家の寸法に合わせた家具の作り方

スペースをフル活用したDIY家具の作り方
自分の部屋に合ったDIYを楽しんでみましょう。

自分の生活をしやすくするための道具としての家具をつくる。
一人暮らしの方の多くはワンルームに住まれています。ワンルームはそんなに広くありません。その状況を効率よく活かすためには既製品より、自作の家具の方が無駄がありません。ぜひ自分の部屋に合ったDIYを楽しんでみましょう。

道具の紹介

持っていると便利な道具を紹介します。
上図の一番上から道具箱、防塵マスク、ノギス、カナヅチ、ゴーグル、角クランプ、六角軸ドリル、プロトラクター、クランプです。
こちらはインパクトドライバーです。※写真は一例です。
インパクトドライバーには購入時にケースや小物入れがついてくるものがあります。
この小物入れに紙で仕分けをつくり、長さ別にビスを収納すると便利です。

右写真はドリルの紹介です。
最初はセットになっているものが便利です。ただし切削面がきれいに仕上がり、竹やアクリル板などの穴あけに便利なマルチドリルというものもあります。
上写真はジグソーという電動工具です。
上の写真はBOSCHのジグソープレードです。こちらは薄い合板を切る専用のドリルブレードです。薄い合板を切る時でもバリがでにくいです。

材料

材料費を安くおさえたい時はこちらの木材を使用すると良いですね。
針葉樹目止め合板というものです。注意点ですが、上写真のように研磨加工されたものを買うことをオススメします。今回はこの写真上の厚み12mmのものを棚部分に使います。
机の天板にシナランバーコア合板厚み18mmをつかいます。
上の写真のものです。

今回は支えが多いため、18mmという机の天板としては薄めの木板を選択しています。

18mmからたわみは減るのですが、今回使った感じだと多少あるようです。
24mmだと、以前使った時にほぼないように感じました。
支えが少ないようであれば、ぶ厚めの木板を選ぶか、補強するようにしましょう。
一般的には約22~30mmの天板がよく使われるようです。

作り方

まず右側にくるレールの棚部分を木工用ボンドにて糊付けします。ビス打ちして、位置を後ほど変えられるようにしてもいいのですが、今回のように量が多いと大変です。
それに、ボンドの方が位置決めしやすいです。また、ビスにて固定する時は木が割れやすいので注意しましょう。
このレールにした木材は同じ針葉樹目止め合板から切り出してとっています。15mm幅にて切り出し、接着面にするのは切った断面側です。
こちらは2cm間隔で鉛筆にてラインを引いています。そのラインに沿った所に、ボンドをつけたレールとなる木板を載せるだけです。重しをのせて半日位乾燥させます。
こちらでは12mm厚の薄めの合板を使っていますので、ビスが斜めにささると表を突き破ってしまうことがあります。
そのため、始めて間もない人は15mmの合板から始めてみてください。
そして、結合させる両方の木板に下穴を開けます。
こうすると、あらかじめ開けた穴にビスが流れていくため、突き破る問題を解決できます。

下穴開けには、下穴錐3mmテーパー穴、六角軸、インパクトドライバー対応、を使用しています。
また、下穴を開ける時に、写真のように木板を立てた状態に置き、真正面に視点を据えることで、釘が斜めに刺さっても、突き破る心配は少なくなります。
下穴が開け終わったら木板を上写真のように地面に置きます。角クランプにて固定し、自分が設計した通りの位置に固定します。地面に置くことで安定はしますが、下側はクランプで固定していないため、ずれています。そのため、上から二番目以降を留める時、ずれを正してから留めましょう。
一つ前の写真で見るように、一番上の段は角クランプが使えますが、段の下がった所は入りません。
先ほど下穴を開けましたので、下穴同士をビスが通るように、鉛筆で書いたガイドラインを頼りに木を手で固定してゆっくりとビスを打ちます。
パネルソーで加工しており、面が直角で切れているため、安定しています。
また、ガイドラインは少し長めに書いておくのがポイントです。
この作業を反対側側面も同じようにします。
次に裏板をつけますが、その前に、棚にワックスを塗ります。裏板をつけてからでは奥の方は手が入りにくいためです。
次に上写真奥のレールをつけた木板をL字クランプで固定し、上だけ留めます。
それを注意深くひっくり返して反対側にL字クランプを取り付けて、残りのビスをうっていきます。

その後、手前の板に裏板をつけます。
本当は両端をL字クランプした方が良いです。
クランプを併用することで、さらに圧着して、隙間が全くできないようにしてからビス打ちしています。
上の写真のように、どこに木板がくるか設計図を見て鉛筆で下書きしておきます。
今回は先に左右を止めているので、クランプを外したまま、その鉛筆の枠内を下穴あけ→ビス打ちしていきます。
裏板をつけた後は左右に揺らしていても全く揺れません。
次にジグソーにて机の天板を加工します。天板が安定するところに置きます。
出窓の形にテンプレートをコピー用紙でつくり、それを木板に書き写します。
角のところだけ鉛筆で印をつけて、間には定規をつかってまっすぐの線を書きます。
刃の厚みを考慮して、切っていきます。今回、最初は内径に沿ってぴったりサイズに切りましたが、その後さらに3mm切りました。DIYで木材を切っていると、ぴったりサイズより、3mm小さく切っていると助かることがよくあります。厚み分の誤差と、組み立てた時のずれによる誤りが理由として考えられます。
天板のバリを#400位のヤスリでとった後、Antique Wax※一例 を塗っていきます。
何度か塗り、自分の好きな色がでたら塗装終了です。
机の天板を載せて、これを固定させたら出来上がりです。この時にネジはL字金具を用いて裏から刺します。天板の上からネジをさすと見栄えが良くないためです。
ネジは10mmの長さの物を使用します。今までと同じ手順で、下穴を開け、ビス打ちしますが、今回は下穴は突き破らないように打ちます。
ここでは、25cmもあるL字金具を使用しましたが、8~10cm位のものを4つ用意しても良いですね。
出来上がりです!
右のレールに乗せている板は3mmのシナ合板です。
12mm厚のレールに3mm厚の合板を乗せ、それぞれが20mmの間隔のため、5mmの木板が自由に移動するスペースができます。少し誤差が出ることを考えても5mmの余剰スペースがあると安心です。
実際に物を入れてみるとこのようになります。机の天板がとても綺麗な色です。
ぜひ皆さんもお部屋のスペースに合った家具づくりにチャレンジしてみてくださいね。

運営サイト ロイモールの便利なサービス

木材のカットにお困りではございませんか?ロイモールでは木材カットを承ります。

ロイモール 木材カットサービス

豊富なカラーバリエーション。その数なんと1320色!安心な室内用・外部用塗料をラインナップ。

ロイモール 塗料調色

買っても持って帰るのが大変な園芸用土。
ロイモールは直送でお届けできます。

ロイモール 園芸用土直送