エアーコンプレッサーの種類と選び方

 電動工具とともに、DIYでの作業効率アップに利用してみたいのがエアーツールです。ホコリを吹き飛ばすエアーガン、きれいな塗装仕上げができるエアブラシやスプレーガン、自動車などの機械整備が好きな方ならレンチやドライバーなどの回転系の工具が気になることでしょう。こうしたエアーツールの使用に欠かせないのが、エアーコンプレッサーです。DIYでの使用でどのような機種を選べばよいのか、その種類と選び方を紹介します。

目次
1.エアーコンプレッサーとは
2.エアーコンプレッサーの各部の名称と機能
3.エアーコンプレッサーの基本的な使い方
4.エアーコンプレッサーの種類

1.エアーコンプレッサーとは

 空気などの気体に力を加えて圧縮すると、反動で元に戻ろうとする大きな力を蓄えた状態になります。モーターやエンジンを使って圧縮した空気を作り、そのエネルギー(圧力)をコントロールしながら噴き出させることで工具を動かす装置がエアーコンプレッサーです。

 エアーコンプレッサーに取りつける工具をエアーツール(空圧工具)と言います。コンプレッサーが送り出す圧縮空気をそのまま高圧で噴き出させたり、回転力に変えたりして、さまざまな種類の作業を行えるものが用意されています。どれも工具自体に動力を内蔵していないため、電動工具に比べると小型・軽量でハイパワー。熱が発生しないため、連続した作業にも適しているというメリットがあります。

 エアーツールのほかにコンプレッサーを用意する必要があるため、導入時の初期費用がかかりますし、バッテリー式の電動工具のように移動して使うには不向きです。DIYやホビーで利用する場合は、工房やガレージでじっくり作業するような用途に向いています。

■エアーコンプレッサーでできること

・タイヤ、ボールなどにスピーディに空気を入れます。

・高圧の空気を吹き出してホコリを吹き飛ばします。

・塗料を均一に吹き付け、プラモデルやフィギュアなどの小物、外壁などの塗装をきれいに仕上げます。

・その他、インパクトレンチ、ネイラー(クギ打ち)、サンダー、ポリッシャーなど、さまざまなエアーツールが用意されていて、自動車整備等に活用できます。

2.エアーコンプレッサーの各部の名称と機能

①接続口/エアーツールに圧縮空気を送るホースを接続する部分。ワンタッチで着脱が可能です。この機種では青いリングが一般圧用、赤いリングが高圧用です。

②圧力調整ノブ/圧縮空気を送り出すときの圧力を調整します。この機種では青いノブが一般圧用、赤いノブが高圧用です。

③操作パネル/タンク内圧力、吐出圧力、電源電圧を表示するほか、タンク内最高圧力や運転モードの切り替え操作を行います。低価格モデルでは、アナログの圧力メーターと調整ダイヤルが一体になったシンプルな操作・表示部を採用していることが一般的です。

④ドレンコック/使用後、タンク内に残った圧縮空気を抜くための栓です。


①タンク/圧縮した空気をためておきます。

3.エアーコンプレッサーの基本的な使い方

■エアーツールの取り付け方

使用圧力、接続口の形状がコンプレッサーに適したもので、作業環境に十分な長さのあるエアーホースを用意します。
本体接続口のリングを押し下げます。
リングを押し下げたまま、エアーホースのオス側ジョイント金具を接続口に差し込みます。
指を離してジョイントをロックして接続します。ジョイント金具を引っ張って、確実に接続されていることを確認しましょう。
同じようにホースのメス側ジョイント金具のリングを押し下げて、エアーツールのジョイント部を差し込みます。
以上でエアーホースとエアーツールの接続は完了です。

■運転の手順

①電源を入れて始動し、空気の圧縮を開始します。

②空気がタンクに送り込まれ、圧力計の数値が上昇していきます。圧縮機が作動している間は、エアーツールを使わずに待ってください。

③圧力が規定値に達して圧縮機が自動的に停止したら、エアーツールを使って作業を始めます。

④タンク内の圧力が一定まで下がると、圧縮機が自動的に再始動して空気を溜め、再度タンク内の圧力を上昇させます。作業中、コンプレッサーはこの動作を繰り返し行います。

⑤圧力調整装置がついている機種の場合は、調整ノブを回して噴き出す圧力を使用するエアーツールに適した数値に調整します。

4.エアーコンプレッサーの種類と選び方

■潤滑方法の種類

 コンプレッサーは圧縮機の回転部分などが焼き付きなどを起こさないように、何らかの方法で潤滑する必要があります。

【給油式(オイルイン)】

 シリンダーやスクリューの内部に潤滑油を注入し、圧縮熱の冷却、運動部分の潤滑、保護被膜の形成などを行っています。吐出する圧縮空気の中に霧状のオイルが含まれるので、塗装などの用途には向きません。比較的、安価なモデルからあり導入しやすいタイプですが、給油やオイルの交換など、継続的なオイルの管理が必要になります。

【無給油式(オイルフリー)】

 部品そのものに潤滑性を持った素材を採用し、油や水などを使う内部潤滑を行わない方式です。吐出する圧縮空気の中にオイルを含みません。圧縮空気そのものをスプレーして使う塗装などに適しているのはもちろん、さまざまな用途に使いたいときには、このタイプを選んでおくと無難です。もちろん、オイルに関わるメンテナンスの必要はありません。

■吐出圧力

 エアーツールに必要な圧力が足りないと、本来のパワーで使用できない可能性があります。使用したいツールの必要圧力を調べ、コンプレッサーの最大圧力が足りている機種を選びましょう。圧力調整機構がついている機種でしたら、圧力を下げる調整は可能です。用途の拡大を考えて、最大圧力が少し高めのものを選んでおくと安心です。

■タンク容量

 タンクが小さい機種は、軽量・コンパクトで、省スペース性や移動のしやすさにメリットがあります。自室で少しだけ使いたい場合、タッカーなどの瞬間的に圧縮空気を使うツールがメインの場合は、タンク容量が小さいモデルで良いでしょう。

 反対に、塗装用のスプレーガンなど、圧縮空気を出しっぱなしにする工具を使う場合には、タンク容量が大きい方が作業効率が良く、安定した使用が可能です。

■騒音値

 コンプレッサーの圧縮機は大きな音を出して作動します。住宅街で使用する場合は、騒音値をチェックして、静音設計になっている機種を選びましょう。騒音の目安は下記を参考にして、製品の仕様表にある『騒音値』を確認しましょう。

・エアコン室外機=50dB

・走行中の自動車内=60dB

・掃除機=70dB

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