電動サンダーの種類と使い方

研磨やバリ取りに欠かせない電動工具

 木工作業には欠かせない電動工具の一つが電動サンダーです。DIYで作品を制作する際、切り出した木材や金属などの材料は、そのままでは切断面や表面が荒れていて、組み立てや塗装の際の障害となります。しかし電動サンダーがあれば、効率良くバリ取りや面取り、材料の下地処理などがスピーディに行え、作業の効率化が図れます。そんな電動サンダーにはどのような種類があるのか、その正しい使い方と共にご紹介します。

目次
1.電動サンダーとは
2.各部紹介
3.電動サンダーの使い方
4.電動サンダーの種類

1.電動サンダーとは

 電動サンダーとはサンディングをするための工具です。サンディングとは、サンドペーパー(紙やすり)や布ペーパー(布やすり)を使い研磨をすること。電動サンダーとは、このサンディングを人力ではなく電気の力で行う工具ということです。
 紙やすりを使えば、手作業でもサンディングは行えますが、広い面積の作業ではとても時間がかかり、また平面を均等に研磨するのも簡単ではありません。そんな、面倒で時間のかかるサンディングを、効率良く正確に行うための道具が電動サンダーなのです。
 電動サンダーには、いくつかのタイプがあります。基本的な構造はどれもシンプルで、基本は底面のパッドにサンドペーパーを取り付け、モーターの力で偏芯プーリーを回転させ振動を起こし、その細かな振動で木材や金属などを研磨するというもの。作業の労力を大幅に軽減することができるので、DIYには欠かせない道具のひとつと言えるでしょう。
 そんな電動サンダーですが、その形や研磨面の振動タイプによって、いくつかの製品に分類することができます。代表的なものがマルチサンダー(マウスサンダー)と、オービタルサンダー、ランダムサンダーです。
 オービタルサンダーは研磨するパッド面が広いためテーブルの天板など広い面積を均一に磨くのにとても便利です。
 マルチサンダーは小型で扱いやすく、パッドの先端がとがっているので細かな部分の研磨作業から、平面の研磨にまで幅広く使用できます。
 ランダムサンダーはオービタルサンダーよりもパッド面が小さいですが振動が強く、さらに振動に加え回転運動をしながら研磨を行うのでより強力な研磨が期待できます。そのため研磨だけでなく塗装面の塗装剥がしなどにも向いています。また平面だけでなく曲面の研磨にも使用可能です。
 サンダーを使った研磨作業では、細かな粉じんが大量に発生します。この粉じんを吸い込んでしまうと人体に悪影響を与える可能性があるので、注意が必要です。多くの場合、電動サンダーには粉じんを吸い込む吸じん機能が備わっています。
 吸じん機能には主に、電動サンダー本体と外部の集じん機をホースで接続するタイプと、本体自体に吸じん機能とダストボックスやダストバッグを搭載し、本体のみで直接集じんするというタイプがあります。
 集じん機とホースで接続するタイプは安価なタイプに多いですが、別途集じん機が必要になります。ダストバッグやボックス搭載タイプなら、集じん機が不要な上、取りまわしやすく扱いも簡単です。またフィルター内蔵タイプなら、排気もクリーンに保て、サンディング作業中も快適に作業が行えます。
 ただし、入門用など低価格の電動サンダーには吸じん機能自体が装備されていないものも少なくありません。また、吸じん機能が装備されていても、パッド面にある小さな穴から粉じんを吸い込むので、研磨中に発生した粉じん全てを吸い取ることは難しいでしょう。ある程度作業場所に飛散してしまうので、作業終了後には、必ず粉じんの後片付けが必要となります。

2.各部紹介

①スイッチ/電源のオンとオフを切り替えます。

②ロックボタン/不用意に作動しないように、スイッチをロックしています。スイッチを入れるにはこのロックの解除が必要です。

③集じんバッグ/研磨作業で出た粉じんを、パッドの表面から吸い込み、飛散しないようにこの中に集めます。

④パッド/研磨用のサンドペーパーや布ペーパーを取り付ける部分です。

⑤クランプ/サンドペーパーを挟みます。

⑥グリップ/この部分を手で握ります。

3.電動サンダーの使い方

 代表的なサンダーであるオービタルサンダーの使い方は、まず研磨する素材や、用途に合わせたサンドペーパーを用意します。用意できたらオービタルサンダーのパッド(ラバーパッド)のレバーロックを外し、クランプを解放したらサンドペーパーの端を挟んで固定します。同様のもう片方の端もクランプに固定します。
 吸じん機能がある場合は、本体に集じん用バッグを取り付けます。製品の説明書を読み、作業中外れないようにしっかりと固定してください。
 本体のスイッチがオフになっていることを確認したら、電源プラグを電源コンセントに差し込みます。準備が完了したら、本体のパッド部分を研磨対象に当て、スイッチをオンにします。ロックボタンがある場合はロックボタンを押しロックを解除してから電源をオンにします。
 両手で持ち、サンディングペーパーを取り付けたパッド面を対象に押し当て、水平を意識しながら上から軽く圧力をかけ動かし研磨していきます。電動サンダーは、強く押し付けすぎても研磨の効率は上がらず、サンディングペーパーの摩耗を早めてしまいます。一定の力を保ちながら、サンディングしたい材料に対して、軽く押し付けるようにしながら作業します。
 サンディングペーパーには粗目(80番など)、中目(120番など)、細目(180番など)といった種類がありますが、この数字が大きくなるほど目が細かくなります。木材の研磨の場合、80番などで粗削りを行い、180番で仕上げを行うと、表面が滑らかに仕上がります。
 作業をある程度行い、集じんボックスに粉じんが溜まったら、本体からボックスを取り外し、粉じんを取り除いてください。
パッド部分にはこのような集塵の穴があいています。セットするサンドペーパーは、付属の製品に付属のパンチでこの穴に合う集じん用穴をあけておきます。
サンドペーパーは市販の物をカットして使用可能です。レバーのロックを外し、クランプを解放したらペーパーの端を挟んで固定します。反対側も同様に固定します。
このようにパッド部分にサンドパーパーが装着できました。たるまないように前後をしっかりと固定してください。
集じん用のバッグも忘れずに装着します。完全に粉じんを集めることはできませんが部屋の中の木くずの飛散をある程度防いでくれます。
平面を研磨する際は本体を傾けず、パッド全体を材料に密着させて前後に動かします。粗く削る場合は木目に逆らい、滑らかに仕上げたい場合は木目に沿って研磨しましょう。
オービタルサンダーは片手で持ち操作することができ、また研磨面の面積も大きいので板材の面取りなどを行うのも簡単です。

4.電動サンダーの種類

オービタルサンダーの特長

 オービタルサンダーは、研磨面のパッド部が長方形をしており、広い面を研磨するのに向いたサンダーです。粗削りから仕上げまで使用できる万能タイプで、多くの用途で活躍してくれます。サンドペーパーは、市販の一般的なものを切って使用することができるので経済的です。
 研磨力に関してはあまり強力ではないので、金属部分の塗装剥がしといった用途には向きませんが、テーブルの天板など広い面を効率良く仕上げるのには適しています。モーターの回転運動によって振動を繰り返すので、研磨面にうっすらと円を描いたような跡が残ることがあります。

 オービタルサンダーに市販のサンドパーパーを取り付ける際には、パッドのサイズに合わせカットを行い、吸じん用の穴をあける必要があります。

マルチサンダー(マウスサンダー)の特長

 マルチサンダーはパッド部分が、アイロンのような三角形をした、小型の電動サンダーです。先端が尖っているので、板材などを組み合わせた角や、隙間、細かな部分の仕上げなどに向いています。また、細かな部分だけでなく平面を磨くことも可能です。
 比較的軽量で、扱いやすく、研磨力も十分高いので様々な用途にマルチに活躍してくれます。ただし、オービタルサンダーのように一般的なサンドペーパーを使用することができず、裏側が面ファスナーになった専用のサンディングペーパーが必要となります。
小型で軽量なため片手でも扱うことができ、バリ取りや、角の面取りといった細かな部分の仕上げなどにも便利なのがマルチサンダーです。
アイロンのように先端がとがっているので、このような隙間や隅なども研磨することが可能です。サンディングペーパーは面ファスナー式で簡単に交換可能です。

ランダムサンダーの特長

 ランダムサンダーは丸いパッド部分が、小刻みに振動しながら回転運動も行うので、サンディングペーパーの目詰まりが起きづらく、他のタイプよりも優れた研磨力を発揮します。そのため、広範囲の研磨や粗砥ぎに向いています。金属面の塗装剥がしなども効率的に行えます。
 ただし、振動だけでなく回転運動を伴うため、慣れないとコントロールが難しく、磨きムラができてしまうこともあります。広い面の仕上げには、オービタルサンダーの方が向いているでしょう。
 また、パッド部分が円形なので使用するサンディングペーパーは円形で、面ファスナーに対応した専用のものが必要となります。
 サンディングペーパーのほか、スポンジやウールバフなどを取り付けることができ、コンパウンドなどを合わせて使用すると、車や家具などの塗装面の磨きや、ツヤ出し作業なども行えます。
ランダムサンダーは振動に加え円運動で研磨を行います。そのため研磨力が強力で、うまくコントロールしないと磨きムラができてしまいます。一定のリズムで動かし続けるのがコツです。

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