塩ビパイプでシューズラックを作ります。塩ビパイプは軽くて丈夫、加工もしやすく値段もお手頃なので、DIY好きの間で人気の素材です。
STEP1 パイプ・継手の下準備
STEP2 棚板を加工
STEP3 塩ビパイプを切る
STEP4 塩ビパイプを組む
STEP5 ペイントする
STEP6 棚板と塩ビパイプを組む
塩ビパイプ 直径20mm×2m 2本 924円
継手 チーズ(T字) 8個 776円
継手 エルボ(L字) 2個 108円
継手 キャップ 2個 120円
ソケット 4個 288円
塩ビ用接着剤 100g 321円
杉板 長さ600mm×幅180mm×厚さ14mm 2枚 1086円
ヤスリ #240 1枚 92円
※ 価格は参考価格です。
プラスチック用プライマー 820円
水性塗料 700ml 1598円
すべり止め材 300g 493円
オイルステイン 300ml 1111円
※ 価格は参考価格です。
1・パイプ・継手の下準備
塩ビの表面にヤスリをかけて凹凸をつけ、プラスチック用プライマーを塗布して、塗料が剥げにくいようにします。
point
継手に浮き出ているナンバー等は、通常は削って消しますが、今回は塗料で凹凸のある仕上げにするので、削らないことにしました。
2・棚板を加工
ホームセンターにちょうどいいサイズの杉板があったので、切らずにそのまま使うことに。表面にヤスリをかけてささくれなどを取り、「オイルステイン(塗料)」を塗ります。「ニス」が材料を覆ってツヤを出すのに対し、「ステイン」は材料に染み込んで風合いを出す塗料です。
point
木目に沿ってハケを動かすときれいに塗れます。
3・塩ビパイプを切る
メジャーで長さを測って、組み立てた時に棚板がぴったりはまるように調節します。
塩ビパイプはノコギリでも切断できますが、パイプカッターを使うとまっすぐに切ることができます。
パイプカッターは、ピザカッターのような刃をぐるぐると回しながら切るツールです。
一気に押し込むよりも、溝がある程度深くなるまではゆっくり削った方がキレイに仕上がります。
point
切断すると断面の付近が少し広がるので、ヤスリで整えます。
4・塩ビパイプを組む
パイプの構造をチェックし、部品が揃っていることを確認します。 カットが完了したらパイプに接着剤を塗り、継手にパイプをはめて、ハンマーで叩いて押し込みます。
point
塩ビパイプと継手は、接着剤なしでもハンマーで叩けばかなり固くつながります。パーツの組み間違いにはご注意を。
5・パイプをペイントする
水性塗料にすべり止め材を混ぜて、鉄パイプのようなザラザラの質感にします。
塗料の種類によっては塩ビを溶かしてしまうものもあるので、用途に「プラスチック」と書かれているものを選んでください。
point
塗り残しがないよう、パイプと継手の接合部付近は特に丁寧にハケを当ててください。
6・棚板と塩ビパイプを組む
塗料が乾いたら、あとは棚板をはめ込めば完成です。板に対してパイプの間隔が広すぎる場合は、パイプを側面からハンマーで叩いて板を挟みます。間隔が狭くて板が入らない場合は、上からハンマーで叩いて押し込みます
側面は傘掛けや帽子、靴ベラ掛けとして使えるようにデザインしました。今回は塗料代を少し奮発しましたが、本体だけなら4000円弱で作ることができます。アイディア次第でさまざまなアイテムが作れる塩ビパイプのDIY、ぜひ挑戦してみてください。
側面A・側面B・棚板2枚という構成です。
棚板を押し込んで固定することでAとBをつなぎますが、パイプでつないだ方が安定感は増します。
素材の買い忘れ・買い間違いを防ぐために、シンプルな作品でも設計図は必ず描いた方がいいと改めて思いました。なぜなら今回僕がやらかしたからです(笑)
パイプを使ったDIYは、継手(連結パーツ)の厚み・幅が関係してくるので、正確な寸法のものを作りたい場合は細かな調整が必要になります。さほど正確さを求めないなら、図のように、各パイプの長さ(いわば内寸)を決めるだけでもいいと思います。
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