一人暮らしでも寂しくないペットと過ごす時間

『仕事もペットライフも充実させるには』

 日本国内でのペットの飼育率が年々少しずつ減少傾向にあるのは、単身世帯や共働き夫婦などが増えていることから、ペットとの生活を諦めている方が多いとも言われる原因かもしれません。しかしながら、ご自身の周りにもペットとの暮らしを工夫しながら充実した生活をおくっている方もいますよね。これから一人暮らしでペットとの暮らしを検討している方にも、既に一人暮らしでペットと暮らしている方にも暮らしのヒントをご紹介いたします。

●ペットに合う飼育環境と生活スタイルは?

 お仕事をしながら、ペットとの生活を両立することは、子育て同様になかなか時間も工夫も要することです。これから飼育を検討される場合、今までの生活スタイルのなかで、“変更できないこと(仕事都合)”と“変更できること(私的な生活スタイル)”を記述してみることもオススメです。また、飼育している場合も何か困ることがあれば、定期的に再認識することもオススメです。

【変更できないこと】
・残業が多い(勤務時間が長い)    ・生活時間が不規則
・出張が多い                ・転勤が多い

【変更できること】
・ペット不可の住宅に住んでいる
・友人との飲み会など人付き合いで外出が多い

では、実際にあなたのライフスタイルに合うパートナーとしてのペットはどうでしょうか。

●観賞魚との一人暮らし

平日は多忙で週末をゆっくり家で過ごしたい方には観賞魚が比較的ハードルは低めのペットかもしれません。
毎日の散歩が必要な犬や、グルーミングや遊びなどを必要とする猫などに比べて、ペットとのコミュニケーションは少なくなりますが、美しいアクアリウムを癒される空間作りとして、週末にお手入れする楽しみを与えてくれます。

<観賞魚との生活のはじめかた>
水質の管理や、水温の管理に必要な機材や、お手入れの頻度が変わってきます。また、観賞魚の大きさや習性に必要な水槽の大きさなどさまざまです。観賞魚の食性に合った給餌方法などをよく調べて、ご自身の今と今後のライフスタイルや住宅の広さに無理が生じないよう、“飼育したい観賞魚”と、“飼育できる観賞魚”をしっかり検討して準備をすすめましょう。

<住宅事情メモ>
入居する住宅によっては観賞魚は小動物(ペット)に含まれな場合があるので事前に確認すると良いでしょう。

<グッズで解決>
観賞魚の日々の快適空間は、ろ過器やヒーター(水温管理)照明など電力を用いて管理することが可能です。生活スタイルに合わせて、電源タイマーなどを上手く利用するなど留守番時間の環境をコントロールすることが可能です。
ワンルームなど、個々の部屋で一度に使える電力が弱い場合があるため、ブレーカーが落ちることの多い部屋は注意が必要です。

●猫との一人暮らし

<猫との生活の始め方>
子猫は生活スタイルが確立されていないため、留守番が得意と言われている猫でも、なかなか難しいのが現状です。迎え入れる時期がご自身のお仕事の多忙期を避けたり、長期の休暇を取得できるなどのタイミングを検討できるとベストです。また、育児に手のかかる子猫よりも、性格や生活ペースなど安定した年齢で充分にお見合いができる保護施設から里親となることもおすすめです。

<住宅事情メモ>
猫は完全室内飼育であるため、一人暮らしであれば、ある程度室内で運動できる広さを必要とします。また、室内の高低差を移動して生活するため、誤飲・誤食や落下物がないように、日頃からシンプルで片付いたお部屋作りを心がけましょう。狭い空間でモノの多い生活をしている人は、この際、断捨離や収納方法にもこだわるキッカケになりそうです。

<グッズで解決>
留守が長く頻繁に猫のトイレの砂を変えてあげられない場合は、トイレの箇所を複数設けたり、オシッコを砂の下のシートやマットで吸収する「システムトイレ」が便利です。
室内には、「キャットタワー」を設置するなど、猫の習性に合わせて上下移動できる空間を作っておくことで、運動不足の解消にも努めましょう。
室内での家具や壁への爪とぎ防止には、定期的に爪を短く切るなどの日々のお手入れと、市販の爪みがきを使うように習慣化させるなどして猫との生活スタイルを作っていきます。爪みがきは素材(ダンボール、麻)や、形状(立体型、柱型、平面型)が豊富なため、見た目よりも、まずは猫の好みを重視して選んでみることをおすすめします。「またたびの粉」があると、初めて使う爪みがきへの誘導もスムースです。
また、爪とぎされたくない壁には、爪とぎ保護シートなどを貼っておくなどの対策も可能です。

<サービスで解決>
家の中で生活が中心となる猫の場合、長時間や長期間の留守番には、自分以外にお世話を任せられるペットシッターが心強いサポーターになります。急な留守や、猫に看病が必要なとき、ご自身の事故や病気に備えて信頼できるペットシッターを見つけておくと安心です。デリケートな猫には定期的に動物病院への通院など、飼い主以外の人に慣れてもらう機会をなるべく作ることも大切です。

●犬との一人暮らし

<犬との生活のはじめかた>
  犬は犬種による大きさや性格などが豊富な動物です。お散歩など外へ連れ出す機会も多く、外部とのコミニュケーションが好きでアクティブな生活をしたい人からも人気が高いペットです。一方、猫に比べると「散歩」「しつけ」「運動」など犬と生活に必要なコミュニケーションの時間を要するため、留守番の時間が長い人や、出張が多い人には飼育は難しいこともあります。
犬種それぞれの性格や、大きさに住居スペースが合っているかどうか?また、近隣に充分運動させられるお散歩コースや公園などがあるかどうか?家の中だけでなく、家の外の環境にも配慮が必要です。仔犬は生活スタイルが確立されていないため、非常に難しいのが現状です。トイレトレーニング、お留守番など覚えることはお互い根気が必要です。育児に手のかかる仔犬の期間にドッグスクールに通うことができれば良いですが、犬それぞれの性格などを充分にお見合いできる保護施設から成犬の里親になることもおすすめです。保護施設からの里親になると、施設や里親同士の繋がりもでき、今後の犬との生活も充実したものとなりそうです。

<住宅事情メモ>
ペット可の住宅であることが必須です。ペット可として入居した場合も、吠えや足音などの問題でトラブルとならないように心がけるとともに、日頃から近隣へのご挨拶はが大切です。
犬の大きさに合わせて必要に動き回れる充分な広さはもちろんのこと、暑さに弱い動物でもあるため、夏場の留守番時は冷房をつけたままで留守番させる必要があります。省エネエアコンや、犬が留守番できる快適な部屋作りを心がけましょう。引越しを検討する場合は、お散歩できる近隣環境などもチェックポイントです。

<グッズで解決>
留守番が多くなりがちな犬の環境作りに必要なものは、安心できる「ハウス」です。穴蔵を巣として暮らしてきた習性からは「クレート」を利用することがおすすめではありますが、6時間以上の留守番になる場合、犬は自分の寝床を汚したくない習性を持つため、留守中に排泄できるよう、トイレスペースのある広めのサークルが便利です。また、給水器などをサークル面に設置して、いつでも水が飲めるようにも配慮しましょう。

↑トイレスペースとベッドルームが分けられる広さがあると清潔!
一人暮らしのお散歩は夜間になりがちなため、暗い夜道でも犬が車やバイクから視認できるように、反射のついたリードや首輪や、ピカピカ光るライト付きのチャームなどを着けて安全を確保してあげましょう。

ピーピーと音のなるオモチャは犬はとても興奮して喜びますが、マンションなど室内や夜間帰宅後のオモチャ遊びにも気を使いたいものです。少音タイプのラテックス製玩具などは、犬が十分喜ぶ高音でありながら、近所の迷惑にならない音量で鳴るものもあります。

<サービスで解決>
 学習能力・作業意欲の高い犬との暮らしはとても毎日が楽しい反面、留守番時間が長いと犬がストレスを抱えてしまい、ヒトにとって問題行動となってしまうことがあります。こうしたことで楽しいはずのペットとの生活が苦にならないよう、犬本来の持つ能力やエネルギーを発散できるようなドッグスクールに参加するなど生活に取り入れてみることも有効です。
また、多忙時の長時間の留守中に、食事や散歩を飼い主に代わってサポートしてもらえるペットシッターなどを探しておくことも安心です。
長期の出張や旅行などには、信頼できるペットホテルを見つけておき、普段からお泊りに慣れるトレーニングをしておくと、預ける側としても不安が少なくて済みます。

 ペットとの暮らすことは、家族が増えることと同じです。生活にメリハリが生まれ、喜びも多い反面、出費が伴うこともあります。終生飼養が必要なペット達が安心して暮らせるよう現在だけでなく、この先将来のライフスタイルをしっかりと考えてペットとの生活を充実させて楽しみましょう。

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