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テーブルリメイク
塗装が剥がれたり傷がついたりして古くなったダイニングテーブルや、インテリアに合わなくなったサイドテーブルなどを、簡単なDIYリメイクでガラッと印象を変えることができます。使わないけど処分するのはもったいないテーブルの、おしゃれで簡単なリメイクアイデアをご紹介します。
1章:自宅のテーブルをおしゃれにリメイクしよう!
2章:テーブルの天板を取り替える方法
3章:テーブルの塗装方法
1章:自宅のテーブルをおしゃれにリメイクしよう!
テーブルには、食卓として使われるダイニングテーブル、パソコンを使ったりやミシンを掛けたりするための作業用テーブル、子供の勉強机、リビング用のローテーブル、ちょっとしたものを置くためのサイドテーブルなど、用途に応じてさまざまなものがあります。
傷がついたり塗装が剥がれたりして見た目が悪くなったテーブルを、簡単なリメイクで自分好みのテーブルに変身させましょう。
カッティングシートを使った方法
カッティングシートとは、粘着材のついた塩化ビニルフィルムシートです。しなやかで柔らかく、簡単に切ったり貼ったりすることができます。無地、光沢、透明、金属風など、さまざまな種類があり、絵や柄、文字などをプリントして、ステッカーとしても使われます。
水拭きができるので手入れは簡単ですが、熱に弱いので、ダイニングテーブルなどで熱いお鍋などを直接置くのはNGです。
DIYリメイクの流行で、簡単に貼れるデコレーション用のシートがたくさんのメーカーから出ています。何度でも貼り直しができるもの、粘着性の高いもの、貼る素材を選ぶものなど、商品によって特長が異なりますので、購入の際には注意しましょう。
ここでは、シンプルなサイドテーブルの天板にカッティングシートを貼る手順をご紹介します。
【施工方法】
・製作時間:約30分
今回は、水施工できないタイプのシートを使用します。
テーブルの表面に水分が残らないように、きれいに拭きます。
カッティングシートを、テーブルの天板より少し大きめにカットします。
裏のフィルムを10cmほど剥がし、テーブルの縁に合わせて貼り、角をしっかり押さえます。
フィルムを剥がしながら、タオルで空気を外に逃がすようにして少しずつ貼っていきます。フィルムを全部剥がしてから貼ると、シート同士がくっついたり、余計なゴミがついたりするので、少しずつ剥がしながら貼っていきましょう。
小さな気泡が残ってしまったら、スキージーで空気を移動させるようにして抜きます。
大きく空気が入ってしまった場合は、空気のところまで剥がして貼り直します。
表面を貼り終えたら、側面の角をつまんで密着させ、カッターでつまんだ部分を切り落とします。
側面のフチをスキージーできめ込み、カッターで余分を切り落とします。
テーブルを裏返して、余分なシートをカッターで切り落とします。以上で完了です。
【水施工の手順】
透明部分のあるシートは気泡が目立ちやすいので、貼る箇所と粘着面に霧を拭いてからシートを置き、スキージーで水を押し出すようにして貼るときれいに貼れます。
タイルシートを使った方法
タイル貼りは、接着剤で貼る、目地を埋めて乾燥させるなど、手間のかかる作業が多く、不要になった際に取り除くのも大変ですが、シートを剥がして貼るだけのタイルシートを使えば、簡単にタイル貼りが楽しめます。
タイルシートには、陶器のタイルだけではなく、クッション性のあるビニール素材のものなどがあります。
目地を埋める手間がかからないので、簡単に短時間に施工することができ、簡単リメイクにオススメです。
鍋や熱いものを置くようなテーブルに使用する際は、使用するタイルシートの耐熱温度を必ず確認するようにしましょう。
ステンシルプレートを使った方法
木製の天板なら、ステンシルをワンポイントにするのもオススメです。ステンシルプレートと呼ばれる、文字や模様が切り抜かれたプレートの上から、ペンキなどをスポンジでぽんぽんと叩きながら塗り込みます。
ペンキはスポンジにほんの少量つけるようにします。かすれるくらいが適量です。つけすぎると、プレートの隙間からペンキがにじんで、仕上がりが悪くなります。
スプレー式の塗料は、プレートの隙間からのにじみが少ないので、きれいに仕上がりますが、養生をしっかりしておかないと飛び散る可能性があります。少しの範囲だから、と養生を怠ると、思わぬところに細かなスプレー跡がつくことがあるので注意しましょう。
テーブルをアンティーク風にリメイク
合板や樹脂製の天板を、ナチュラルな木目にアレンジさせてみましょう。天板より少し大きめの木製テーブルカバーを作って、上から被せるだけの簡単仕様です。
既存の天板のサイズより、長さ幅ともに1cmくらい大きめのサイズの板を用意します。天板の幅が広い場合は、何枚かの板を横に接いでも良いでしょう。その際は厚みが揃うようにし、接ぎ目に段差がつかないようにしましょう。また、接ぎ目に隙間があると、ゴミやホコリが挟まってしまうので注意が必要です。
さらに、15mm程度の厚みで、既存の天板の厚みより少し広い幅の木材を、天板と同じ長さで2本切り出します。これが側板になります。
コの字型になるように、新しい天板の木端に、側板を接着剤と隠し釘で固定します。隠し釘は長いものを使います。
最後に、新しい天板と側板の木口寸法に合わせて、左右の側板を2本切り出します。同じように接着剤と隠し釘で固定します。
接着剤が固まったら、隠し釘の頭を叩き落し、塗装します。今回はアンティーク風に塗装します。
木目を活かしたアンティーク風仕上げは、ワックスやオイルを塗ります。好みの色のワックスやオイルを、ウエスや刷毛で刷り込むように塗っていきます。好みの色になったら、少し乾燥させ、乾いたウエスで拭き上げて完成です。
ワックスやオイルで塗装した上から、水性ペンキを擦れさせて塗ったり、紙ヤスリなどでペンキを剥がすと、エイジングされたシャビーなテーブルになります。
ワックスやオイルは熱に弱いので、ダイニングテーブルなどで熱い鍋などを置くときは、必ず鍋敷きなどを使うようにしましょう。
2章:テーブルの天板を取り替える方法
天板を取り外せるテーブルなら、天板ごと取り替えてリメイクしてみるのはいかがでしょうか?
テーブルをひっくり返したときに、テーブル脚の付近に天板を固定しているネジが見えるものは、天板を取り外すことができます。
新しくする天板用の板は、厚めのものをオススメします。薄い板だと反ったり、重たいものを載せたときにたわんでしまう可能性があります。外した天板と同じサイズの板を用意して塗装し、同じように組み立てれば完成です。
3章:テーブルの塗装方法
今回は、傷がつきにくく、食品を載せるのにも安心な、水性ウレタンニスを塗る手順をご紹介します。
テーブルを塗装するときは、塗ってある塗料を落とすところからはじめます。
中目のサンドペーパーをセットしたサンダーで、表面の古い塗膜や汚れを削り落としたら、ウエスで削りかすを拭き取ります。テーブルに傷があれば、木工用パテなどで補修し、サンドペーパーで平らにならしておきます。
塗料缶をよく振ってフタを開け、天板の裏側や側面など、塗りにくい部分から木目に沿って塗っていきます。厚塗りにならないように注意しましょう。メジバケなどを利用して細かいところを塗ったら、広い面はコテバケを使って塗っていきます。コテバケは刷毛跡が残らずきれいに塗れるのでオススメです。乾燥後、仕上げ用のサンドペーパーで表面のザラつきを整えます。
削りかすを拭き取ったら、続いて2回目の塗装と研磨をします。塗装と研磨を繰り返すことでツヤが増し、塗装膜が厚くなり傷がつきにくくなります。
塗装後、1週間くらい完全に乾燥させてから使うようにします。
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