犬、猫、鳥それぞれフードの種類と違い

愛すべきペットたちとの生活は、わたしたちの心を潤し、とても幸せな気持ちにさせてくれますよね。
そんなあなたの愛犬、愛猫、愛鳥に、普段どんなものを食べさせているでしょうか。

食べ物は生き物の体をつくる上でとても大切なものです。とはいっても、たくさんペットフードがある中から何をどんな風に選び取ればよいのか‥迷ってしまう飼い主さんも多いのが現状だと思います。
そこで、それぞれのペットフードの種類とあなたのペットに最適な選び方を解説してみました。

ワンちゃんとネコちゃんのペットフードの種類はどんなものがある?

●ドライフード

いわゆる「カリカリ」のことです。材料をまぜこんで、クッキーのように焼いて成型したものになります。

○ドライフードのメリット、デメリット
ドライフードのメリットは、水分が少ないため腐りにくく、開封してから1か月ほどは保存ができることです。また、乾燥しているのでウエットフードと比べると歯垢がつきにくくなります。
デメリットとしては、グルメなワンちゃん猫ちゃんは味気無さに飽きてしまって食べてくれなくなることがあります。

●セミモイストフード

●セミモイストフード
ウエットフードまではいかないものの、ドライフードより水分を多く含んだ粒状のフードです。パッケージには半生タイプと表示されています。

○セミモイストフードのメリット、デメリット
セミモイストフードのメリットは、指で簡単につぶすことができる柔らかさなので、噛む力の弱い子は食べやすくなります。他にも、ドライフードと比べて食いつきがよくなります。
デメリットとしては、水分が多いにも関わらず密封して販売されていないので、どうしても品質を保持するために添加物の使用が多くなることです。

●ウエットフード

いわゆる缶詰のことです。また、レトルトパウチのフードもあります。

○ウエットフードのメリット、デメリット
ウエットフードのメリットは、フードの匂いが強いので、ワンちゃん猫ちゃんにとって「おいしい」と感じることです。そのため、食いつきがよくペロッと完食してくれます。
デメリットとしては、これを主食にするばあい、たくさん食べないと一日の栄養が摂れないのでドライフードよりもコストがかかります。そしてドライフードと比べて歯垢がつきやすくなります。

●スナック類

人間でいう「間食」、おやつのことを指します。

○おやつを与えるメリット、デメリット
これらのおやつ類は、ふつうに主食としてペットフードを食べていれば、とくに必要なものではありません。でも、人間でいう「3時のおやつ」の時間は私たちを幸せな気持ちにさせてくれますよね。
それと同じで、たとえばワンちゃんには「噛む」という習性があります。
骨型のスナック類は、噛むことによってストレス解消になりますし、さらに歯みがき効果のあるものもあります。しつけのときに使うのも効果的です。
そして好き嫌いの激しい猫ちゃんは、ペットフードの上にふりかけタイプのおやつをかけてあげることで食べてくれるようになることもあります。おやつ類にはそういったメリットがあります。
一方デメリットとしては、おやつをたくさんあげることによって、太ってしまうこともあります。

最低限これだけは知っておこう!選び方の注意点!

●総合栄養食と記載されているか

主食のペットフードを決めるばあい、必ず「総合栄養食」と記載のあるものを選ぶようにします。
ペットフードのラベルに「副食」や「栄養補助食」と記載されているものは、あくまで足りない栄養を補うために、あるいは食いつきを良くするために作られているものなので、それだけを食べさせていると栄養不足に陥ってしまいかねません。

●AAFCO(アフコ)の基準をみたしているフードか

「AAFCO」とは、米国飼料検査官協会のことを指します。その協会の定める給与試験を通過したフードは「AAFCOの給与基準をクリア」と記載されます。また、中には日本のペットフードメーカーで「AAFCOの栄養基準を参考にして作りました」というような記載のフードもありますが、これは実際に給与試験には通過していないということになります。
この協会の基準をクリアしていなくても、総合栄養食であれば問題ありませんが、クリアしているということは、品質のよいプレミアムフードだということを表しています。

●原材料は何を使っているか

ペットフードにも人間の食品同様に、使用している原材料が記載されています。原材料欄の最初に表示される原材料がそのペットフードの中でいちばん割合が多いことを表します。
たとえば、肉類(チキン、ターキー)、トウモロコシ粉、粗びきコムギ‥と続くようなばあい、いちばん最初に表示される「肉類」がいちばん多いことになります。
なぜ原材料をよく見なければいけないかというと、ワンちゃん猫ちゃんは肉食という食性をもっています。そのため、必要なタンパク質は肉類など動物性タンパク質から摂取することが望ましいからです。
穀類から摂取するばあいはたくさんの量を必要としますし、ワンちゃんネコちゃんのように腸の短い動物には不向きといえるでしょう。
実際に、肉類メインのフードと穀類メインのフードで比べてみると、ウンチの量が違うことが分かります。
消化吸収がきちんとされていれば、ウンチはコロコロとしていて量は少なくなります。

●それぞれのライフステージにあったペットフードを

ペットフードには、それぞれの年齢にあったタイプのものがあります。
たとえば、1歳になるまでの成長期なら子犬、子猫用、1歳を過ぎたころから成犬、成猫用、7~8歳をすぎたらシニア用に切り替えていくようにしましょう。
他にも、太り気味のワンちゃん猫ちゃんにはカロリーをおさえた肥満用フード、たくさんの栄養を必要とする妊娠中のワンちゃん猫ちゃん用のフード、さらにはアジリティをしているスポーツドッグ用にカロリーをあえて高くしたフードなどがあります。
鳥のペットフードの種類はどんなものがある?

●ペレット

ペレットというのは、小鳥にとって必要な栄養素がバランスよく配合されていて、犬や猫でいう総合栄養食のドライフードのようなものです。メーカーによって原材料や粒の大きさがさまざまです。

○ペレットのメリット、デメリット
ペレットのメリットは、それ自体にビタミンやミネラルも配合されているのでペレットのみで生きていくことができます。デメリットとしては、シードよりもコストがかかること、見慣れない食べ物に鳥が驚いて、なかなか食べてくれないこともあります。

●シード

自然界で小鳥が食べているものをブレンドしたものです。あわ、ひえ、きび、カナリーシードなどが一般的で、殻がついているものや、殻をあらかじめとりのぞいているものもあります。

○シードのメリット、デメリット
もともと自然界で鳥が食べていたものなので、自然に受け入れて食べてくれます。また、殻のついたシードは鳥が殻をむくことで楽しみながら食餌をすることができ、ストレス解消にもつながります。
デメリットとしては、シードを主食にするばあい、足りない栄養素を補うために定期的に青菜や副食を与えなければいけません。こまめに食餌を管理することが大切です。
また、殻のついたシードは、むいた殻がそのままエサ箱に残り、そのせいでエサがたっぷりあるように見え、ついエサやりを忘れてしまうことがあるので注意が必要です。

●ボレー粉

カキ(牡蠣)のからを砕いたもので、白っぽい色をしています。

●塩土

その名前の通り、土と塩分を固めたものです。鳥類には歯がないため、砂嚢(さのう)と呼ばれる器官に小石をいれて食べ物をすりつぶすことで消化を助けるというしくみがあり、その小石を補給する役割もあります。

○ボレー粉と塩土は何のために与えるの?
ボレー粉や塩土はカルシウムやミネラル接種のために必要なものです。ごく少ない量を与えるようにします。とくに塩土を与えるばあい、鳥かごの中に入れっぱなしにしてしまうと、ずっと食べ続けてしまい腎不全などの病気をひきおこしてしまいかねません。
どちらも飼い主さんの見ているところで適量与えるようにしましょう。

それぞれのメリットとデメリットをふまえて最適なフード選びを

ペットフード選びは飼い主さんがどこを重視するかによります。
もちろん、ペットによってフードの食感が大切だったり、匂いを好んだりと、いろいろ好き嫌いの差はあるもの。せっかく用意したペットフードを食べてくれないこともあります。

でも、今はいろんなメーカーからたくさんペットフードの商品が発売されているので、ぜひこの記事を参考に、あなたの大切なペットのためにぴったりのペットフードをみつけてあげてくださいね。

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