを敷きますが、長い場合はカッターで切りましょう。フロアタイルは薄いため、のこぎりなどを使わなくても簡単に切断できます。

張り方は、部屋の中央からはじめるようにしてください。張りつけが広範囲に及ぶ場合は、部屋の中心を前もって調べておくと便利です。全てのフロアタイルを張り終えたら、ローラーでしっかり密着させます。あとは乾くのを待って完成です。フロアタイルを張りつけた後、油などでくすんできたら、スポンジや雑巾で汚れを拭き取ってください。定期的にワックスをかけることで、美しさが長持ちします。こちらも怠らないようにしましょう。

ところで、フロアタイルと似た物に、Pタイルがあります。キズや摩擦に強い特長がありますが、フロアタイルとは若干性質が違います。フロアタイルは複層構造ですが、Pタイルは単層構造です。Pタイルは折り曲げるだけで切り離しが可能ですが、フロアタイルはそれだけでは切れません。

└キッチンの扉もオシャレにしましょう

台所の床をキレイにしたら、次は扉も変えてみましょう。一口にキッチンの扉といってもさまざまな種類があります。一般的なのは化粧シートのキッチン扉です。種類が豊富で値段も手頃なため、あまり予算が無い人にはオススメです。逆に、予算を少しオーバーしても良いならば、合板にポリウレタン塗装が施されたタイプを選びましょう。光沢があり、高級感を感じられます。

もし、交換するほど扉の傷みがひどくない場合は、DIYで専用のシートを張りつけましょう。扉をまるごと張り替えるよりも安価なのでオススメです。

●キッチンをより使いやすくするコツは?


キッチンのさまざまな場所にDIYを施した後は、家具などの配置にも注目してみましょう。せっかくオシャレに仕上げても、活かされる場所に置かなくては全く意味がありません。特に注意して欲しいのが、動線です。動線とは、人が移動するときの動きを線で表したものです。食事を作る場合、コンロ、シンク、冷蔵庫を行き来しますが、コンロからシンク、シンクから冷蔵庫、冷蔵庫からコンロまでのトータル移動距離に注意しましょう。長すぎると調理の作業効率が悪くなり、短すぎると台所に窮屈な印象が加わります。

キッチンの通路幅は最低でも90cmは確保しておきましょう。狭すぎるとスムーズに動けないため、ストレスが溜まります。食器棚などが邪魔になるなら、他の場所に移すなど、工夫をしてみることもオススメです。

おたまや鍋など、利用する物の高さにも注目してください。よく使うアイテムは腰から目線の高さの間に置きましょう。調理器具などは調理台に置かない方が無難です。余計な物を置いてしまうと、包丁で野菜を切る時の作業が上手くできません。使用しないアイテムはシンクの下や、食器棚に移すなどして、調理台を広々と使えるようにしておきましょう。

DIYでキッチンをより使いやすくしましょう


キッチンのリフォームを専門業者に頼むと、予算がかさむことがあります。しかし、DIYでキッチンに工夫をすることで、収納スペースを増やせたり、よりオシャレにしたりすることが可能です。今回ご紹介したやり方は、どれも比較的簡単にできるものばかりです。休みの日を利用して、子供と実践してみるのもオススメです。この他にも、キッチンを魅力的にする方法はたくさんあります。ホームセンターなどで関連本を購入し、新しいやり方を発見してみてはいかがでしょうか?

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