ワトコオイルの種類と塗り方

 DIYでペイントをするとき、塗料の種類が多くて迷ってしまう人はいませんか? 塗料はホームセンターなどで販売されていますが、前もって特長を押さえておくとスムーズに塗料選びができます。ここではワトコオイルについてご紹介するので、今後購入する際の参考にしてください。

目次
第1章:ワトコオイルとは?
第2章:ワトコオイルはこんなときに使う
第3章:ワトコオイルのメリット・デメリット
第4章:ワトコオイルの色見本
第5章:ワトコオイルの選び方
第6章:ワトコオイルの塗り方・仕上げ方
第7章:色をブレンドすることもできる
第8章:色が強く出過ぎたときの対処法
第9章:DIYペイントを始めるときの注意点
第10章:塗装前に木材について学ぼう
まとめ

第1章:ワトコオイルとは?

亜麻仁油を主成分としたオイル系塗料

ホームセンターなどではさまざまな塗装用品が販売されています。ワトコオイルもその一つですが、これはオイル系塗料の一つで、家具、工芸品といった内装木材に使われます。亜麻仁油を主成分にしており、標準乾燥時間は1日以上です。標準塗布面積は1Lあたり約10㎡で、カラーバリエーションはさまざまです。
缶に含まれているオイルの容量は200ml 、1L 、 3.6L 、 16Lに分かれています。塗装面積に合わせて購入する量を決めることができるので、まずはどのような場所を塗るのか、何色にするのかなどを決めてから選ぶことをオススメします。

第2章:ワトコオイルはこんなときに使う

木材の質感を維持して塗装したいときに便利

 ワトコオイルの特長は、木材本来の質感をそのまま維持してツヤを出してくれることです。割れ・反りの予防、水分の染み込み防止にもなるため、木材のペイントと保護の両方を行えます。

第3章:ワトコオイルのメリット・デメリット

特長をよく理解しましょう

 ワトコオイルはオイル系塗料なので、表面に塗膜を作らず、木に染み込んでいく性質(オイルフィニッシュ)があります。木の呼吸を妨げず、塗装すると木の質感をいかしたナチュラルな仕上がりになるのが魅力です。
 木の品種によって色の出方が異なりますが、これはオイルの吸い込み具合によるものです。さらに、ワトコオイルは色の種類が豊富なので、さまざまなカラーバリエーションを楽しめます。油性塗料の中では粘度が低く、ムラのない塗装ができるので、初心者でも扱いやすいという特長があります。
 この他にも、木材のヒビ割れや反りが出にくい、原料にUVカット剤を一切使わず自然な褐色が楽しめるなど、たくさんのメリットがありますが、デメリットとしては乾燥するのに24時間以上かかることや、オイル塗料なので作業中は換気を充分にする必要があることなどが挙げられます。ワトコオイルの良いところ、悪いところを総合的に判断して利用を決めるようにしましょう。

第4章:ワトコオイルの色見本

全8種類のカラーバリエーションがある

 ワトコオイルにはナチュラル(クリア)、ホワイト、チェリー、マホガニー、エボニー、ドリフトウッド、ミディアムウォルナット、ダークウォルナットの8色があります。それぞれの色の特長を挙げると、次のようになります。

<ナチュラル(クリア)>

 木材にしっとり感をプラスします。若干黄味がかっていますが、透明な色をしています。

 

<ホワイト>

 薄いホワイト色になるカラーです。耐水ペーパーをかけたり、ウエスで拭き取ったりすることで、より柔らかな雰囲気になります。

 

<チェリー>

 若干赤みがかった塗装ができます。木目とそれ以外の箇所で色の差がはっきりと出るため、味わい深い色合いになります。

 

<マホガニー>

 チェリーよりもさらに赤褐色の色合いが強くなります。ニスを使うことで艶が出るため、高級感をプラスできます。

 

<エボニー>

 色はダークブラウンで、落ち着いた印象を木材に加えます。家具などをシックに仕上げたいときにオススメです。

 

<ドリフトウッド>

 深めのブラウンで、木目がはっきり表れるカラーです。木材にアンティーク調の雰囲気をプラスできます。

 

<ミディアムウォルナット>

 明るいブラウンで、若干黄色よりになります。明度が高いため、軽やかさが感じられます。

 

<ダークウォルナット>

 明度の低いブラウンで、年期を感じさせます。古風な色合いなので、シックな印象をプラスできます。

 

<色選びのコツは?>

 ワトコオイルはさまざまなカラーバリエーションに分かれているので、どれを選ぼうか迷ってしまう人もいると思います。どの色にしようか迷ったときは、塗装する場所に注目して選ぶことをオススメします。例えば、ワトコオイルを床に使う場合、他のインテリアが暗い色をしているのに床だけ明るい色に変えてしまうと、どこか浮いた印象が部屋全体に出てしまいます。その場合はすでに配置してあるインテリアに合わせて、おとなしい色を選ぶなどの工夫をしてみましょう。

第5章:ワトコオイルの選び方

他のワトコシリーズにも目を向けて

 ワトコオイルを選ぶときは、色はもちろん、塗装する木材にも注目しましょう。同じ色のワトコオイルを使っても、木材によって色の出方が変わるからです。ホームセンターなどでは色見本を展示しているところもあるので、購入前に確認することをオススメします。
 ワトコオイルの販売元である北三株式会社からは、塗装に便利な商品が他にも販売されています。必要に応じて買い揃えるようにしてください。

・ワトコティンバーレックス…オイル系塗料独特のにおいを抑えた、床、内装木部用の塗料です。乾燥時間は12~24時間以上とワトコオイルより短く、乾くまでの時間を短縮したいときにオススメです。

 

・ワトコワックス…家具、工芸品、壁、建具などに使われるワックスです。撥水効果の向上と、手垢付着防止効果が期待できます。使用後のテカテカ感がなく、カラータイプが白のものは無色透明で木材本来の色を損ないません。

 

・ワトコリアレックス…家具や工芸品など、内装木質製品全般に使われる塗料です。落ち着いた光沢が出る上、撥水力が強化されています。 F☆☆☆☆対応品で、自然素材だけで作られており、シックハウス症候群を引き起こす原因とされる有害物質、ホルムアルデヒドの発散量をかなり抑えています。

 

・ワトコティンバーガード…屋外用の塗料で、ウッドデッキ、外壁、ベンチ、遊具などに使えます。木材本来の色合いや風味をいかしつつ、収縮・膨張などによる劣化を遅らせることができます。

 

・ワトコウッドリバース…木材に下地を施さなくて良いため、一回で塗装が完了できます。屋外用塗料でカラーは1色のみですが、木材の白銀化が進んでもみずみずしく仕上げられます。特殊な顔料を配合しているため、鮮やかな色調を長期間維持できます。防腐剤・防カビ剤の配合による高い耐久性や撥水性が期待できるため、メンテナンスの容易さという点でもオススメです。

 

・ワトコリフレッシュオイル…内装メンテナンス用のオイルです。木材が持つ風合いや色合いを保ったまま床などのお手入れができます。

 

・ワトコメンテナンスムース…木質製品のメンテナンスに使われます。コンパクトなスプレータイプで、そのままムースをかけるだけで作業が完了します。

 

・ワトコベアーフットオイル…武道場や体育館など、スポーツ場の塗装に適したオイルです。使用者の安全性・快適性を配慮して適度な使用感(滑り抵抗値)を考えて作られたタイプです。床木材への高い浸透性、風合いや触り心地の保持といったメリットの他、熱伝導性が低いため季節問わず素足で快適に過ごせます。F☆☆☆☆対応品なので、シックハウス症候群を引き起こす原因とされる有害物質、ホルムアルデヒドの発散量をかなり抑えています。


 ワトコシリーズにはワトコヴァラサンワンステップ、ワトコヴァラサンポリウレタンチューブ、ワトコヴァラサンポリウレタンスプレーといった水性塗料もあります。水性塗料を探している場合は、こちらの購入を検討してみましょう。

<ワトコオイルを選ぶコツは?>

 ワトコシリーズは木目をいかしつつ、アンティーク調に仕上げられるというメリットがあります。加えて、簡単に扱えるため、DIY初心者や、塗装があまり得意ではない人でも、床や机などをしっかりと塗ることが可能です。
しかし、ワトコシリーズにはさまざまな種類があるため、それぞれの特長を押さえて選ぶことが大切です。一般的なペンキや木材用塗料と比べて乾くのが早かったり、テーブルや机などを塗ったときに自然な仕上がりになったりするなど、使い方に合わせて選ぶようにしてください。

第6章:ワトコオイルの塗り方・仕上げ方

拭き取りや研磨が仕上がりを左右します

 ここでは、ワトコオイルの塗り方、仕上げ方、使用時の注意点をお伝えします。

<塗り方・仕上げ方>

1. 木材をサンドペーパーで研磨します。

2. 刷毛などでワトコオイルを塗布して、15~30分放置します。

3. ウエスを使って、余分なワトコオイルを拭き取ります。

4. ワトコオイルが乾いたら、2回目の塗装に入ります。1回目の約1/4の量を使ってペイントします。

5. 色合いなどを見て、ウエスで余計な塗料を拭き取ります。

6. 24時間以上経過後、ワトコオイルが乾いたら完成です。

 

<使用時の注意点>

 ワトコオイルは拭き取りをきちんとしていないと、きれいな色を出せません。浸透しなかったオイルをウエスで拭き取るなどして、色ムラやベトつきを防ぎましょう。市販のウエスを使っても良いですが、使わなくなった綿素材のTシャツなどで拭き取ってもかまいません。木材への引っかかりなどを気にしながら最後まできちんと仕上げていきましょう。

第7章:色をブレンドすることもできる

ワトコオイル同士の色調整が可能

 全8種類のカラーバリエーションが揃っているワトコオイルは、ブレンドして色を調合することも可能です。世界に1つだけのオリジナルカラーを作れるのも、ワトコオイルの魅力です。

第8章:色が強く出過ぎたときの対処法

サンドペーパーで色の調整を

 色が濃く出すぎた場合は、サンドペーパーを使って色調整をしてみましょう。ワトコオイルは表面に塗膜を張らないので、塗装前・塗装後のどちらでもサンドペーパーを使えます。滑らかな仕上がりを期待するならオイルを拭き取る前に耐水ペーパーをかけてみましょう(ウエット研磨)。いつもと違う色合いを楽しめるので、ペイントが楽しくなります。

第9章:DIYペイントを始めるときの注意点

道具なども事前に調べておきましょう

 ワトコオイルをはじめ、塗料にはさまざまな種類があります。使う道具や工程にも気をつけることで、塗料をきれいに塗れます。ここではその注意点についてまとめました。

<塗料をしっかり密着させるポイント>

 塗装前に木材の汚れを落としておくと、塗料の密着度が上がります。必要ならばサンドペーパーをかけておき、作業の効率化を促しましょう。

<ペイント用道具の注意点>

 塗装に使う道具はたくさんあり、目的に合った道具を選ぶことで作業がスムーズに進みます。ここでは、いくつかの道具をご紹介します。

・刷毛…狭い範囲の塗装に適している道具です。水性用と油性用があり、塗料の種類によって使い分けが可能です。山羊毛や化繊毛などがありますが、山羊毛は細く柔らかいためニスなどの仕上げ向き、化繊は塗料が染み込みにくいため速乾性のある水性塗料向きなど、それぞれで特長が異なります。使われている素材に注目して刷毛のメリットをよりいかせるようにしましょう。

 

・マスキングテープ…目的外の場所に塗料がつかないようにしたい場合は使いましょう。貼りつけた素材にダメージを与えにくく、初心者でも利用しやすいのが特長です。広い面の塗装をする場合は、幅が50mm以上のタイプを選びましょう。反対に、細かい箇所の塗装をするときは細いタイプがオススメです。

 

・マスカー…折りたたんだビニールがついているテープです。広い面をマスキングできるのがメリットです。さまざまなテープ幅が販売されているので、適したタイプを見つけられます。室内用や多用途用がありますが、ノンスリップ加工が施された床用タイプならば滑って転倒する危険性を抑えられます。

 

・ローラー…広い面を塗ることができる道具です。刷毛よりもムラができにくく、転がすだけで塗装可能なので、初心者でも安心して使えます。持ち手のハンドルサイズはレギュラー、ミドル、スモール、ミニ、スリムなどに分かれます。広い面を塗るときはレギュラーかミドルを、狭い範囲を塗るときはミニやスリムを使いましょう。ローラー本体は、ハンドルサイズに合わせて選んでください。使う毛足の長さで塗料の含み具合が変わるので、長毛、中毛、短毛など、バランスを意識して購入を決めましょう。

 

・コテバケ…持ち手の先に平面状に毛がついているタイプです。ローラーと同じく、広い範囲の塗装ができます。塗りムラが出にくいという特長があるので、色づけの他、ニスを施すときにもオススメです。

 

・ウエス…こぼれた塗料や汚れた道具を拭くときに使います。オイルステインなどの液体塗料を塗るときにも使えます。

<ペイント時の注意点>

 ペイント前の注意点として、塗料の必要な分量を把握することが挙げられます。必要量は容器やパッケージに書かれているので、事前に確認しておきましょう。
 ホームセンターなどで道具を購入する場合は、事前に必要なものをメモしておきましょう。また塗装時は汚れても良い服装を心掛けおくと、ペイントをスムーズに行えます。

<塗り替え時のポイント>

 塗料の上に新しい塗料を塗ると、新品のように仕上がります。ただし、新しい塗料が必ずしも密着するとは限りません。塗料には重ね塗り適性があり、お互いの性質で重ね塗りの相性が決まります。最初に塗っていた塗料と新しく塗る塗料の種類を考えて作業を行うことが大切です。もし、すでに塗ってある塗料の種類が分からない場合は、次のような方法で確認しましょう。

油性塗料(ニス以外)の場合

 このタイプの塗料は、ラッカーうすめ液を塗布してサンドペーパーでこすると塗膜が剥がれます。ただし、プラスチック素材にラッカーうすめ液を使うと表面が溶けてしまうので、この方法は避けましょう。

 

ラッカーの場合

 ラッカーうすめ液を布に含ませて対象物をこすったとき、塗膜が落ちたらこの塗料の可能性が高いです。

 

水性塗料(水性ニスを含む)の場合

 一般的な水性塗料の場合、調べる方法が特にありません。しかし、ラッカー以外なら重ね塗りができます。

 

焼きつけ塗料の場合

 焼きつけ塗料は、工業製品の金属塗装に使われます。塗膜が硬いため、ラッカーうすめ液、ペイントうすめ液のいずれを使ってもなかなか溶けません。この塗料の上に水性塗料や油性塗料を塗る場合は、ヤスリがけをしてください。付着性が良くなるため、種類によっては重ね塗りが可能となります。

 

<ブライワックスについて>

 塗装に使う道の1つに、ブライワックスがあります。ブライワックスは蜜ロウ、カルナウバ植物を主原料としたワックスで、1860年にイギリスのイーストロンドンにて、ヘンリー・フラック氏により開発されました。当初はヨーロッパを中心に使われていましたが、日本で販売されるようになると、国内でも人気が出るようになりました。
 木材、タイル、金属加工された材質、革製品など、ブライワックスはさまざまなものに使えます。ワックス本来の木材の保護をする機能だけではなく、木製品の着色、ツヤ出し、古くなった家具のメンテナンスなどもできるので、さまざまな用途に使用可能です。半固形タイプで乾きやすく、木材のナチュラルな質感や木目をいかした着色ができるという特長もあり、色も14種類と豊富なので、好みの色を選ぶことができます。
ブライワックスを使う前に水性のステイン剤を使って下色を施すと、木目模様をより鮮明に残した状態で塗装をすることが可能です。水性ステイン剤の使い方は、スポンジを使って木材に塗るだけでかまいません。簡単に使えるので、ブライワックスを塗装する前に試してみましょう。

第10章:塗装前に木材について学ぼう

木材の特長を押さえて希望に添ったペイントを

 オイルステインやワトコオイルなどで、さまざまな木材を塗装することが可能です。ホームセンター、建材店、材木店などで購入できる木材は、大きく分類するとムク材、集成材、合板の3つに分けられます。それぞれの特長をご紹介すると次のようになります。

・ムク材…天然に近い木材です。特殊な加工をしていないため、木本来の美しさを保っています。種類が多いものの、近年では資源保護の影響で高価になっています。乾燥によって収縮や反りが生じやすいものの、オイルステインなどを使って木目をいかした塗装が可能です。

 

・集合材…角材や板材を張り合わせた人工材です。見た目はムク材と似ていますが、強度が高いという特長があります。天板などにも使われ、用途は多様です。

 

・合板…薄くスライスした板を張り合わせた板です。強度が高く、価格も安いというメリットがあります。さまざまな厚さの合板があり、大きなサイズも売られています。


 一般的に厚さに対して幅が4倍以上ある木材を板材と言い、それ以外の木材を角材と呼びます。カンナがけされた加工材と、表面がざらざらとした荒材もあるのでそちらもチェックしてみましょう。


<2×材(ツーバイ材)とは?>

 2×材とは、枠組み壁工法とも呼ばれるアメリカの一般的な建築工法「2×工法」で使われています。比較的安価で流通量も多いため、DIYをする際の身近な木材として使われます。国内で流通している2×材には、SPF(エスピーエフ)、防腐処理済み2×材、ウエスタンレッドシダーなどがあります。

・SPF(エスピーエフ)…スプルース材、パイン材、ファー材などを指します。北米由来のものが多く、木目が白いためホワイトウッドとも呼ばれています。

 

・防腐処理済み2×材…SPFに防腐剤を加圧注入した木材です。腐りやすい場所の建築をするときに使われることがあります。

 

・ウエスタンレッドシダー…赤みがかった木材で、防水性、防腐性、防虫効果が期待できます。デッキ、パーゴラなどに使われますが、高価です。

 

 サイズは2×4が基本で、木口の厚さは2インチ、幅は4インチ(実寸法では厚さが約38mm、幅が約89mm)となっています。この他に2×6(ツーバイシックス、木口サイズ厚さ×幅:38×140mm)、2×8(ツーバイエイト、木口サイズ:38×184mm)、2×10(ツーバイテン、木口サイズ:38×235mm)、1×4(ワンバイフォー、木口サイズ:19×89mm)、1×6(ワンバイシックス、19×140mm)などがあります。どのサイズが適しているかよく分からない場合は、ホームセンターなどで店員に聞いてみましょう。


<木材ペイントの注意点>

 ペイントをするときは、次の点に注意しましょう。

塗装前のヤスリがけについて

 ペイント前にヤスリがけをすると塗料が密着しやすくなります。ヤスリには番手と呼ばれ、目の粗さを示す数値が表記されています。数値が大きいほど目が細かく、小さいと粗くなります。サンドペーパーなどを使ってヤスリがけを行うときは、粗目、中目、細目の順にかけましょう。短時間で作業を終わらせたいならば、電動サンダーの使用をオススメします。

 

傷やへこみがあった場合は

 塗装する木材に傷やへこみがある場合は、パテ(補修剤)を使ってみましょう。パテは商品によって特長が異なるため、うまく使い分けることが大切です。傷ついている箇所やへこんでいる箇所にパテを直接つけたり、へらで押し込むようにパテを密着させたりします。硬化した後に余計なパテをカッターやのみなどで削ったり、サンドペーパーをかけたりするのもオススメです。

 

購入する木材の見極め方

 木材を購入するときには反りやねじれに注意しましょう。2×材は特に気をつけるようにしてください。エリート材やスタンダード材など、木材販売店によっては等級づけをしている場合もあるので、購入の参考にしてください。

まとめ

 DIYの面白いところは、自分でオリジナルのアイテムを完成させられることです。ワトコオイルは色のブレンドができるので、さまざまなカラーバリエーションを楽しめます。サンドペーパーでの研磨や拭き取りにも注意して、丁寧にペイントを行いましょう。

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