結束バンドの使い方
 ケーブルや資材などを束ねる際に使用される、ナイロンなどでできた小さなストラップ状のアイテム。それが結束バンドです。最近はDIYなどで使用される方も増えていますね。
 この結束バンド、電気製品やクルマ、オートバイ、また各種工事作業などでは昔から当たり前のように使用されてきたものですが、手軽に使えて強度の高い連結が可能という特長から、利用のシーンが広がっています。最近では黒や白などのシンプルなものだけでなくカラフルなものや、ナイロン以外にもさまざまな素材なども増えていますし、ホームセンターなどでも手軽に手に入れられるようになってきました。
 そんな結束バンドについて、その正しい使い方や便利な利用法、また固定したものをどう外せば良いのかなど、結束バンドの使い方の基本について紹介します。

目次
1章:結束バンドとは?
2章:タイラップとの違い
3章:結束バンドはこんなときにオススメ
4章:結束バンドが外れない仕組み
5章:結束バンドの便利な使い方
まとめ

1章:結束バンドとは?

ケーブルを束ねるための配線材料

 結束バンドとは、主に配線や複数のケーブルを束ねてまとめるための配線材料です。一般的なものは一体成形のナイロンやプラスチック製のもので、一度結束すると取り外しが基本的にはできません。
 その形状は、バンドといわれるとおり細長い帯状になっていて、その片側が一回り大きな四角い出っ張り(ヘッド)になっています。ヘッドの真ん中に丁度バンドが通るくらいの穴があいていて、その中に小さな爪があります。
 そして、もう一方はテーパーのかかった先細りのテール部になっています。大まかな構造は腰に巻く洋服用のベルトと一緒で、四角い出っ張りがベルトでいうところのバックルにあたります。
 そしてバンド部分の片面にはギザギザ(セレーション)が刻まれています。これがベルトでいうところのベルト穴です。このギザギザがヘッド部分の爪にひっかかることで固定され、しっかりと繋ぎとめるのです。とてもシンプルですね。
結束バンド
 結束バンドには、さまざまなサイズやカラーがあり、また屋外用や屋内用などといった違いもあります。さらに結束バンドのことを人によっては「タイラップ」や「インシュロック」などと呼ぶ場合もあります。他にも「ケーブルタイ」や、「結束帯」、「配線バンド」などという呼び方もあるようです。いったいこれらは、何が違うのでしょうか。

2章:タイラップとの違い

呼び方は違っても基本的には同じもの

 結束バンド、タイラップ、インシュロック、このようにさまざまな呼び方がありますが、これらは基本的には全て同じものを指しています。タイラップとインシュロックは商標登録された商品名で、結束バンドが一般名称なのです。
 タイラップは、トーマス・アンド・ベッツ社の結束バンドのブランド名です。実は結束バンドはこのトーマス・アンド・ベッツ社が1958年に世界で初めて発明し、製品化したものです。
 そして、インシュロックは、ヘラマンタイトン株式会社が作っている結束バンドのブランド名です。こちらは日本で誕生した会社で、結束バンドでは最も高いシェアを持っているとされています。
 タイラップはトーマス・アンド・ベッツ社の結束バンドで、インシュロックはヘラマンタイトンの結束バンド。その他のメーカーの物を含めて、このタイプの配線材料のことを一般的に結束バンドというわけです。
 一般にあまり知られていなかった以前は、結束バンドのことを、タイラップやインシュロックと呼ぶ方が多かったようですが、最近は結束バンドという一般名称で呼ばれることの方が多くなっているようです。
結束バンド01
タイラップ
結束バンド白
結束バンドカラフル

3章:結束バンドはこんなときにオススメ

ヘッド部分に通して絞るだけで簡単にまとまる

 結束バンドの基本的な使い方は、複数のケーブルやバラバラになった配線などを1つにまとめるというもの。電気製品やクルマのエンジンルームなどを見てみると、結束バンドで配線ケーブルが1本に束ねられている様子を見ることができますが、これが基本的な利用方法です。
 使い方はシンプルです。バンド部分でケーブル類を巻き、テール部をヘッド部分に通して絞るだけです。これでしっかり固定されるはずです。結束バンドのパッケージなどには、30~100mmなど最大結束径が表記されています。束ねたいものに合ったサイズを選ぶようにします。
 一般家庭では、テレビの裏などでごちゃごちゃになった電源ケーブルや、各種配線などの整理などに使っても良いでしょう。電源タップなどのコードが長すぎる場合に、ケーブルを小さく束ねてこれを結束バンドでまとめても良いですね。結束バンドはきつく締めすぎると配線に負担がかかるので、余裕を残して留めるのがコツです。固定できたら、飛び出したテール部分はニッパーやハサミでカットします。
 飛び出したままにしておくと、何かに引っかかったりして危険ですので注意してください。また切断面は鋭利なので、皮膚などを傷つけないようにヘッド部分ギリギリで切るようにしましょう。
 結束バンドには、ヘッド部分に書き込むスペースがあるものもありますので、複数のケーブルを束ねた場合は、これが何の配線なのかをメモ書きしておくと整理が簡単です。一度固定すると基本的には外せないので、きつく締めすぎないよう注意してください。
 使っていて、もし結束バンドがうまく固定できないという場合は、使い方が間違っている可能性があります。実は結束バンドには裏と表があり、正しく使用しないとロックされないのです。ロックの仕組みと裏表の見分け方は次のパートで紹介します。
結束バンド切り方

4章:結束バンドが外れない仕組み

固定されないのは使い方が間違っているから

 結束バンドは正しく使用すればしっかりと固定され、簡単に外れることはありません。また刃物などを使用しないと、力づくでは簡単に切れることもありません。その強靭さから、アメリカなどでは犯罪者の手首を拘束するために使用されることもあるくらいです。
 どのような仕組みでロックされているのかというと、非常にシンプルです。結束バンドの先端をヘッド部分に差し込んでいくと、途中からバンドの片面にあるセレーションがヘッドの爪に引っ掛かります。セレーションのギザギザには釣針のように返しがあり、締める方向には動きますが、一度爪に引っ掛かると反対方向には動けなくなります。つまり外れなくなるわけです。絞りすぎるとその状態で固定されてしまうので、あまりきつく絞らないように気をつけましょう。
 結束バンドは、よく見るとセレーションが片面にしかありません。そのため、ヘッドに対して差し込む方向を間違えてしまうと、セレーションはヘッド部分の爪に引っ掛かりません。つまり結束バンドを裏表逆に使用してしまうと、簡単に外れてしまいます。もし、結束バンドを使っていてうまく固定できないという場合は、裏表を間違えている可能性があります。爪の部分とセレーションの面を見てください。ヘッドにテールを通した際に、セレーション面がヘッドの爪に引っ掛かるような向きであれば正解です。よく見ればわかるはずなので確認してみてください。
結束バンドのツメ
結束バンドのツメ部分
結束バンドのセレーション
結束バンドのセレーション
間違った通し方
間違った通し方
正しい通し方
正しい通し方

5章:結束バンドの便利な使い方

アイデア次第でDIYにも大活躍

 結束バンドは本来配線や資材をまとめるものですが、それ以外にも便利な使い方があります。特別な工具もいらず、バンドを通して絞るだけでしっかりと固定ができるので、特にDIY用途には便利に使用可能です。
 例えば、金網や金属メッシュなどを結束バンドで繋ぎ合わせ箱状に組み立てれば、好みのサイズの収納ボックスが作れます。金網なら中に収納したものがよく見えますし、金網同士や結束バンドで連結しているだけなので、簡単に大きさを変えることが可能です。金網やメッシュと結束バンドのカラーを揃えれば見た目にもおしゃれです。
 同じようにワイヤーラックを結束バンドで連結して2段や3段など必要なサイズのラックを作ることも可能です。ラック自体も結束バンドを使えば好きな場所に固定することができるでしょう。
 また、突っ張りポールに結束バンドを通して洗濯用ピンチを取りつけると、布巾や調理道具などをつり下げておける省スペースの収納を作ることもできます。これならキッチンのちょっとしたデッドスペースを生かすこともできるでしょう。
 洗濯用ハンガーのピンチとの連結部が破損してしまったという場合にも、結束バンドが活躍してくれます。くさりやプラスチック製チェーンの代わりに結束バンドで洗濯用ピンチをつり下げれば良いのです。これなら簡単に交換できますし、また強度も期待できます。
 もし、お手持ちの結束バンドの長さが足りないという場合には、結束バンド同士をつなぎ合わせることも可能です。繋ぎ方は単に結束バンドのヘッドに、別の結束バンドの先端を通してセレーションをひっかけるだけです。これで2本分の長さの結束バンドができ上がりです。2本だけでなく複数の結束バンドを連結してもかまいません。
結束バンド連結

●結束バンドの外し方

 結束バンドは一度使用すると基本的には外せません。引っ張っても簡単に外れないからこそ安心して使用できるのですが、まとめたものを元に戻したいという場合もあるでしょう。その場合はニッパーなどで結束バンドを切るしかありません。配線などをまとめている結束バンドを切る場合は、配線を傷つけないよう慎重に切ってください。ヘッド部分を外側から縦にニッパーで切るのが良いでしょう。
 どうしても切らずに結束バンドを外したい、という場合は、ヘッド部分に取り外しのできるレバーのついた、再利用可能なリピートタイプの結束バンドもあります。始めからそちらを使うのが良いでしょう。
 通常の結束バンドも、実はヘッドの爪部分に針などを当てて、セレーションとのロックを外すことで切らずに外すこともできます。しかし一度使ったものを再利用すると強度的に不安が残るので、緊急のとき以外は新しいものを使った方が良いでしょう。
結束バンドリピートタイプ
リピートタイプの結束バンド。ヘッド部分にロックを解除するためのレバーがついている。

まとめ

 結束バンドを使用する際、1つ注意点があります。結束バンドには屋内用と、屋外用があるということです。一般的に屋外用の結束バンドは紫外線に強い黒色がほとんどで、パッケージにも「屋外用」などの表記があります。
 乳白色の結束バンドは基本的に屋内用で、屋外で使うと紫外線によって劣化が起きてしまい、最悪破断する危険性があります。ご紹介したような使用例のように、洗濯ハンガーなどに使用する場合は、必ず紫外線に強い屋外用の結束バンドを使用するようにしてください。
 結束バンドはもともと配線材料ですが、使い方は簡単ですし、ちょっとしたものをまとめたり繋ぎ合わせたり、小物を固定するなどにも何かと重宝します。入手も簡単なので、ご家庭でも色々な用途にぜひ活用してみてください。

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