コンパネとベニヤ、構造用合板の違いとは?
コンパネを使って簡単DIY

 DIY用の材料として、入手も容易で価格も出ごろということから人気の高い木材が合板です。合板とは奇数枚の薄い木の板を、繊維の方向が90度になるように重ね、接着剤を使い圧着した木材のことです。
 その特徴は強度が高く、また反りなども少ない上に加工性も高いというもの。そのため建築用の材料やDIYの素材などでも頻繁に用いられています。
 しかし合板といっても、ホームセンターなどにいくと様々なものがあります。コンパネやべニヤ板、構造用合板などをはじめ様々な合板があり、その違いが良く分かりません。どれも同じ合板でありながらどのような特徴があって、何が違うのか。もしDIYなどで合板を使用したいなら、その違いをしっかりと把握しておくことが大切です。
 そこで、一般的な合板であるコンパネ、ベニヤ板、構造用合板の違いがなんなのか、あらためて分かりやすく解説します。また、DIYなどでも便利に使えるコンパネを使った作業台の作り方も合わせて紹介しましょう。

1章:コンパネとは、「コンクリートパネル」の略
2章:コンパネとベニヤ、構造用合板の違い
3章:コンパネの構造
4章:コンパネはこんなところに使われている
5章:コンパネを使ってDIYしてみよう
まとめ

1章:コンパネとは、「コンクリートパネル」の略

コンクリートの型枠用に用いられる合板

 合板の中でも、独特の風合いと、手ごろな値段、そしてその本来の使用目的から耐水性にも優れているという特徴を持つのがコンパネです。最近ではDIYにも利用されることも少なくないようです。そもそもコンパネとは、「コンクリートパネル」の略で、正式には「コンクリート型枠用合板」といいます。 
 元々が建築の際に、コンクリートの型枠として使うことを目的に作られた合板なので、非常に耐水性が高く表面の仕上げがラフで値段も手頃です。
 主に工事で多用されており、粗い木目がそのままになった無塗装のものと、コンクリートの型枠として繰り返し使えるように片面に剥離剤の樹脂が塗装された塗装コンパネなどがあります。

2章:コンパネとベニヤ、構造用合板の違い

コンパネも構造用合板も実はべニヤ板の合板

 コンパネと似たようなものにベニヤ板や構造用合板があります。その違いは、コンパネが前述したようにコンクリートの型枠用の合板であるのに対して、構造用合板は建築などの際、壁や床の下地として使われる合板です。壁紙のクロスや床板、化粧板などを施工する前に、この構造用合板が下地として使われています。
 合板という名前からわかるように、構造用合板もコンパネと同様に複数の薄い板を接着剤で圧着したものです。しかし、コンパネと違いその強度等級や品質、シックハウス症候群に影響のあるホルムアルデヒドの放散量などが、日本農林規格 (JAS) によって明確に定められており、強度の等級やホルムアルデヒドの放散量、製造業者名などは板そのものに大きくスタンプで表示されています。そして価格はコンパネよりも比較的高価です。
 主に強度が必要な構造物に使われる合板であり、言うなればプロ向けの建材合板です。
 ではベニヤ板とは何なのかというと、実は木を薄くスライスした単層の板をベニヤ板といいます。つまり、コンパネも構造用合板も大きく括るとベニヤ板を貼り合わせた合板の一種ということになります。たまにコンパネを差してベニヤ板などと呼ぶ人もいますが、その呼び方は正しくないのです。
 ただし単層のベニヤを合板にした、コンパネや構造用合板とは別のベニヤ合板や普通合板というものもあります。これらはサイズもバリエーションが豊富で厚さも様々。
 コンパネや構造用合板のように明確な目的を持って作られた合板ではないため、様々なシーンで使用されています。ただし明確な規格がない分、中には耐水性の低いベニヤ合板などもあるので、使用の際には場所などを選ぶ場合があります。

3章:コンパネの構造

5枚の板を貼り合わせた頑丈な構造を持つ

 コンパネはベニヤの板を貼り合わせたものと説明しましたが一般的なものは5枚のベニヤ板が重ねられています。繊維方向を90度ずらして重ね、接着剤で貼り合わせ圧着することで高い強度を実現しています。
 サイズは900×1800mmや、尺貫法によるサブロクサイズである910×1820mmで生産されており、厚みは12mm、15mm、18mm、21mm、24mmなどがあります。一般的に使用されているコンパネの厚みは主に12mmです。強度が高く、耐水性に優れ、厚みがあるので釘ではなく、木ネジなどを使って組み立てることが可能です。
 そのため一度組み合わせても、分解することができ、コンクリートの型枠として使っても、また別の現場で繰り返し使用することができるのです。さらにその強度が高く、分解が可能という特徴が好まれ、舞台美術用の材料としても利用されているようです。

4章:コンパネはこんなところに使われている

耐水性が高いため屋外での利用に適している

 コンパネは、コンクリートの型枠に使われる合板です。コンクリートやモルタルの型枠として主に使われています。また、耐水性に優れ、強度も高いということから屋根工事では野地板(下地材)としてコンパネが使われることもあるようです。
 また、木造建築物の壁材や床の下地材として使われることもあるようです。頑丈なので構造材として大きな力にも耐えることができ、衝撃などにも強く壁の下地として使用すれば直接釘やネジなどを打つことができますし、フックをつけることも可能です。
 樹脂でコーティングされたものは屋外での使用に向いているので看板や物置などの小屋に使うのにも適しています。また、屋外用の簡易テーブルの天板や、ガレージの壁などに使用されるケースもあるようです。
 ただしコンパネの表面は無塗装もしくはオレンジ色などの派手な色の樹脂がコーティングされています。そのため見た目を重視する場合には、コンパネよりも手ごろなベニヤ合板などを使い、好みの塗装などを施した方が良いかもしれません。

5章:コンパネを使ってDIYしてみよう

板を交差させ天板を乗せるだけで便利な作業台に

 コンパネはDIYなどでも利用されるケースが増えてきています。耐水性に優れ頑丈ということから屋外などで使用するテーブルや作業台の素材として使用するにはぴったりと言えるでしょう。そこで、ここではコンパネを使用した簡単な作業台の作り方を紹介します。

●材料

・コンパネ:900×900mm/1枚
      900×450mm/2枚
・自在式キャスター:車輪径38mm 高さ50mm/4個

① コンパネをカットする

900×1800mmのコンパネ一枚から、900×900mmを1枚、900×450mmの板2枚を切り出します。コンパネは大きいため切るスペースが確保できないという場合はホームセンターなどの加工サービスを利用しましょう。

② 加工する位置に印を付ける

900×450mmの2枚のコンパネに加工のための印をつけます。まず差金を使って正確に長辺の両端から443mmの位置に印をつけます。その両端の印に挟まれた14mmの部分がスリットの入る位置になります。そこから幅14mm、深さ227.5mmの溝ができるように線を引きます。板は組み合わせるのでスリットは1枚が上から下、もう1枚は下から上方向にスリットが入ります。

③ 足の位置に印をつける

さらに下端の足となる部分に印をつけます。足は両端から100mmほど、高さは50mmほどあれば良いでしょう。1枚はスリットのない方が足に、もう1枚はスリットが入る方が足になります。また軽量化し、持ち運びしやすくなるように足となる板に穴を2つずつあけます。足となるコンパネの左右真ん中に印をつけます。

④ 足となる板にスリットを入れる

次に印をつけた位置にジグソーを使ってスリットを入れます。2枚とも同じように入れてください。

⑤ 軽量化のために真ん中を切り抜く

さらに足となるコンパネに軽量化と持ち運びのための穴を切り抜きます。まずは印をつけておいた円の端に電動ドリルで穴をあけます。
そこからジグソーを差し込みゆっくりと円にくり抜いていきます。

⑥ 接地部分に足を作る

スリットを入れたコンパネはこの状態では単なる四角い板です。組み合わせても、地面と接する部分が長すぎ、安定しないので2枚の板の下端が足となるよう印をつけた位置をジグソーで台形に切り抜きます。
これで接地部分が減るので水平をキープしやすくなります。1枚はスリットのある辺、もう1枚はスリットのない辺の側に足ができました。

⑦ 足を組み合わせる

できた足2枚を交差させて組み合わせます。

⑧ 天板を乗せて完成

あとは、900×900mmの天板を乗せれば作業台の完成です。コンパネは重量があるためこのようなシンプルな構造でも安定します。この作業台は大工さんなどが作業現場でも使っており、ペケ台などとも呼ばれています。DIYにも便利ですが、持ち運びもできるのでキャンプのときのテーブルなどにも便利でしょう。

まとめ

 コンパネ、構造用合板、ベニヤ板がどのように違うのかが理解できたでしょうか。コンパネは基本的にはコンクリートの型枠に使われる合板ですが、丈夫で値段も安く耐水性に優れるという特徴から、近年はDIY用としてもとても重宝されている合板です。
 見た目がラフな仕上げなので、使用シーンは限られますが屋外で使用するテーブルや作業台、看板や物置などに使えば非常に便利な素材でもあります。独特の風合いを生かせばかえってオシャレなアイテムを作ることができるかもしれません。木材売り場に訪れる機会があれば、高級な木材ばかりに注目するのではなく、このような合板、コンパネにもぜひ目を向けてみてください。

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