インパクトドライバーのオススメと使い方

ドライバードリルと見た目はそっくりなインパクトドライバー。できる作業も、ネジ締め、穴あけと同じです。厚い木材や硬い木材のネジ締めなどを連続して行う、パワフルな作業で活躍するのがインパクトドライバーです。ウッドデッキをつくったり、2×4材を使う木工作業が増えそうなら、ぜひ一台持っていたい電動工具です。ここでは、インパクトドライバーの使い方を中心に紹介します。

インパクトドライバーとは

建設現場の前を通ると、「ダダダッ」という打撃音をよく聞くと思います。あれはインパクトドライバーを使用中に発する打撃音です。インパクトドライバーは、回転と同時に打撃力を加えることで、効率よくネジ締めなどの作業を行えます。用途が近いドライバードリルとは、得意な作業が違います。

スピードや締付けトルクの調節ができて、繊細で正確な作業に向くドライバードリルに対して、インパクトドライバーは厚い木材に長いビスを連続して打ち込むようなパワフルな作業を得意とします。たくさんの2×4材をビスで打ち止めるウッドデッキづくりや内装作業、大型家具づくりなどで活躍します。

インパクトドライバー購入の注意点

細かくスピードとトルクを調節する機能がついているドライバードリルは、柔らかい木材から硬い木材まで、材料にあわせてネジをきれいに打ちこむことができます。スイッチでのスピード調節しかできないインパクトドライバーは、打ち込む深さを自分で調節する必要があり、締めすぎると材料の割れやネジの破損にもつながります。

穴あけも、ドライバードリルに比べて精度が落ちます。薄い木材や柔らかい木材を使う場合、市販の家具を組み立てる用途などには不向きなので、ドライバードリルと使いわけることをおすすめします。
写真はドライバードリルの操作部。

左側のダイヤルで締付けトルクの調整、中央のスイッチでスピードの切り替えができる。

●バッテリーでの選び方

移動したり、高い場所や低い場所にネジを打つような作業が多いインパクトドライバーは、電源に充電池を装備したコードレスタイプが一般的です。「V(ボルト)」で表示される電圧は、数値が大きいほど大きなパワーを発揮し、そのぶん価格も高くなっています。各メーカーが、電圧や容量の違うバッテリータイプをそろえています。DIY用としては、10.8V以上の製品を選んでおくといいでしょう。また、電池切れに備えて予備バッテリーを用意しておくと安心です(セット商品では付属している場合があります)。

インパクトドライバーの使い方

●ビットの種類と装着方法

・使えるビットの種類

インパクトドライバーはビット(先端工具)をとりつけるチャックと呼ばれる部分の形状が、一般的なドライバードリルと違います。

インパクトドライバーに装着できるのは軸が六角形のビットだけで、丸軸のビットは使えないので注意しましょう。

・ビットの取りつけ方

チャックを指で引っ張った状態でビットを差し込み、チャックをもとに戻します。ビットのくぼみがロックされているためはずれません。

はずすときは、チャックを引っ張りながらビットを引き抜きます。ドリルビットを脱着するときは、バッテリーをはずして安全に作業してください。

・正・逆転切り替えボタン

ビットの回転方向を切り替えることができます。本体を正面に向け、持っている人から見て左側を押すと正転(ネジを締める方向)、右側を押すと逆転(ネジを緩める方向)に切り替わります。

ボタンの位置をセンターにしておくと、回転しないロック状態になります。

・電源スイッチ

レバーを引くとオン、はなすとオフになります。レバーを引くのに従って無段階で回転スピードを速くでき、スピード調節スイッチをかねています。

●使い方の基本

あいている方の手でネジの首を持って垂直に立て、ゆっくりとしたスピードで先端を材料に食い込ませます。

ネジが立ったら、ネジ頭からビットが外れないように強く押しながら回転スピードを高めて締め込みます。

まとめ

パワフルなネジうちを得意とするインパクトドライバーは、2×4材などの厚板をとめる作業のためにはぜひとも持っていたい電動工具です。ただ、大きな打撃音を発するので、場所や時間を考えて使用するように気をつけましょう。用途や正しい使い方を理解し、ドライバードリルと上手に使い分けながら、木工を楽しんでください。

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