オイルステインの塗り方と落とし方

目次
第1章:オイルステインとは?
第2章:オイルステインの種類
第3章:オイルステインはこんな時に使う
第4章:オイルステインのメリット・デメリット
第5章:オイルステインの色見本
第6章:オイルステインの選び方
第7章:オイルステインの塗り方
第8章:DIYペイントを始める時の注意点
第9章:塗装前に木材について学ぼう
まとめ

 インテリアを好みの色に塗り替えたり、適した塗料を選んだり。ペイントに関するノウハウを知っておくと、DIYがますます楽しくなります。ここではオイルステインに注目して、種類や使用のメリット・デメリットなどをお伝えします。

第1章:オイルステインとは?

オイルベースの塗料のこと

 オイルステインとは、オイルベースの塗料のことです。一般的な塗料は表面に塗膜を作りますが、オイルステインの場合は塗膜を作りません。木材の木目、傷、凹凸などを隠さないため、塗装後の仕上がりが自然になります。
 オイルステインにはステインという着色剤が混ぜられているため、さまざまなカラーバリエーションを楽しめます。ただし、オイルステインには有機溶剤が含まれているので、換気をしっかりと行いながら作業するようにしてください。

第2章:オイルステインの種類

販売されているさまざまなオイルステイン

 オイルステインはステイン塗料の一つです。ステイン塗料には油性タイプの他、水性ステインもあります。

<ニスとはどう違うの?>

 ニスとオイルステインの違いですが、ニスはツヤが出やすく、ステインは木目など木材本来の性質を生かしたまま仕上げられます。ニスは木材の表面に半透明の塗膜を作りますが、オイルステインはそうではありません。木材の呼吸のしやすさにも繋がるので、使用目的に合わせてどちらを使うかを決めましょう。

<防腐、防虫剤入りのオイルステインも!>

 オイルステインには、防腐剤、防虫剤入りのタイプもあります。他にも、速乾性のあるタイプ、強い浸透力が期待できるタイプなどがあるので商品を見比べて適したものを選びましょう。

第3章:オイルステインはこんな時に使う

木工品の塗装にオススメ

 木目がきれいに出るので、木工品の塗装に適しています。テーブル、椅子、棚、室内の窓枠、ドアなど、使用できる箇所はさまざまです。

第4章:オイルステインのメリット・デメリット

水性ステインとどちらが良いか考えて

 オイルステインのメリットは、木材によく染みこむこと、色がきれいに出やすいことなどが挙げられます。刷毛運びも良く、比較的早く乾くこともオイルステインの魅力です。そのかわり水性ステインよりもにおいが強く、扱いが難しいというデメリットもあります。特長をよく理解した上で、オイルステインと水性ステインのどちらが良いかを選びましょう。

第5章:オイルステインの色見本

使用時の参考にしてください

 オイルステインには、けやき、メープル、チーク、ウォルナット、マホガニがあります。ステイン全体でみるとさらに色の種類が増えます。ホームセンターにある色見本を参考に、購入するオイルステインを決めましょう。

第6章:オイルステインの選び方

完成後をイメージして購入を決めましょう

 ひとくちにオイルステインと言っても、それぞれで特長が異なります。例えば色でご説明すると、明るいタイプ、明度の低いタイプなどで仕上がりが変わります。完成品をイメージして商品を選んでみましょう。

第7章:オイルステインの塗り方

塗る前の準備も忘れずに

 以下の工程を参考にしてオイルステインを塗りましょう。

★材料★

  • 木材
  • オイルステイン
  • ウレタンニス
  • ウエス
  • 刷毛(コテバケなど)
  • スポンジ研磨剤
  • 新聞紙やマスカー
  • ビニール製の手袋
  • 紙ヤスリ

★塗り方★

  1. 木材にヤスリがけをします。木目に対して垂直にヤスリがけをすると、表面が毛羽立ってしまうので木目に沿って行いましょう。ヤスリがけが終わったら木のくずを払い、オイルステインがしっかりと馴染むようにしていきます。
    ※入り組んだ場所にヤスリをかける時は、柔らかいスポンジ研磨材(ファイン)を使うことをオススメします。
  2. ウエスを使い、オイルステインを塗っていきます。
    ※作業をする時は新聞紙やマスカーを敷き、ビニール製の手袋で塗っていきます。
  3. 木の切り口(小口)にオイルステインを塗る場合は、とんとんと叩くようにして塗ります。
  4. 塗り終わったら乾くまでしばらくそのままにします。
  5. 1回目のペイントが終わったら、再びオイルステインを塗っていきます。着色効果を高められるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
  6. 色落ちや表面保護のために、ウレタンニスを塗っていきます。
  7. ニスが乾いたら、スポンジ研磨剤かサンドペーパーで表面を軽くなでましょう。その後、2回目のニス塗りをして、乾いたら完了です。
 オイルステインを含め、ステイン塗料を使う時は早めに作業を終わらせるようにしてください。使う道具にも気をつけることで、よりきれいに仕上がります。全体を俯瞰して見るなどして、塗りムラが出ていないか確認することも怠らないようにしましょう。

第8章: DIYペイントを始める時の注意点

道具なども事前に調べておきましょう

 オイルステインをはじめ、塗料にはさまざまな種類があります。使う道具や工程にも気をつけることで、塗料をきれいに塗れます。ここではその注意点についてまとめました。

<塗料を選ぶポイント>

 塗料は種類が多いため、どれを買えば良いか迷ってしまうかもしれません。ホームセンターなどに行く前に、何に使うか、どのような場所に塗るかを考えておきましょう。容器やパッケージを見ることで適した用途が分かるので、確認を怠らないようにしてください。
 ペイントに使われる道具には、次のようなものがあります。必要に応じて買い揃えるようにしてください。

・ニス…傷や塗料落ちなど、木部のダメージからの保護を目的とした塗料です。木工向けの水性ニスや室内のテーブル・椅子に適した水性ウレタンニス、紙粘土などに使える水溶性ニス、オイルの質感が出る油性ニスなどがあります。木肌を活かしつつ、光沢を出せるのが特長です。ウレタンニスの場合は硬い塗膜を形成するため、傷がつきにくくなります。フローリングの床やダイニングテーブルなど、ダメージを受けやすい箇所に使ってみましょう。

・スプレー塗料…塗料を微粒子として吹きつけられる塗料になります。簡単に薄塗りができるメリットがあります。細かなところの塗装に向いており、安価で購入することが可能です。スプレータイプは塗料が舞い上がりやすいので、他の箇所に色がつかないように、新聞紙などを敷いて塗装を行うようにしてください。換気を行う、火の近くで作業を行わないなどにも注意しましょう。

・ワックス…いわゆる蝋のことです。ナチュラルな質感があり、使いやすいのが特長です。動物ワックス、植物ワックス、鉱物ワックス、石油ワックスなどがあります。色づけが同時に行えるカラーワックスもあり、バリエーションは豊富です。布で伸ばすように塗った後、乾いたらから拭きするとツヤがよくなります。

 塗料選びは種類が多くて大変ですが、用途や塗装方法に注目すると適したタイプを選べます。合わないものを使うとヒビが入ったり、サビたり、カビが発生したりします。塗料とペイント対象物の組み合わせが悪いと乾きが遅くなるので、塗料の特性を理解してから購入を決めましょう。

<塗料をしっかり密着させるポイント>

塗装前に木材の汚れを落としておくと、塗料の密着度が上がります。必要ならばサンドペーパーをかけておき、作業の効率化を促しましょう。

<ペイント用道具の注意点>

 塗装に使う道具はたくさんあり、目的に合った道具を選ぶことで作業がスムーズに進みます。ここでは、いくつかの道具をご紹介します。

・刷毛…狭い範囲の塗装に適している道具です。水性用と油性用があり、塗料の種類によって使い分けが可能です。山羊毛や化繊毛などがありますが、山羊毛は細く柔らかいためニスなどの仕上げ向き、化繊は塗料が染み込みにくいため速乾性のある水性塗料向きなど、それぞれで特長が異なります。使われている素材に注目して刷毛のメリットをより活かすようにしましょう。

・マスキングテープ…目的外の場所に塗料がつかないようにしたい場合は使ってみましょう。貼りつけた素材にダメージを与えにくく、初心者でも利用しやすいのが特長です。広い面の塗装をする場合は、幅が50mm以上のタイプを選びましょう。反対に、細かい箇所の塗装をする時は細いタイプがオススメです。

・マスカー…折りたたんだビニールがついているテープです。広い面をマスキングできるのがメリットです。さまざまなテープ幅が販売されているので、適したタイプを見つけられます。室内用や多用途用がありますが、ノンスリップ加工が施された床用タイプならば滑って転倒する危険性を抑えられます。

・ローラー…広い面を塗ることができる道具です。刷毛よりもムラができにくく、転がすだけで塗装可能なので、初心者でも安心して使えます。持ち手のハンドルサイズはレギュラー、ミドル、スモール、ミニ、スリムなどに分かれます。広い面を塗る時はレギュラーかミドルを、狭い範囲を塗る時はミニやスリムを使いましょう。
ローラー本体は、ハンドルサイズに合わせて選んでください。使う毛足の長さで塗料の含み具合が変わるので、長毛、中毛、短毛など、バランスを意識して購入を決めましょう。

・コテバケ…持ち手の先に平らな平面状の毛がついているタイプです。ローラーと同じく、広い範囲の塗装ができます。塗りムラが出にくいという特長があるので、色づけの他、ニスを施す時にもオススメです。

・ウエス…こぼれた塗料や汚れた道具を拭く時に使います。オイルステインなどの液体塗料を塗る時にも使えます。

<ペイント時の注意点>

 ペイント前の注意点として、塗料の分量を守ることが挙げられます。必要量は容器やパッケージに書かれているので、事前に確認しておきましょう。
 ホームセンターなどで道具を購入する場合は、事前に必要なものをメモしておきましょう。また塗装時は汚れても良い服装を心掛けおくと、ペイントをスムーズに行えます。

<塗り替え時のポイント>

 塗料の上に新しい塗料を塗ると、新品のように仕上がります。ただし、新しい塗料が必ずしも密着するとは限りません。塗料には重ね塗り適性があり、お互いの相性で重ね塗りの相性が決まります。最初に塗っていた塗料と新しく塗る塗料のバランスを考えて作業を行うことが大切です。もし、すでに塗ってある塗料の種類が分からない場合は、次のような方法で確認しましょう。

油性塗料(ニス以外)の場合

 このタイプの塗料は、ラッカーうすめ液を付着してサンドペーパーでこすると塗膜が剥がれます。ただし、プラスチック素材にラッカーうすめ液を使うと表面が溶けてしまうので、この方法は避けましょう。

ラッカーの場合

 ラッカーうすめ液を布に含ませて対象物をこすった時、塗膜が落ちたらこの塗料の可能性が高いです。

水性塗料(水性ニスを含む)の場合

 一般的な水性塗料の場合、調べる方法が特にありません。しかし、ラッカー以外なら重ね塗りができます。

焼きつけ塗料の場合

 焼きつけ塗料は、工業製品の金属塗装に使われます。塗膜が硬いため、ラッカーうすめ液、ペイントうすめ液のいずれを使ってもなかなか溶けません。この塗料の上に水性塗料や油性塗料を塗る場合は、ヤスリがけをしてください。付着性が良くなるため、種類によっては重ね塗りが可能となります。

第9章:塗装前に木材について学ぼう

木材の特長を押さえて希望に添ったペイントを

 オイルステインやワトコオイルなどで木材を塗装することが可能です。ホームセンター、建材店、材木店などで購入できますが、大きく木材を分類するとムク材、集成材、合板の3つに分けられます。それぞれの特長をご紹介すると次のようになります。

・ムク材…天然のままの木材です。特殊な加工をしていないため、木本来の美しさを保っています。種類が多いものの、近年では資源保護の影響で高価になっています。乾燥によって収縮や反りが生じるものの、オイルステインなどを使って木目をいかした塗装が可能です。

・集合材…角材や板材を張り合わせた人工材です。見た目はムク材と似ていますが、強度が高いという特長があります。天板などにも使われ、使用用途は多様です。

・合板…薄くスライスした板を張り合わせた板です。強度が高く、価格も安いというメリットがあります。さまざまな厚さの合板があり、大きなサイズも売られています。

 一般的に厚さに対して幅が4倍以上ある木材を板材と言い、それ以外の木材を角材と呼びます。かんながけがされた加工材と、表面がざらざらとした荒材もあるのでそちらもチェックしてみましょう。

<2×材(ツーバイ材)とは?>

 2×材とは、枠組み壁工法と呼ばれるもので、アメリカの一般的な建築工法・2×工法(枠組み壁工法)で使われています。比較的安価で流通量も多いため、DIYをする時の身近な木材として使われます。国内で流通している2×材には、SPF(エスピーエフ)、防腐処理済み2×材、ウエスタンレッドシダーなどがあります。

・SPF(エスピーエフ)…スプルース材、パイン材、ファー材などを指します。北米由来のものが多く、木目が白いためホワイトウッドとも呼ばれています。

・防腐処理済み2×材…SPFに防腐剤を加圧注入した木材です。腐りやすい場所の建築をする時に使われることがあります。

・ウエスタンレッドシダー…赤みがかった木材で、防水性、防腐性、防虫効果が期待できます。デッキ、パーゴラなどに使われますが、高価です。

 サイズは2×4が基本で、木口の厚さは2インチ、幅は4インチ(実寸法では厚さが約38mm、幅が約89mm)となっています。この他に2×6(ツーバイシックス、木口サイズ厚さ×幅:38×140mm)、2×8(ツーバイエイト、木口サイズ:38×184mm)、2×10(ツーバイテン、木口サイズ:38×235mm)、1×4(ワンバイフォー、木口サイズ:19×89mm)、1×6(ワンバイシックス、19×140mm)などがあります。どのサイズが適しているかよく分からない場合は、ホームセンターなどで店員に聞いてみましょう。

<木材ペイントの注意点>

 ペイントをする時は、次の点に注意しましょう。

塗装前のヤスリがけについて

 ペイント前にヤスリがけをすると塗料が密着しやすくなります。ヤスリには番手と呼ばれ、目の粗さを示す数値が表記されています。数値が大きいほど目が細かく、小さいと粗くなります。サンドペーパーなどを使ってヤスリがけを行う時は、粗目、中目、細目の順にかけましょう。短時間で作業を終わらせたいならば、電動サンダーの使用をオススメします。

傷やへこみがあった場合は

 塗装する木材に傷やへこみがある場合は、パテ(補修剤)を使ってみましょう。パテは商品によって特長があるため、うまく使い分けることが大切です。傷ついている箇所やへこんでいる箇所にパテを直接つけたり、へらで押し込むようにパテを密着させたりします。硬化した後に余計なパテをカッターやのみなどで削ったり、サンドペーパーをかけたりするのもオススメです。

購入する木材の見極め方

 木材を購入する時には反りやねじれに注意しましょう。2×材は特にこの箇所に気をつけるようにしてください。エリート材やスタンダード材など、木材販売店によっては等級づけをしている場合もあるので、購入の参考にするのもオススメです。

まとめ

 DIYの面白いところは、自分でオリジナルのアイテムを完成させられることです。オイルステインはさまざまなカラーバリエーションを楽しめるのが魅力です。サンドペーパーでの研磨や拭き取りにも注意して、丁寧にペイントを行いましょう。

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