食器棚のDIY

お料理にこると、しだいに食器の数は増えてくるもの。大きさや形、色柄で整理できる、使いやすい食器棚が欲しくなります。キッチンやダイニングのスペースを有効に使いながら、食器の種類にあわせた棚の配置にできると理想的です。そうした望みをかなえる食器棚を、DIYでつくってみませんか。使い勝手を考えながらお好きなデザインで、さっそく完成スケッチを描いてみましょう。

 

食器棚づくりのポイント

●材料選び
収納力が十分にある大きさの食器棚をつくる場合、木材を何枚もつなぎあわせるよりも、大きなパネル材を使うほうが簡単です。耐久性があり、DIY初心者にも扱いやすくおすすめしたいのが、ランバーコア合板です。ランバーコア合板は、集成した木材を芯材に使い、表面に薄い合板を貼って仕上げた加工材です。一般的には910×1820mmの大きさで売られていて、厚みも30mmほどまで選べます。十分な強度があり、狂いも生じにくい板材で、そのうえ安価であることから、ドアや市販の家具にもよく使われています。表面に貼りあわせる合板の材質により、ラワンランバーコアやシナランバーコアなどの種類があります。

●可動棚にする
棚を好きな高さに変えられる可動棚にしておくと、食器の大きさや数にあわせて高さを調整し、あとから変更もできてとても便利です。製作過程で棚ダボをつけるため、少し作業が難しくなり、手間も増えますが、使いやすさは大幅にアップします。後々、自分で棚板を増やすことも簡単にできるので、長く使える一台になります。

 

食器棚作りに用意するもの

●材料
板材:ラワンランバーコア合板、扉:シナランバーコア合板、背板:シナベニア、棚ダボ、取っ手、蝶番、ラッチ、木ネジ

●道具
電動ドライバードリル、ダボビット、プラスチックハンマー、かなづち、ドライバー、メジャー、差し金

 

食器棚の作り方

●木材をカットする
大きいランバーコア合板を、正確にまっすぐに切るのは、たいへん難しい作業です。つくりたい食器棚の大きさを決めたら、簡単な図面を手書きして必要な木材の寸法や数量を割り出し、店舗のカットサービスを利用しましょう。

●棚ダボを埋める
今回は縦2列の収納スペースをつくるので、縦に中板を1枚入れます。側板1枚と中板に、同じ位置になるように奥行と高さを測って印をつけ、棚ダボの受け金具を埋め込みます。ダボと同径のダボビットで穴をあけ、プラスチックハンマーで叩き込みます。

●棚を組み立てる
天板に、2枚の側板と中板を木ネジでとめ、最後に底板を固定します。天板と底板には、あらかじめ中板の取りつけ位置がわかる印をつけておきましょう。今回はせまい方は固定棚にするため、ここで側板と中板にネジどめします。後ろ側に背板を取りつけて、組み立ては完了です。

●扉をつくる
扉の寸法に切った木材をそのまま取りつけてもよいですが、味気なく感じるようなら飾りをつける方法もあります。幅20mmていどの木材を角を45度に切り、木工用接着剤と隠し釘を使って四角くつけます。接着剤が乾いたら、隠し釘の頭をたたいて飛ばします。

●扉をつける
側板にネジどめした蝶番に扉をつけ、位置あわせをしてラッチを取りつけます。取っ手のネジ穴の間隔にあわせて扉に下穴をあけ、扉の裏側からネジを入れて取っ手を固定します。

●仕上げる
使いやすい高さに棚ダボをねじ込み、棚板をのせたら完成です。お好みの塗料を塗って仕上げてください。

 

まとめ

オリジナル食器棚の魅力は、手持ちの食器にあわせて、棚の幅や高さを決められるところです。作業は大変でも、今回のような可動棚にすると、食器の入れ替えや移動をしたいときに対応できてとても便利です。必要なら、棚板を後から足すこともできます。扉にガラスを使ったり、オープン収納にしたり、自在にアレンジを楽しんでください。

 

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