狭い部屋でもスペースに困らない
「壁掛けデスク」のDIY

賃貸住宅にお住まいの方で、壁に穴が開けられなくてDIYのやり方に困っている方も多いのではないでしょうか？
今回は、壁に穴を開けずに作れる壁掛けデスク棚のDIYについてご紹介します。
私は7帖ワンルーム賃貸のお部屋で一人暮らしをしています。仕事柄、自宅でPCを使う時間が長いので、横長の大きなデスクを置きたいと考えていました。
決して広いとは言えないお部屋なので、物はできるだけ減らして最低限必要な家具のみを残しましたが、ベッドやテレビを置くとなると、7帖のお部屋に大きなデスクを配置するのはなかなか難しいです。賃貸でできるDIYでデスクを作れないかなと考えていたところ、あるアイデアを思いつきました。

床のスペースをできるだけ広くとるためには、「デスクの足をなくせば良いのでは？」と考えました。壁掛けデスクなら足は必要ありませんね。
しかし、私が住んでいるのは賃貸物件です。壁にねじを打ち込むことはできません。
そこで思い浮かんだのがディアウォールです。ディアウォールを使えば壁に穴を開けることなく壁掛けデスク・棚を作ることができます。
ディアウォールとは、木材の両端に設置することで、バネの力を使って2×4や2×6、1×6材を床と天井に突っ張らせることができる商品です。デスクや本棚はもちろん、トイレやキッチンの収納などDIYならではのカスタム性で幅広く使用することができます。

それでは実際の作業工程を写真も交えて説明していきます。
今回用意したものは2×4材、ディアウォール、天板用の木材、棚受け金具です。全てホームセンターで購入できるものです。
まずは2×4材の両端にディアウォールを付けて床と天井に合わせます。あらかじめ床から天井までの高さを測っておいて、そこから−40mmの長さの2×4材を購入するのがオススメです。ディアウォールの説明書には−45mmとありますが、すこしキツ目なくらいがちょうど良いです。

2×4材をまっすぐ設置できたら、あらかじめ決めておいた高さに棚受け金具をネジ止めします。この時は角度がズレてしまわないように水平器を使用すると良いと思います。とはいえ木材は全てが真っ直ぐというわけではないので、多少の歪みは仕方がないです。
続いて天板を上にのせて金具を留めます。天板が分厚い場合ドライバーではなかなか力が入らないと思いますので、電動ドライバーを利用すると女性でも簡単にできます。

また、私は先に組み立ててしまいたかったので天板のニス塗りを後から行ったのですが、細かいところまできれいに仕上げたい方は全て最初に塗装して乾かしてから組み立てる方が良いと思います。

壁掛けデスクを作ったことで、今まで4本足のデスクで使っていたスペースより足元が広くなりました。部屋全体がスッキリしただけでなく、掃除機がかけやすくなるなど生活しやすい空間になったのでとても満足しています。
また、上の棚には小物を置くことができるため、今まではアクセサリーなど小物もデスクに置いていましたが、今ではデスクの上は作業に必要な物だけになって、PC作業に集中できる環境が作れています。
賃貸住宅にお住まいの方でも、壁に穴を開けず作ることができますし、組み立て自体は比較的簡単にできます。これからDIYを始めたいという初心者の方にもオススメです。
気になった方はぜひディアウォールを使ったDIYに挑戦してみてください。

（以下完成写真）