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釣りやキャンプで大活躍のクーラーボックス! 選び方と保冷力アップの方法とは
釣りやキャンプで大活躍のクーラーボックス! 選び方と保冷力アップの方法とは
暑い季節でも食材の鮮度を保ってくれたり、飲み物などを冷やしておくのに便利なアイテムがクーラーボックスです。レジャーには欠かせないもので、1つあればキャンプやバーベキューなどのアウトドアレジャーから、スポーツ観戦に釣りなど様々なシーンで大活躍してくれます。
しかし、クーラーボックスと一口にいってもその種類は様々。形も違いますし、素材や機能、容量なども豊富。どんなクーラーボックスが、どのような用途に合っているのかいざ選ぼうとするとなかなか簡単ではありません。
そもそもクーラーボックスにはどのようなタイプがあるのか、またそれらはどう違うのか、さらに保冷力をアップするコツはあるのかなど、これからクーラーボックスを購入したいと考えている方のために、クーラーボックス選びに役立つ様々な情報をご紹介します。
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1章:クーラーボックスは釣りやキャンプで大活躍
2章:クーラーボックスの仕組み
3章:クーラーボックスの種類とサイズ
4章:クーラーボックスの選び方
5章:クーラーボックスの保冷力を長持ちさせるには?
6章:使用後のクーラーボックスのお手入れ方法
まとめ
1章:クーラーボックスは釣りやキャンプで大活躍
クーラーボックスとは、簡単に行ってしまえば持ち運びのできる保冷庫のことです。クーラーと名がついていますが冷やすという能力はありません。おそらく一般的には保冷というイメージが強いと思いますが温度を保ってくれる箱であり、温かい物を入れておけば温かいままに、冷たい物を入れておけば冷たいままその温度を保ってくれるというものです。しかし主に冷たい物を冷たいままに持ち運ぶ目的で使われることからクーラーボックスと言われています。
もともとは釣り用のアイテムとして、釣った魚の鮮度を保ちながら運搬するために開発されたと言われています。
しかし、その、適切な温度を保ちながら運搬が可能という点から、やがてキャンプやバーベキュー、スポーツなどでも使用されるようになり、アウトドアレジャーでは欠かせない、食品や飲み物などを入れて持ち運ぶためのアイテムとして一般的に使用されるようになったのです。
クーラーボックスがあれば、飲み物などを冷やしておくだけでなく、キャンプやバーベキューの際には、肉や野菜などの鮮度を保ちさらに夏場は食中毒の予防にも役立ってくれます。もちろん釣りを楽しむ方にとっては釣った魚の鮮度を保っておくためにも欠かせません。
アウトドアレジャーの趣味がない方でも、例えば運動会や、ドライブの際などに飲み物を保管しておくにもクーラーボックスを用意しておけば間違いなく役立ちます。また旅先で地元の食材を購入した際に自宅に持ちかえるのにもクーラーボックスは間違いなく便利でしょう。まだお持ちでないという方は1つあれば何かと重宝するはずです。
2章:クーラーボックスの仕組み
使われている断熱材の性能で保冷力が変わる
クーラーボックスの構造はとてもシンプルです。基本的には密閉できる箱ですが、単なるプラスチックでできた箱ではなく、箱の壁の中は熱を伝えない断熱材で覆われています。
庫内に冷やしておいた食材や飲み物、そして保冷剤などを入れておくと、断熱材が熱を遮断し、温度の高い外気を内部に伝えず、内部の温度上昇を防いで冷たい状態を保ってくれるというわけです。
つまり、クーラーボックスの保冷力、保温力はこの断熱材の性能によって変わってくるとうことです。
ではどのようなものが断熱材として使われているのかというと以下のようなものです。
1 スチロール断熱材(発泡スチロール)
いわゆる発泡スチロールです。お手頃な価格のクーラーボックスに多く使用されています。プラスチックのケースの内部に使用されるほか、発泡スチロール製の箱を簡易型のクーラーボックスとして使用するというパターンもあります。
リーズナブルな上軽いのが魅力ですが、保冷力としてはさほど高くありません。長時間の保冷には不安がありますが、大きめのボックスを用意して中に保冷剤を多めに入れておけばデイキャンプやバーベキューなどでは十分役に立ってくれるでしょう。
2 発泡ウレタン
クーラーボックスの断熱材としてよく使用されているのがこの発泡ウレタンです。
前述した発泡スチロールより保冷効果に優れ、熱の伝わりにくさでは発泡スチロールの約1. 5倍優れているとされています。発泡ウレタンが使用されたものなら、様々な用途に使用できる汎用性の高いクーラーボックスと言えるでしょう。
3 真空断熱パネル
断熱性能ではもっとも優れているのが真空断熱パネルです。発泡スチロールと比較すると約10倍も熱が伝わりにくいとされています。性能が高い分値段も高いですが、それに見合う高機能が期待できます。
性能に優れとても軽量なため主に釣り用のクーラーボックスに使用されていますが優れた保冷力のため長期間のキャンプなどでも、食材の鮮度を長く保ってくれ非常に重宝します。ただしバーベキューやデイキャンプ程度であれば、そこまでの性能は必要ないかもしれません。
4 アルミ蒸着+ポリエチレン
折りたためるソフトクーラーバッグなどに使われているのがこちらです。
使わないときには畳んでしまっておけるので、とても便利ですが、その分保冷性能に関しては他のタイプほどは期待できません。
短時間の保冷やクーラーボックス内で食材などを小分けしておくときに使うのがオススメです。
3章:クーラーボックスの種類とサイズ
大きすぎると使い勝手が悪くなることも
クーラーボックスを大きく分けると2種類に分けられます。その2種類とはハードクーラーとソフトクーラーです。ハードクーラーはプラスチック製の丈夫な外殻を持つクーラーボックスです。プラスチックでできた外殻の中に発泡ウレタンやスチロール断熱材などの断熱材が入っており、優れた保冷力を発揮します。
サイズは大きめのものが多いので、スペースを取ってしまいますが、箱そのものが頑丈で耐久性があり、キャンプサイトでは椅子や簡易テーブルとして使えるものなどもあります。また持ち運びがしやすいようにキャスターが取りつけられたものもあります。大人数でのバーベキューやオートキャンプなどに向いています。
ソフトクーラーはなんといっても軽量でコンパクトなのが特徴です。使わないときには折りたたんでおけるので荷物を減らしたいアウトドアではとても重宝します。
ただし保冷力はあまり高くありません。そのため、デイキャンプやスポーツ観戦などちょっとしたアウトドアレジャーに使ったり、夏場の買い物などに使うのがオススメです。
また、ハードクーラーボックスと合わせて、中身の整理に使うのもオススメです。食材を二重の断熱材で守ることになるので高い保冷効果が期待できます。
クーラーボックスの容量は、30~50Lサイズが一般的です。当たり前ですが大きければそれだけ容量も大きくたくさんの食材や飲み物を保冷しておくことができます。しかし、容量が大きければそれだけたくさんの保冷剤も必要となりますし、車内などの限られたスペースも取る上、持ち運びも大変です。適切なサイズを選ぶのが大切です。
大まかな目安ですが、50Lサイズなら最大で2Lのペットボトルを15~16本ほど入れることが可能です。そして35Lサイズなら2Lペットボトル8~10本です。そして小型の15Lサイズなら2Lペットボトル8本ほどとなります。
ただし、これはあくまでペットボトルだけを入れた際の目安なので、実際にはこのほかに保冷剤なども入れる必要があります。ですので、これよりも3~4割程度少なめに思っておけば実際の容量に近いでしょう。
4章:クーラーボックスの選び方
使用目的や保冷力から適切なサイズを選ぶ
クーラーボックスを選ぶ上でのポイントとなるのは保冷力と容量、そしてサイズです。まず、保冷力に関してはソフトクーラーボックスよりもハードクーラーボックスが優れています。アウトドアレジャーを目的として、保冷力を重視するならハードクーラーボックスで発泡ウレタンなどを断熱材に使用しているものが適しているでしょう。
またクーラーボックスの商品パッケージなどには、どれだけの期間保冷しつづけることができるのかという保冷日数がスペックとして記載されているはずです。
最大5日間や、1.5日間など製品によって様々ですが、大まかな性能の目安になります。この保冷日数はクーラーボックスのフタを開閉せずに、特定の温度(メーカーによって異なるがだいたい20度ほど)の環境下で、氷が完全に溶けることなく保存しておける期間などというもので、あくまで目安でしかありません。
実際にはフタを一切開けないということはあり得ませんし、夏場なら30度オーバーという外気温も当たり前です。このスペックの50~60%程度が実際の保冷日数と考えておくべきでしょう。
それを理解した上で、運動会やアウトドアスポーツに飲み物などを持っていきたいのか、バーベキューやデイキャンプなどに使うのか、それとも連泊する長期間のキャンプに使いたいのかなど目的に合った保冷力を持つものを選ぶと良いでしょう。
例えばあくまで目安ですが家族4人で1泊のキャンプにでかけるのであれば、食材や飲み物などを入れても50Lサイズのクーラーで十分に間に合うはずです。2人で1泊のキャンプなら35Lサイズ1つで間に合うでしょう。
また食材用に35Lサイズ、飲み物用に15Lサイズと使い分けるのもオススメです。その理由は、クーラーボックスを頻繁に開け閉めするとそれだけ内部の冷気が逃げてしまい、保冷力が落ちてしまうからです。頻繁に開け閉めする飲み物用と、調理するとき以外には開閉しない食材用と分けておくとそれだけ保冷力を保つことができるはずです。
5章:クーラーボックスの保冷力を長持ちさせるには?
中に入れる食材、飲料はあらかじめ冷やしておく
クーラーボックスを使う際、冷えていない食材や飲み物と、冷やしておいた保冷剤を出かける直前にクーラーボックスに入れてはいませんか? それは正しい使い方ではありません。クーラーボックスはクーラーと名前がついていても冷却する機能はついていません。あくまで保冷であり冷たい状態の物を温度が上がらないようにキープしてくれるものです。
氷や保冷剤など冷えた物を一緒に入れておけば常温の食材や飲み物をある程度冷やすことも可能ですが、それは本来の使い方ではありませんし、また期待するほど冷やすことはできません。
正しい使い方は、クーラーボックスを使う前、できれば前日から庫内を冷やしておくことです。常温のクーラーボックスに冷たい飲み物を入れても、庫内の温度が高ければぬるくなってしまいます。理想は出かける前日の夜から保冷剤や氷をクーラーボックスに入れておき庫内を冷やしておくことです。
そして出かける直前、あらかじめ冷やしておいた庫内に冷やしておいた飲み物や食材を入れれば、庫内の温度を低いままに長時間維持することが可能です。
保冷剤の効率的な使い方は50Lサイズなど余裕がある場合はまず底に1~2枚を敷きます。そしてさらに2~3枚を凍らせたドリンクなどと一緒に立てて置きます。
その間に食材を詰め込んだら、最後にその食材の上に1~2枚保冷剤を載せます。こうすることで外気の温度が庫内に伝わるのを防ぎつつ冷気が庫内を循環し中の食材や飲料を冷たいままキープすることが可能です。
さらに、キャンプサイトやバーベキュー場ではクーラーボックスを置く場所にも気をつけましょう。クーラーボックスは断熱材で覆われていますが、外気温が高いと少しずつ熱が伝わってしまい内部の温度が高くなってしまいます。炎天下に日差しに当たる場所に置くのは絶対に避けてください。キャンプサイトならタープの下などに置き日差しを遮るようにしましょう。
また、直に地面に置くのではなく、台などに乗せておくのもオススメです。こうすることでクーラーボックスの下にも風が通り、地面から熱気が伝わるのを防ぐことが可能です。また定期的に水を抜くのも忘れないでください。
氷や冷凍した物などを入れておくと、時間が経つにつれて庫内の底に水が溜まっていきます。そのままにしておくと氷がさらに溶けやすくなってしまいますので底に水が溜まってきたら、クーラーボックスの水抜き用ドレンから水を抜くようにしましょう。
また、保管しておいた、肉や魚のドリップが漏れていたら、すぐに拭き取って、生で食べる野菜類は洗い流しておきましょう。気温の高い夏場はちょっとした不注意が食中毒につながりかねません。クーラーボックスを使用していても食材の管理などには十分に気をつけてください。
6章:使用後のクーラーボックスのお手入れ方法
カビや雑菌が繁殖すると嫌な臭いがついてしまうことも
キャンプやバーベキューなどでクーラーボックスを使用した後は、しっかりとお手入れもしておきましょう。飲み物だけを入れていたのなら、水で簡単に洗うだけで構いませんが、食材を入れていた場合は、ドリップなどで雑菌やカビが繁殖して、嫌な臭いがついてしまうこともあります。
そのままでは不潔ですし食材に雑菌などがついてしまうと危険です。また、次に使う際に食材に嫌な臭いが移るかもしれません。しっかり掃除をしておくべきでしょう。
まず、現地で食材などを使いきることができたら、できれば水洗いをしておきます。それだけで雑菌などの繁殖を防ぐことができます。
自宅に戻ったら、中性洗剤とスポンジなどを使って洗います。庫内だけでなく外側にも砂や泥、食材の汚れなどがついているのでしっかり洗います。汚れがひどくなければ水を切り、しっかりと乾燥させればお手入れは完了です。
それだけでは臭いが取れないという場合は、お酢と重曹を使いましょう。やり方はまずはぬるま湯(100cc程度)を用意して、そこにお酢を25cc程度、そして重曹を3gほど入れて混ぜます。できた液剤にスポンジやウエスなどを浸けて軽く絞ったら、庫内を隅々まで拭いていきましょう。これで臭いも取れ殺菌ができるはずです。汚れが取れたら水洗いをして庫内を乾燥させてください。
面倒な場合は庫内に水を1/3くらい溜めてから、そこにコップ一杯程度のお酢を入れて、フタを閉めたらクーラーボックスを持ち上げて攪拌します。
ただし、水を入れすぎると重くなり持ち上がりませんので注意してください。しっかり攪拌して庫内を一通り洗ったらあとは1時間程度放置した後、ドレンから酢水を抜きます。最後に水洗いして庫内をしっかりと乾燥させれば完了です。
まとめ
クーラーボックスは1つ持っておけばアウトドアの様々なシーンでとても役に立ってくれます。しかしその選び方や使い方をきちんと理解しておかないと、本来の機能を果たすことはできません。
今までなんとなく冷たい物を入れておけば良いのだろう、と細かいことを気にせずに使っていませんでしたか?
またお手入れなども忘れていませんでしたか?
保冷機能によって食材の鮮度を保ち、食中毒なども防いでくれるはずのクーラーボックスですが、使い方を誤れば逆に雑菌を繁殖させてしまうこともあり得るのです。正しい使い方を学んで、快適なアウトドアレジャーにクーラーボックスを役立ててみてください。
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