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誰でもできるモニター台を自作する方法
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誰でもできるモニター台を自作する方法
普段デスクでパソコンの作業をしているとき、目が極端に疲れたり、肩が凝ってしまったりすることはないでしょうか? もしかしたらPCモニターの高さや距離があなたに合っていないのかもしれません。
一般的に使用者とモニターとの距離は40cm以上、ワイド画面ならば50cm以上が良いとされています。また、画面の高さは作業中の視線が正面を向くか、それより少し下向きとなるような高さが好ましいとされています。もし現在のデスクの環境がそのようになっていない場合は正してあげるべきかもしれません。
PCモニターにも角度や高さを調整する機能はありますが、それでも不十分な場合は自分に合わせたモニター台を作ってみるのがオススメです。DIYなら自分に合わせたベストな高さにできる上、見た目も自分好みにすることができます。それにデスク上をスッキリと片付けられ、作業スペースを確保することも可能です。構造もとてもシンプルなのでDIYで制作するのも簡単です。そんなモニター台の簡単な作り方をご紹介します。
1章:必要な材料って何?
2章:材料はどこで入手できるの?
3章:どんなデザインでも自由自在
4章:強度は大丈夫?
5章:製作するときに注意すること
6章:モニター台の自作方法
1章:必要な材料って何?
木材やアクリルなど好みの物を使用する
モニター台の素材は木材やアクリルなどの樹脂、またはアルミなどの金属板など好みのもので構いません。しかし加工しやすくまた費用もあまりかからないのはやはり木材でしょう。
木材なら種類も豊富ですし、厚みや大きさなどのバリエーションも各種揃っています。最小限の作業で望みのモニター台を作成することが可能でしょう。
今回は例として、木材を使ってモニター台を作ってみました。サイズに関しては台に乗せるデスクやモニターの大きさ、収納するキーボードのサイズによって変わってきますのでご自身のモニターなどに合わせてアレンジしてください。作例で使用した材料は以下になります。
●材料
・木材
天板用板(540×250×20mm)/1枚
脚用板(250×60×20mm)/2枚
・木ネジ/6本
・ダボ/6個
・木工用接着剤
・着色用ワックス
2章:材料はどこで入手できるの?
材料の種類が豊富なホームセンターがオススメ
木材をはじめアクリル板や金属板などはホームセンターで簡単に手に入れることができます。中でも手ごろなのは木材です。ホームセンターなら材料を購入する際、サイズなどをあらかじめ測っておき、その場でカットしてもらうことも可能です。材料をカットしておけば作業の手間を省くことができます。
またダボや木ネジ、接着剤などといった、必要となる他の材料も一緒に購入しておきましょう。表面の仕上げに関しては、今回はアンティーク調としたため着色用のワックスを使いました。モニターやキーボード、またはデスクの天板のカラーとのマッチを考えてお好みの塗料などで仕上げてください。モニターを乗せる天板に、滑り止めとなるコルクマットなどを貼っても良いでしょう。
3章:どんなデザインでも自由自在
キーボードが収納できるデザインが基本
モニター台は、天板と足を組み合わせるだけのシンプルなものなので自由にデザインして構いません。ただし、モニターを置くだけの十分なサイズであること、また、天板の下にはキーボードを収納できるだけのスペースを設けるというのが基本となるでしょう。天板のサイズをあまりギリギリにしてしまうと、脚を立てたキーボードが収納できなくなる場合もあるのでその分の余裕も計算に入れるようにしてください。
他には天板に外付けHDDやスピーカーなどを設置するスペースを設けたり、側面にUSBハブなどを固定する為の穴などをあけても良いでしょう。
キーボードの収納スペースの上にもう一段棚を設けても良いかもしれません。ただし、デザインに凝り過ぎてあまり高くし過ぎると、モニターを設置した際に視線が上を向いてしまうので注意してください。適度な高さになるように計算の上、適切なデザインを行ってください。
4章:強度は大丈夫?
モニターを支えられるだけの強度を確保する
デザインは自由ですが、一点注意が必要なのは天板の強度を十分に取ることです。PCモニターは画面サイズが大きくなるほど重量も増します。天板にデザイン重視で薄い木材などを使ってしまうと、モニターを乗せた際にたわんでモニターが斜めになってしまうことがあります。
見た目が悪いだけでなく、モニターが安定せず地震などが起きたときに倒れてしまうかもしれません。強度を十分に考え、しっかりと水平になるように取り付けましょう。
また、天板と脚を固定する際、天板に対して脚が下から支えるように配置するのがオススメです。この方がしっかりとモニターの重量を支えることができます。
5章:製作するときに注意すること
モニター位置が高くなり過ぎないように注意
モニター台の寸法のベースとなるのがモニターを支えるベース部分のサイズと、キーボードの大きさです。まずはキーボードのサイズを測ります。幅と奥行きに加えて、高さも測りましょう。収納式の脚がある場合は必ず立てた状態で測ってください。また、キーボードにUSBポートなどが装備されている場合はその分の余裕も取っておきます。
キーボードのサイズが測れたら、それが収納できるだけの余裕を持つ天板の縦横のサイズを設定します。天板をキーボードサイズぴったりにしてしまうと、脚を取り付けた際にキーボードが収納できなくなるので注意してください。天板や脚となる板の厚みも考慮したうえでサイズを決定しましょう。
作例の場合は収納するキーボードが幅450mm×奥行き150mm×高さ45mmだったため、天板の大きさは余裕を見て540×250mmとしました。板の厚みは20mmで脚を取り付けた際には天板下のスペースは500×250×60mmとなり十分な余裕が確保できました。
6章:モニター台の自作方法
デスクに合わせてお好みのカラーで仕上げよう
天板と脚を組み合わせたシンプルなモニター台の製作方法を紹介します。細かな手順は以下のようになります。
①材料
天板用の板と脚用の板、それらを繋ぐ木ネジと取り付け穴をふさぐための飾り用ダボ。そして木工用接着剤です。
②木材の面取りをする
あらかじめカットしたおいた各木材の角を、サンダーやサンドペーパーを使って面取りします。デスクや手などを傷つけないためです。
③穴赤の目安となるマスキングテープを貼る
板厚と同じ20mmのマスキングテープを天板となる板の端に貼ります。これが脚となる板材の厚みの目安となるのでテープの幅の中心に穴をあけます。
④ダボ錐で穴をあける
天板の上面からダボ錐(ダボ穴をあけるための専用の錐)を使ってダボ穴をあけます。左右の端に3個ずつ、計6つのダボ穴をあけます。このとき、端は板の端から指一本分ほど離れた位置に穴をあけるのがコツです。こうすることで板が割れるのを防げます。
⑤木工用接着剤で接着
天板に脚となる板材を、木工用接着剤を使用して接着します。
⑥木ネジで天板と脚を固定
先ほどあけたダボ穴に木ネジを通し、電動ドリルなどでしっかりねじ込み固定します。木材を割らないように注意してください。
⑦ダボを打って穴を隠す
木ネジを打ち込んだダボ穴に、ダボを打ち込みます。ダボ穴は1cmなのでダボの頭が1cmほど飛び出します。飛び出したダボは薄刃のノコギリを使って切り取りましょう。これでネジの頭が隠れました。
⑧ダボの頭をサンダーで平らに削る
少し飛び出したダボの頭は、サンドペーパーや、サンダーなどで平らに削ります。
⑨仕上げる
表面を仕上げます。今回はアンティーク調の着色用ワックスを使用しました。木材そのもの質感を生かしてニスなどで仕上げても構いませんし、塗料などを使ってお好みのカラーで仕上げを楽しんでも良いでしょう。最後に脚の裏に滑り止めのフェルトチップを貼りました。
⑩完成
転倒防止のためにジェルシートを貼り、デスクに設置したら完成です。モニター下にキーボードが収納できるようになり、デスク上での作業がしやすくなりました。
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