ディスクを交換することで、加工対象の素材や用途を替えられるところが、ディスクグラインダーの強みです。素材なら金属、木材、コンクリート・石材、用途なら切削、切断、研磨、サビ・汚れ落としなど、さらに目の細かさなどまで含めるとディスクのバリエーションはとても多く、それがディスクグラインダーをさまざまなシーンで活用できるマルチツールにしています。
ディスクのサイズには直径100〜200mmの種類があるので、使用する機種の規格に合うサイズのもの、そして加工する材料、用途に適したものを選んでください。それぞれの砥石には、最高回転数、最高使用周速度、切断能力などが表示されています。事前に使用する機種の仕様を確認しておき、回転数が限度を超えていないか、材料の厚みに適当かを確かめて購入しましょう。
円形部品の凸部に、ディスクの穴をはめ込みます。安全のため、電源プラグをコンセントから抜いておきます。
ロックナットを手でスピンドルにねじ込み、シャフトロックを押しながら、専用レンチで締めつけます。
安定しない材料を加工する場合は、手で支えずに万力やクランプで固定します。高速回転する砥石を材料に当てるとブレやすいので、両手でしっかりと握って、不意の挙動に対処できるように注意しながら作業しましょう。作業を始める際は、ディスクが材料に接していない状態でスイッチを入れ、回転が安定してから材料に当てて研削や切断を行います。スイッチを切った後は、回転が完全に止まるのを待ってディスクグラインダーを移動してください。
●研削・研磨の方法
研削するときは、砥石の角度が15〜30度になるように操作して、立てすぎないように注意します。砥石を材料に強く押しつけず、表面に当てる程度の力加減で、奥から手前に一定のスピードで動かしながら削ります。
●切断の方法
鉄筋などを切断するときは、顔や体に火花が当たらない姿勢で作業します。早く切断しようとディスクを強く押しつけても、砥石の摩耗が早まるだけで効率は上がりません。ディスクの進み具合に合わせて適度な力で押すようにします。また材料の切断部分は摩擦で高温になっているので、素手で触れないように注意してください。
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