<ナチュラル(クリア)>
木材にしっとり感をプラスします。若干黄味がかっていますが、透明な色をしています。
<ホワイト>
薄いホワイト色になるカラーです。耐水ペーパーをかけたり、ウエスで拭き取ったりすることで、より柔らかな雰囲気になります。
<チェリー>
若干赤みがかった塗装ができます。木目とそれ以外の箇所で色の差がはっきりと出るため、味わい深い色合いになります。
<マホガニー>
チェリーよりもさらに赤褐色の色合いが強くなります。ニスを使うことで艶が出るため、高級感をプラスできます。
<エボニー>
色はダークブラウンで、落ち着いた印象を木材に加えます。家具などをシックに仕上げたいときにオススメです。
<ドリフトウッド>
深めのブラウンで、木目がはっきり表れるカラーです。木材にアンティーク調の雰囲気をプラスできます。
<ミディアムウォルナット>
明るいブラウンで、若干黄色よりになります。明度が高いため、軽やかさが感じられます。
<ダークウォルナット>
明度の低いブラウンで、年期を感じさせます。古風な色合いなので、シックな印象をプラスできます。
・ワトコティンバーレックス…オイル系塗料独特のにおいを抑えた、床、内装木部用の塗料です。乾燥時間は12~24時間以上とワトコオイルより短く、乾くまでの時間を短縮したいときにオススメです。
・ワトコワックス…家具、工芸品、壁、建具などに使われるワックスです。撥水効果の向上と、手垢付着防止効果が期待できます。使用後のテカテカ感がなく、カラータイプが白のものは無色透明で木材本来の色を損ないません。
・ワトコリアレックス…家具や工芸品など、内装木質製品全般に使われる塗料です。落ち着いた光沢が出る上、撥水力が強化されています。 F☆☆☆☆対応品で、自然素材だけで作られており、シックハウス症候群を引き起こす原因とされる有害物質、ホルムアルデヒドの発散量をかなり抑えています。
・ワトコティンバーガード…屋外用の塗料で、ウッドデッキ、外壁、ベンチ、遊具などに使えます。木材本来の色合いや風味をいかしつつ、収縮・膨張などによる劣化を遅らせることができます。
・ワトコウッドリバース…木材に下地を施さなくて良いため、一回で塗装が完了できます。屋外用塗料でカラーは1色のみですが、木材の白銀化が進んでもみずみずしく仕上げられます。特殊な顔料を配合しているため、鮮やかな色調を長期間維持できます。防腐剤・防カビ剤の配合による高い耐久性や撥水性が期待できるため、メンテナンスの容易さという点でもオススメです。
・ワトコリフレッシュオイル…内装メンテナンス用のオイルです。木材が持つ風合いや色合いを保ったまま床などのお手入れができます。
・ワトコメンテナンスムース…木質製品のメンテナンスに使われます。コンパクトなスプレータイプで、そのままムースをかけるだけで作業が完了します。
・ワトコベアーフットオイル…武道場や体育館など、スポーツ場の塗装に適したオイルです。使用者の安全性・快適性を配慮して適度な使用感(滑り抵抗値)を考えて作られたタイプです。床木材への高い浸透性、風合いや触り心地の保持といったメリットの他、熱伝導性が低いため季節問わず素足で快適に過ごせます。F☆☆☆☆対応品なので、シックハウス症候群を引き起こす原因とされる有害物質、ホルムアルデヒドの発散量をかなり抑えています。
1. 木材をサンドペーパーで研磨します。
2. 刷毛などでワトコオイルを塗布して、15~30分放置します。
3. ウエスを使って、余分なワトコオイルを拭き取ります。
4. ワトコオイルが乾いたら、2回目の塗装に入ります。1回目の約1/4の量を使ってペイントします。
5. 色合いなどを見て、ウエスで余計な塗料を拭き取ります。
6. 24時間以上経過後、ワトコオイルが乾いたら完成です。
・刷毛…狭い範囲の塗装に適している道具です。水性用と油性用があり、塗料の種類によって使い分けが可能です。山羊毛や化繊毛などがありますが、山羊毛は細く柔らかいためニスなどの仕上げ向き、化繊は塗料が染み込みにくいため速乾性のある水性塗料向きなど、それぞれで特長が異なります。使われている素材に注目して刷毛のメリットをよりいかせるようにしましょう。
・マスキングテープ…目的外の場所に塗料がつかないようにしたい場合は使いましょう。貼りつけた素材にダメージを与えにくく、初心者でも利用しやすいのが特長です。広い面の塗装をする場合は、幅が50mm以上のタイプを選びましょう。反対に、細かい箇所の塗装をするときは細いタイプがオススメです。
・マスカー…折りたたんだビニールがついているテープです。広い面をマスキングできるのがメリットです。さまざまなテープ幅が販売されているので、適したタイプを見つけられます。室内用や多用途用がありますが、ノンスリップ加工が施された床用タイプならば滑って転倒する危険性を抑えられます。
・ローラー…広い面を塗ることができる道具です。刷毛よりもムラができにくく、転がすだけで塗装可能なので、初心者でも安心して使えます。持ち手のハンドルサイズはレギュラー、ミドル、スモール、ミニ、スリムなどに分かれます。広い面を塗るときはレギュラーかミドルを、狭い範囲を塗るときはミニやスリムを使いましょう。ローラー本体は、ハンドルサイズに合わせて選んでください。使う毛足の長さで塗料の含み具合が変わるので、長毛、中毛、短毛など、バランスを意識して購入を決めましょう。
・コテバケ…持ち手の先に平面状に毛がついているタイプです。ローラーと同じく、広い範囲の塗装ができます。塗りムラが出にくいという特長があるので、色づけの他、ニスを施すときにもオススメです。
・ウエス…こぼれた塗料や汚れた道具を拭くときに使います。オイルステインなどの液体塗料を塗るときにも使えます。
油性塗料(ニス以外)の場合
このタイプの塗料は、ラッカーうすめ液を塗布してサンドペーパーでこすると塗膜が剥がれます。ただし、プラスチック素材にラッカーうすめ液を使うと表面が溶けてしまうので、この方法は避けましょう。
ラッカーの場合
ラッカーうすめ液を布に含ませて対象物をこすったとき、塗膜が落ちたらこの塗料の可能性が高いです。
水性塗料(水性ニスを含む)の場合
一般的な水性塗料の場合、調べる方法が特にありません。しかし、ラッカー以外なら重ね塗りができます。
焼きつけ塗料の場合
焼きつけ塗料は、工業製品の金属塗装に使われます。塗膜が硬いため、ラッカーうすめ液、ペイントうすめ液のいずれを使ってもなかなか溶けません。この塗料の上に水性塗料や油性塗料を塗る場合は、ヤスリがけをしてください。付着性が良くなるため、種類によっては重ね塗りが可能となります。
・ムク材…天然に近い木材です。特殊な加工をしていないため、木本来の美しさを保っています。種類が多いものの、近年では資源保護の影響で高価になっています。乾燥によって収縮や反りが生じやすいものの、オイルステインなどを使って木目をいかした塗装が可能です。
・集合材…角材や板材を張り合わせた人工材です。見た目はムク材と似ていますが、強度が高いという特長があります。天板などにも使われ、用途は多様です。
・合板…薄くスライスした板を張り合わせた板です。強度が高く、価格も安いというメリットがあります。さまざまな厚さの合板があり、大きなサイズも売られています。
・SPF(エスピーエフ)…スプルース材、パイン材、ファー材などを指します。北米由来のものが多く、木目が白いためホワイトウッドとも呼ばれています。
・防腐処理済み2×材…SPFに防腐剤を加圧注入した木材です。腐りやすい場所の建築をするときに使われることがあります。
・ウエスタンレッドシダー…赤みがかった木材で、防水性、防腐性、防虫効果が期待できます。デッキ、パーゴラなどに使われますが、高価です。
塗装前のヤスリがけについて
ペイント前にヤスリがけをすると塗料が密着しやすくなります。ヤスリには番手と呼ばれ、目の粗さを示す数値が表記されています。数値が大きいほど目が細かく、小さいと粗くなります。サンドペーパーなどを使ってヤスリがけを行うときは、粗目、中目、細目の順にかけましょう。短時間で作業を終わらせたいならば、電動サンダーの使用をオススメします。
傷やへこみがあった場合は
塗装する木材に傷やへこみがある場合は、パテ(補修剤)を使ってみましょう。パテは商品によって特長が異なるため、うまく使い分けることが大切です。傷ついている箇所やへこんでいる箇所にパテを直接つけたり、へらで押し込むようにパテを密着させたりします。硬化した後に余計なパテをカッターやのみなどで削ったり、サンドペーパーをかけたりするのもオススメです。
購入する木材の見極め方
木材を購入するときには反りやねじれに注意しましょう。2×材は特に気をつけるようにしてください。エリート材やスタンダード材など、木材販売店によっては等級づけをしている場合もあるので、購入の参考にしてください。
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