何を作るにしても、プラダンを加工するために必要になるのが「切る」作業です。カッターとハサミ、どちらでも使いやすい道具を使ってください。カッターを使うときには、マットやベニヤ板などを敷いて、下の台やテーブルを傷つけないようにしましょう。
●リブに対して平行にカットする
リブが入っていない中空のところは、簡単にカットすることができます。まっすぐに切りたいときには金属製の定規を使い、数回に分けてカッターで筋を入れるようにすると、曲がらずにカットできます。
●リブに対して垂直にカットする
この向きはリブも一緒に切らなければならないため、平行に切るときよりも力が必要です。定規がずれないようにしっかりと押さえ、慎重にカットしましょう。
●リブに対して平行に曲げる
・外側を切って曲げる場合
リブが入っていない中空のところで、外側だけをカットし、内側は残します。
切り口が表に出てしまいますが、見た目が気にならない部分に使うのであれば、これがもっとも簡単な方法です。
・内側を切って曲げる
曲げたいところの内側でリブに沿って2ヶ所にカッターを入れ、リブの間を切り取ります。
外側を残したまま無理なく曲げることができ、見た目もきれいで安全です。箱や棚を作るときに適した曲げ方です。
●リブに対して垂直に曲げる
曲げたいところの内側で、厚みより広い幅で2本の切り込みを入れます。
切り込みを入れたところを外側にして折り曲げ、間の部分を切り落とします。
リブが効いている方向ですが、ひと手間かけることできれいに曲げることができます。
メーカーでは熱溶着加工をしますが、DIYでは接着、ネジやリベットを使った接合でプラダン同士を繋ぎます。
プラダンの原料であるポリプロピレン樹脂は、プラスチックのなかでも接着しにくい素材です。接着剤や両面テープを使うときは、ポリプロピレンに対応した「プラスチック用」のものを使用してください。重いものを入れる箱など、強い力がかかるところの繋ぎには、下記のような方法を使うと、手間はかかりますが安心です。
●小ねじとナットで繋ぐ
ネジどめしたい位置に、電動ドリルを使って穴をあけます。
裏側にナットをあて、表側からドライバーを使って小ねじを回し、2枚のプラダンを繋ぎます。小ねじとナットの内側には、ワッシャーを入れておきます。裏側にナットが出ることが気になる場合は、アルミリベットを金づちで打ってとめる方法があります。
●ひもで繋ぐ
繋ぐ2枚のプラダンを重ねてテープで仮どめし、ポンチで穴をあけます。
靴ひもと同じように、穴にひもを通し、両端を結びます。装飾の効果もあって一石二鳥です。
Copyright © ROYAL HOMECENTER Co.,Ltd. All Rights Reserved.