住まいにジャストフィットし、
目隠しになるTVラック製作

トイレ、洗面所のドア前にTVラックを兼ねた目隠し収納家具を設置して、リビングから直接トイレ、洗面所ドアが見えないようにしようと考え、収納家具の選定を開始しました。

目隠し収納家具は、無印良品のスタッキングシェルフのような既製品の組み合わせ家具で、テレビ、オーディオ、本、酒を収納しつつ目隠しの機能も確保できる大きさの物として探しましたが、オーディオを収納できる深さと、テレビ、スピーカーがぴったり収まる棚配置ができるものがなかなか見つかりません。そこで、DIYで自製することとしました。

目隠し棚（TVラック）は、必要な大きさのボックスを作って、ボックスを重ねて固定する構造とすれば、一人で簡単に組み立てられます。板材も、ホームセンターで容易に手に入るパイン集成板等を使うと、表面も綺麗なため、カンナ掛け等は不要です。
必要工具は、板を切断する（電動）ノコ、（電動）ドライバのみで、作業も、板材を必要寸法に切って、ネジ固定するだけですので、誰でもできます。

電動ノコを使うと、垂直断面がきれいに出るため、切断面を紙やすりでバリ取りすれば、隙間なくきれいなコーナーのボックスが出来ます。ボックスのネジ留めも、電動のインパクトドライバで下穴を空けてねじ止めし、ネジの頭をダボで塞げばOKですので、こちらもスキル不要です。

今回の棚は、目隠し機能を持たせるため、高さ180cm幅180cm深さ40cmとしました。
棚は、図の赤枠で示した3つのボックス別々に作って重ね、これらを図の青線のように立て板で固定し、裏にシナベニア板を張っただけのシンプルなつくりです。

製作は、3つのボックスを重ねる作業だけ家内の手を借りましたが、他は一人ででき、半日で完成しました。費用も既製品の家具購入の数分の一ですみました。

完成したTVラックは、リビングのトイレ、洗面所のドア前に固定して設置しました。これで、リビングで人が寛いでいる時のトイレ、洗面所利用も、やり易くなったと、娘らには好評です。

また、自製したことで、テレビ、オーディオ等がすっきり収まって、整った空間を得ることが出来ました。自製したTVラックには、酒置き場も作りましたが、こちらも一升瓶、ウイスキーボトルがジャストフィットで並べられ、期待した通りの空間つくりにDIYが役立ちました。
このTVラック製作後、キッチンに食器収納棚を、玄関には土間寸法にぴったりサイズの釣り竿ラックを作りましたが、これらもDIYで仕上げたため、空間にジャストフィットで仕上げることが出来ました。

DIYでの自宅整備の最大の利点は、希望する空間に希望する大きさでジャストフィットするものが、既製品より大幅安で手に入ることです。今は、綺麗な板材等がホームセンターで容易に手に入ります。みなさんもDIYで心地よい空間作りをお楽しみください。

（以下完成写真）