ダボの種類、ダボ継ぎの方法

 釘やネジなどを使用せずに大きな板材どうしを繋いだり、本棚などに棚を設置するための棚受けなどに使ったりと、特に木を使用したDIYではとても重宝するのがダボです。

 ダボとは小さな棒状のパーツで、身近なところでは家具や棚などに使われています。中でも棚ダボなどは組み立て家具などを作ったことがあれば必ず目にしているはずです。

 そんな棚ダボなどは使う上で特に難しいことはありませんが、ダボを使ったダボ継ぎに関しては、その使いこなしにちょっとしたコツが必要です。もし、うまくダボ穴をあけられずずれてしまうと、繋ぎ合わせた板材どうしに段差ができてしまったり、設置した棚板が左右でずれてしまったりと、せっかくの作品が台無しになってしまいます。
 上手く使えばとても便利なダボに関して、正しいダボ穴のあけ方や、ダボ継ぎの方法など、DIYのスキルアップには欠かせない使いこなし方について詳しくご紹介します。

1章:ダボとは?
2章:ダボはこんな場合に使える
3章:ダボの種類
4章:ダボ継ぎの方法
まとめ

1章:ダボとは?

材料どうしを繋ぎ合わせる小さなパーツ

 ダボとは、漢字では太枘、駄枘などと書きます。どのようなものかというと、木材や石材、金属の鋳型どうしをつなぎ合わせる際に使用する小さな円筒形の棒、小片、突起のことです。

 繋ぎ合わせたい素材(木材など)の双方にダボと同じ大きさの穴をあけ、それぞれの穴にダボの片側ずつを差し込み合体させることでずれをなくし、ぴったりと繋ぎ合わせます。

 木材などは釘やネジなどを使って板材どうしを繋ぎ合わせることも可能ですが、ダボ継ぎを使えば繋ぎ目で目立ってしまう釘やネジの頭が見えないので、見た目がとてもきれいに仕上がります。

 手間はその分かかりますが、美しい仕上がりを目指す場合にはとても便利なものです。

2章:ダボはこんな場合に使える

繋ぐ、支えるだけでなく目隠しにも

 最も身近なダボといえば棚ダボです。本棚や食器棚、カラーボックスなど、棚板のある家具にはほぼ必ず使われているものです。家具の側板の内側にダボを取り付けるための穴があらかじめあけられており、両側に棚受けとなるダボを取り付けることで棚を支えます。

 棚ダボを固定するダボ穴はあらかじめあけられている場合がほとんどですが、既存のダボ穴では棚板が丁度良い位置にこない、という場合にはDIYでダボ穴を追加することも可能です。  
 他には、木材を使用したDIYで木ネジやコーススレッドなどを使用して木材どうしを繋いだ際、木ダボでネジの頭を隠すことができます。

 ビスを留める位置にあらかじめ印をつけ、そこにいきなりネジを打ち込むのではなく、ダボ錐(ダボ用の穴をあけるための専用の錐。一定の深さまで穴を掘るとストッパーによって止まる)で板材穴を掘ります。そしてその穴の中から木ネジを打ち、材料どうしを繋ぎます。

 こうすることでネジの頭は板材の中に潜ることになります。その上から同じ径の木ダボを差し込み、飛び出したダボをダボ切りノコで切断すれば板材と面一(つらいち)となります。あくまで装飾的な目的なので、必ずしもやる必要はありませんが、こういったテクニックを使えば、仕上がりが格段に美しくなるはずです。

 さらに、板材どうしを繋ぎ、大きな木枠を作ったり、一枚ものの高価な板材のかわりに、いくつかの細い板材どうしを繋ぎ合わせテーブルなどの天板を作るというのにはダボ継ぎが便利です。こうすることで費用をかけず必要な材料を作ることができます。

 作業の際はダボの位置をずれなく加工するということが必要ですが、そういった作業を助けてくれるアイテムなどもあるので上手く活用すれば決して難しくありません。ダボ継ぎの方法は後述する4章で詳しく紹介します。

3章:ダボの種類

木製や金属製があり自分で作ることも可能

 木製の木ダボから、ステンレスや真ちゅうなど金属製のダボ、滑り止めのゴムのついたダボなどダボにも様々な種類があります。棚ダボなのか、タボ継ぎぎ用なのか、目隠し用なのかこれらのダボはその用途によって使い分けます。
 棚ダボ、木ダボそれぞれ太さは3mmから10mmほどまであり、一般的な太さはそれぞれ6mmです。8mmや10mmといった太い物は基本的にダボ継ぎや目隠しに使われるダボです。

 そして木ダボは長さも20mmから50mmほどまで様々な長さが用意されています。径が太いほど強度も期待できますが、使用する材料の厚みに合わせて適切なものを選ぶ必要があります。

 市販の木ダボは、側面に斜めの溝が掘られています。この溝があることで木工用接着剤などの食いつきが良くなり、またダボ穴に打ちこむ際はこの溝が空気の抜ける通り道になります。

 ダボは、こういった市販されているもの以外に、ネジの頭を隠すためのダボを製作中の作品と同じ材料、木材から自分でくりぬき使用するという方法もあります。こうすれば同じ素材でネジの目隠しができるので、より違和感ない仕上がりが期待できます。

 しかし、こういった自作の木ダボを、棚ダボやダボ継ぎなどに使うのは避けた方が良いでしょう。はじめからダ
ボとして作られたもののような強度は期待できないので繋ぎ目が破損してしまったり、せっかく作った棚などに物を乗せた途端に棚板が落下してしまうなどという危険があります。注意してください。

4章:ダボ継ぎの方法

木ダボを使って大きなフレームを組み立てる

 ここでは木ダボの使い方の例として、木材どうしを繋ぎ合わせて大きなフレーム状の枠を作る方法をご紹介します。木ネジなどを使用するよりも仕上がりは美しく、また強度も十分に期待できます。ポイントは正確にダボ穴をあけるということ。そのための専用の道具もあわせてご紹介します。

●道具

ダボ錐(10㎜)
ダボマーカー(10mm用)
木ダボ(10×30mm)

●材料

繋ぎ合わせたい木材

材料の確認

使用する板材はこちらです。厚みは19mmで、直角に組み合わせて大きな枠を作ります。

印をつける

まずは繋ぎ合わせたい材料にダボ穴をあけるための印をつけます。曲尺を使い板材の断面の丁度センターの位置に穴をあけます。ここでは強度を考え両端から25mmの位置に穴をあけることにします。使用するダボは2つなので上下に2ヶ所印を付けました。印を付けるのは組み合わせる片方の材料だけです。

タボ穴を開ける

 印を付けた位置にダボ穴をあけます。用意しておいたダボ錐(10mm)を電動ドリルにセットして断面に対して垂直に穴をあけます。位置がずれないように注意してください。

 ダボ錐がない場合は10mmのドリルビットで穴をあけてもかまいませんが、ドリルビットだと穴の奥行きがまちまちになってしまう可能性があります。ダボ錐なら一定の深さで自動的にストッパーがかかり失敗を防げます。

ダボ穴が完成

このように板の断面に2つのダボ穴があきました。ダボ錐を使っているので深さは双方とも同じです。削りくずなどがある場合は取り除いてください。

ダボマーカーをセットする

ダボ継ぎのコツは、組わせる材料同士ずれないように正確にダボ穴をあけるということです。双方の断面を測り、それぞれに印を付けてもかまいませんが、より簡単でまた正確な位置のマーキングにはダボマーカーが便利です。その使い方は以下になります。まずすでにあけているダボ穴の位置にこのようにセットします。

・板材を組み合わせる位置を確認

今回は直角に板材を組み合わせるので、ダボ穴を加工済みの板材を紙の上に置いたら、その板材に対して直角となるガイド線を定規と鉛筆で書き込んでおきます。

・ダボマーカーで跡を付ける

ダボ穴を加工していないもう1つの板材を用意し、ダボマーカーをセットした板材と組み合わせます。ガイド線を見ながら角度がずれないよう、また断面どうしがぴったり合うように注意しながら組み合わせてください。

・強く押し付ける

位置がずれることなく組わせたら板材どうしを強く押し付けます。この時くれぐれもずれないように気を付けてください。

・凹みができる

すると、もう一方の板材にダボマーカーの鋭い突起によって凹み跡が付きました。ここがペアとなるダボ穴の中心となるわけです。

・もう一方にダボ穴をあける

へこみをガイドとして、ダボ錐を使って再びダボ穴をあけます。

・ダボに木工用接着剤を塗る

用意しておいた木ダボに木工用接着剤を塗ります。

・ダボを打ち込む

木工用接着剤を塗った木ダボをダボ穴に打ちこみます。穴のサイズはダボとほぼぴったりなので木づちや金づちなどで叩いて奥まで差し込んでください。ダボの飛び出した部分が同じ高さになるようにします。ただしあまり強くたたきすぎると木ダボや板材にキズがついてしまうので注意しましょう。

・板の断面に接着剤を塗る

もう一方の板材の断面にも木工用接着剤を塗ります。こうすることで接続強度が上がるので、少し多めに塗っておくと良いでしょう。側面などに接着剤がはみ出してしまったらすぐに拭き取ります。

・板を接続する

接着剤を塗ったらすぐに板どうしを繋ぎ合わせます。隙間ができないように強く押し付けてください。

・クランプで固定する

接着剤が乾くまでクランプを使い抑え付けておきます。正確に直角を保ちながら抑え付けられるようにクランプとクランプ補助具などを使いましょう。コーナークランプなどを使ってもかまいません。

・接続完了

これでしっかりと繋ぎ合わせることができました。ダボ継ぎを使用したので表面には釘やネジの頭などもありません。強度も十分に確保されています。同様に残りの3つの角を繋ぎ合わせれば木のフレームの完成です。

まとめ

 ダボの役割、またダボの便利な使い方の例をご紹介しました。このようにDIYでダボをうまく使いこなすことができれば、今まで以上に美しい仕上がりの作品を作ることも可能でしょう。

 ダボ穴を正確にあけるのが難しそうに感じますが、ダボ錐やダボマーカーなど便利なツールを使えば、誰にでも簡単に正確なダボ穴加工ができるはずです。

 タボ継ぎは紹介したような大きな木のフレームを作るほか、平面に板材を繋ぎ合わせて大きなテーブル用の天板などを作るのにも便利です。ぜひ作品作りに取り入れてみてください。

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