防災時に必要な非常食はこれ!
食糧を切らさないローリングストックと大体の備蓄量

目次
第1章:防災に備えて非常食を用意しよう
第2章:非常食を切らさないローリングストックとは?
第3章:震災が起きた場合はどれぐらいの非常食が必要?
第4章:最低限用意しておいた方が良い非常食は?
第5章:食事の味に力を入れている商品も登場
第6章:スーパーやホームセンターで買えるオススメ非常食
第7章:3日間・1週間などの長期期間に備えたセット商品もある
第8章:赤ちゃんや小さい子供、高齢者がいる場合は?
第9章:非常食を選ぶときの注意点
第10章:非常食を用意する以外で気をつけること
まとめ


 日頃から防災を意識して物資を備えておかないと、いざという時に困ったことになりかねません。食料は人の活動エネルギーを作る大切なものですが、災害時に適した物資を用意しておかないと大変です。では、そうした事態に備えてどのような非常食を揃えれば良いのでしょうか?

第1章:防災に備えて非常食を用意しよう

活動エネルギーを生み出す必需品

 震災とは、地震によって引き起こされる災害のことです。突然の揺れや建物の崩壊など、人々の生活に大きな被害を及ぼすこともあります。
震災が起きたときに役立つアイテムとして、防災用救急キットや懐中電灯などの他、非常食があります。防災時には水道やガスといったライフラインが停止することがあり、私たちが日頃使っている食料がいつも通り調理できるとは限りません。その点、非常食には火や水を使わずに食べられるものもあるので、活動エネルギーを生み出し、体力・気力を維持する上で役立ちます。

第2章:非常食を切らさないローリングストックとは?

食品を買い足し、蓄積する方法

 防災に向けて試して欲しい方法の1つに、ローリングストックがあります。

<ローリングストックとは?>

 ローリングストックとは、非常食になりそうなものを多めに買い、古い物から順に食べることで不足分を買い足し、常に新しい非常食を自宅に蓄積しておく方法です。別名、「循環備蓄」「スマートストック」とも呼ばれます。古い食材は毎日の食事の中で消費され、その分新たな食材が買い足されるため、賞味期限切れを防ぐことが可能です。
 非常食は賞味期限が長いものがほとんどですが、普段から意識していないと大幅に賞味期限を過ぎてしまうケースもあります。非常食を購入しておき、ローリングストックで食材を消費・蓄積する方法をとることで、震災が起きても安心して食べられる食材を常時蓄えることができます。

<ローリングストックのやり方>

 震災によりライフラインが停止すると、復旧や救援物資などの提供が大幅に遅れることがあります。そのときに備えて、人1人が生活する上で必要な量を最低3日~1週間程度分は揃えましょう。
 ローリングストックで用意して欲しい食材は、レトルト食品、加工食品など、常温保存が可能なものです。朝昼夜の3食分以外にも、ゼリー状で水分補給できるもの、甘めの間食タイプなども揃えておくことをオススメします。

<ローリングストック注意点>

 ローリングストックを行うときは、以下のポイントに気をつけましょう。
その1◆古い食材から消費して
 ローリングストックは「古い食材を消費して、新しいものを買い足す」という考え方のもとで行われます。食材は賞味期限の古いものから使い、常に新しいものをストックするようにしてください。
その2◆非常食として使えるものを
 災害が起きたときに使えないものを揃えてしまうと、いざという時に困ってしまいます。火が必要な食材をローリングストックで備蓄した場合は、カセットコンロやボンベななどの火を起こすための道具が必要になるので注意しましょう。

第3章:震災が起きた場合はどれぐらいの非常食が必要?

最低3日分は用意しましょう

 大規模な震災が発生した場合、ライフラインが停止して復旧が大幅に遅れることがあります。食料物資は支援のめどが立たないこともあるため、3日~1週間分は揃えておくようにしてください。
人が健康的に動くためには食料の他、水も必要になります。一般的には一人あたり3リットルが必要になりますが、重さがあるため持ち運びに苦労します。避難所への移動などを考えると、3日分で1.5リットル程度を最低ラインとしてください。水を摂取するときのポイントとしては、喉が渇く前に口の中で少し転がしてから飲むようにすることです。ボトルに口をつけて飲まない、カップに移して飲むなどをすると、唾液が水に紛れないため日持ちさせることが可能です。薄いプラスチック製の折りたたみ式水タンク(ウォーターサーバー)を用意しておくと、不要時に小さく折りたたんで運ぶことができます。

第4章:最低限用意しておいた方が良い非常食は?

一次・二次持ち出し食品を用意

 防災用非常食には、一次持ち出し食品と二次持ち出し食品とがあります。それぞれのポイントを説明すると以下のようになります。

<一次持ち出し食品>

 軽量かつコンパクトで、水と熱を使わずに食べられ、密封・開封時ともに保存がきくものです。合計2000キロカロリーを目安にして、以下の基準をもとに選ぶことをオススメします。

・炭水化物をメインとした、消化吸収の良いもの
・喉の通りが良く、素早いエネルギー補給ができるもの
・食べたときの満足感が得られやすいもの

 非常食では乾パンが重宝されていますが、これは消化吸収が良く、主成分が炭水化物で人の活動エネルギーを作るからです。乾パンは食べるときに水分をたくさん必要とすると思われがちですが、決してそうではありません。唾液のような少量の水分で食べられるため、非常食にとても適しているのです。
 しかし、簡易食ばかりでは満足感が得られません。おいしい食事を摂ることはエネルギーを生み出すだけでなく、ストレス解消にも繋がります。日本人になじみ深いご飯や味噌汁なども用意して、食の満足感を高めるようにしていきましょう。
 非常食はジッパー式のフリーザーなどに保存して、賞味期限が切れそうなものは早めに処理します、新しいものを非常食に加えることで、食の安全を保てます。

<二次持ち出し食品>

 二次持ち出し食品として用意する非常食は、普段の食事に近いものです。米や麺類を主食として、おかずなどは日常的に摂取しているものに近いタイプを用意しましょう。レトルト食品、フリーズドライ食品、簡単に開けることのできる缶詰など、さまざまな種類を用意しておくと、食のバリエーションが広がります。

第5章:食事の味に力を入れている商品も登場

おいしさに注目するのも非常食選びのコツ

 「非常食をおいしく、ストレスなく食べてもらえるように」と考えて、味つけに力を入れた非常食も販売されています。震災後はストレスが大きいため食欲が落ちることが多く、口にしやすい非常食を選ぶことが活動エネルギーを落とさないポイントとなります。また、1つの商品でさまざまな味を楽しめるタイプや、ミネラルや糖分、食材の固さなどに配慮された非常食もあるので、それぞれの好みに合ったものを選んでみましょう。

第6章:スーパーやホームセンターで買えるオススメ非常食

アレルギーに配慮した非常食も

 非常食は種類が多く、何を買えば良いか迷ってしまう人も多いでしょう。いくつかピックアップしてご紹介するので、購入時の参考にしてください。

<カンパン>

 1985年9月に「世界食品コンテスト ゴールドメダル賞」を受賞した商品です。氷砂糖入りのカンパンで、長らく非常食として重宝されてきました。ひとくちサイズで食べやすく、大人から子供まで使えます。

<そのまま美食ご飯シリーズ やわらかわかめご飯>

 「そのまま美食ご飯シリーズ」の一つで、「水いらず、調理いらず、皿いらず」で作れるわかめご飯です。底面部にスプーンがついていて、封を切らずに熱湯で温めたり、そのままの状態で食べたりすることが可能です。賞味期限は5年(常温保存)で、長期保存に耐えられます。

<IZAMESHI まんぞく豚汁>

 じゃがいも、にんじん、大根、ねぎ、ごぼうなどの野菜と、豚肉、こんにゃくが含まれた豚汁です。そのまま食べることができる上、日本人にとってなじみ深い和食となっています。

<IZAMESHI 煮込みハンバーグ>

 長期保存に耐えられるレトルト食品になります。非常食ながらもしっかりとした味つけなので、いつでもおいしく食べられます。はじめから非常食用として保管しておくのも良いですが、ローリングストックの1つとして日常生活で使うようにするのもオススメです。

<山梨の天然水 長期保存水(保存期間5年)>

 長期保存5年に耐えられる軟水です。災害時の飲料用の他、子供用ミルク、炊飯、料理などにも使えます。パッケージに災害用伝言ダイヤル(171)に関する利用方法も記載されています。

<マジックライス 保存食・ドライカレー>

 カレーとリゾット、どちらの食べ方もできる非常食です。水を140ml注げばカレーに、290ml注ぐとリゾットになります。熱湯の場合は15分、水の場合は1時間程度で食べられます。食感が柔らかです。白飯タイプもあり、注ぐ水の量によってご飯かおかゆにできます。

<マジックパスタ ペペロンチーノ>

 唐辛子の辛さとニンニクの風味がマッチした非常食です。熱湯、あるいは水を注ぐと、簡単にペペロンチーノができあがります。他にも、デミグラス風味の「きのこのパスタ」や、クリーミーさが自慢の「カルボナーラ」もあります。

<IZAMESHI 黒みつきなこ餅>

 長期保存に耐えられるきなこ餅です。乾燥した餅をトレーに出して、約1分間水に浸すと食べられるようになります。被災時に加熱調理ができない場合でも、水さえあれば柔らかなお餅になるので子供のおやつにぴったりです。

<えいようかん>

 食べきりサイズのミニ羊羹で、カロリー補給を素早く済ませられるという特長があります。災害時はもちろん、スポーツやアウトドアをしたときの栄養補給にも使えます。原料に含まれるアレルギー物質(特定原材料等)が無いので、アレルギーが心配な人にもオススメです。

第7章:3日間・1週間などの長期期間に備えたセット商品もある

水も火もいらないタイプのセット商品も

 非常食を用意するときの目安として、3日~1週間分を用意するのが基本です。しかし、一つ一つ自分で選ぶと手間と時間がかかります。以下のようなセット商品ならば、一度にさまざまな食べ物が揃います。

<無添加調理だから非常食Aセット>

 「甘辛豚肉」「きのこの佃煮」「玄米がゆ」「玄米小豆がゆ」がセットになった非常食です。水がなく、加熱調理ができない環境でも食べることができます。2016年の新製品部門で「日本災害食大賞 優秀賞」を受賞しています。同じシリーズの非常食Bセットには「四目野菜ねぎ油ピリ辛煮」「ごぼうと鶏肉のしょうが煮」「玄米がゆ」「玄米梅がゆ」が、非常食Cセットには「鶏肉とごぼうの旨煮」「大豆と野菜のひじき煮」「玄米がゆ」「玄米梅がゆ」がセットになっています。

第8章:赤ちゃんや小さい子供、高齢者がいる場合は?

アレルギーにも注意して選びましょう

 震災に遭ったとき、小さい子供や高齢者、乳幼児がいることもあります。その場合は通常の非常食を与えることが難しいため、事前に対策をしておくことが必要です。小さい子供や乳幼児用にはミルクや離乳食を、高齢者には流動食を多めに用意しておくと、いざという時に困りません。アレルギーを持った子供がいる場合は、アレルギー除去食品などを揃えるようにしてください。

第9章:非常食を選ぶときの注意点

栄養やゴミ処理面でも配慮を

 非常食を揃えるときは、以下の点に気をつけましょう。

<バランス良く食品を揃えて>

 人はバランス良く栄養を摂取することで、健康的な生活を送れます。非常食の場合も同じなので、購入するものの栄養バランスにも注意して選びましょう。人のエネルギーを生み出す上で欠かせない米や麺類などは、きちんと揃えておくことをオススメします。それ以外の注意点としては、肉、魚、野菜といったおかず系のものを用意するようにしてみましょう。

<食べた後のことも考えて>

 合わない食事を続けていると、ストレスが溜まることがあります。心のストレスは体にも悪影響を及ぼしかねません。量だけでなく、質にもこだわって非常食を選ぶようにすることも忘れずに行ってください。

第10章:非常食を用意する以外で気をつけること

ケガや避難所での生活も考慮して

 災害時に大切なのは、非常食を用意することだけではありません。さまざまなことを想定して事前準備をしておくと、災害時でも慌てずに済みます。以下のポイントを参考にして、防災対策を行いましょう。

<災害時の避難場所は事前に確認>

 大きな災害が起きた場合、避難勧告や避難指示が出ることがあります。各市町村では災害時の避難場所をあらかじめ定めているので、ホームページや防災情報マップなどで事前に調べておきましょう。また、避難場所の種類には広域避難場所、一時避難場所などがありますので、合わせて確認しておきましょう。
  • 広域避難場所…
    地震などによって火災が拡大して、地域全体の安全が脅かされたときに避難する場所です。火災によって発生する熱から身を守るためには広面積が必要となるため、大きな公園、学校施設、団地などが指定場所になっています。
  • 一時避難場所…
    地震や風水害などが発生したときに一時的に避難する場所のことです。都市部では帰宅困難者が交通機関の復旧を待つまで待機する場所になることもあります。公園や学校施設などが避難場所として指定されることがあります。

<防災用救急キットの用意も>

 災害に巻き込まれると、ケガをすることがあります。いざという時のために救急キットを用意しておくと便利です。外傷用医薬品、ガーゼ、マスクなど、必要に応じて揃えておきましょう。ただし、救急キットは正しい使い方をマスターしておかないと、いざという時にうまく手当ができません。地域の消防署などで救急処置の講習が行われていることがあるので、できる限り参加するようにしてください。

<何が必要か事前に考えて準備>

上記の他、防災ラジオ、携帯の予備電池、常備薬など、必要に応じて防災グッズを揃えておきましょう。こうした道具は準備したら終わりではなく、定期的に点検をしておくようにしてください。壊れて使えなくなった場合は速やかに別のものに交換するか、修理に出すなどしてください。万が一に備えて万全な体制を整えておくことが、災害時でもパニックにならずに済むポイントです。

<帽子をかぶるなどの工夫も>

 頭部の保護や防寒をする上で帽子は役立ちます。落下物の恐れがある場合は、帽子の内側に新聞紙やバンダナをたたんで入れておきましょう。クッション代わりになるので、防御力が向上します。もし、頭部の安全性をより高めたいのであれば、防災用キャップを購入することもオススメです。たためるコンパクトサイズのタイプ、内部に衝撃吸収パッドが入っているタイプ、防炎機能がついているタイプなどがあるので、それぞれの商品を見比べて良いものを選びましょう。

<非常用トイレもあると便利>

災害時には、水道などのライフラインが停止して、トイレが使えなくなることがあります。そうしたときに役に立つのが、非常用トイレです。凝固剤で水分を固めてくれるので、使用した後も水分が外に漏れる心配がありません。排泄時の飛び散りや跳ね返りを軽減するタイプ、消臭機能がついているタイプ、使用後は可燃ゴミとして捨てられるタイプなど種類が豊富なので、衛生面を考えた上で1つは携帯して欲しいアイテムです。

まとめ

 災害時は慌てずに、落ち着いた対処をすることが大切です。前もって防災グッズをいくつか用意しておくと、いざという時に安心です。非常食は人の活動エネルギーを維持する上で欠かせませんが、バリエーションが多いため、それぞれの特長をよく理解して選ぶ必要があります。災害時の備えとして、早めに準備しておきましょう。


日頃から防災準備を心がけてください。

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