iEMORE電気のこぎりDN-108RLiAの使い方

金属も切断可能。DIYだけでなく粗大ゴミ処分にも便利

 DIYや廃材の処分などに活躍してくれる工具が電気のこぎりです。電気のこぎりは丸のこのように、丸い刃を回転させることで切断を行うのではなく、手工具ののこぎりのように刃を往復運動させることで対象を切断します。

 iEMORE電気のこぎりDN-108RLiAは、DIYなどに手軽に使用できる扱いやすい充電式の電気のこぎり、はじめての電気のこぎりとしてもオススメです、そんなiEMORE電気のこぎりについてその特長や正しい使い方などをご紹介します。

目次
1.電気のこぎりとは
2. iEMORE電気のこぎりDN-108RLiAの各部名称と機能
3. iEMORE電気のこぎりの使い方
4. iEMORE電気のこぎりを使った切断方法
5.電気のこぎりの替え刃の種類

1.電気のこぎりとは

 電気のこぎりとは、その名の通り電気の力で刃を往復運動させ、木材やその他の材料を切断する工具です。メーカーによってはレシプロソーやセーバーソーなどと呼ばれることもあります。呼び方は違いますが、電気のこぎり、レシプロソー、セーバーソーはどれも同じ電動工具のことを差します。

 メーカーによる名称の違いは、主にマキタやパナソニックはレシプロソー、HiKOKI(旧日立工機)、ボッシュはセーバーソーと表記しています。電気のこぎりは一つあるとDIY以外でも粗大ごみの処分などに大変便利です。
 もし所有していなくてもホームセンターなどではレンタルサービスを提供しているので、そちらを利用してもいいでしょう。しかし一つ手元にあれば何かと重宝するので扱いやすいものを購入してもよいでしょう。

 iEMORE電気のこぎり「DN-108RLiA」は、10.8Vのバッテリーを使用するハンディタイプの充電式電気のこぎりです。18Vなどのバッテリーを使用するハイパワーなレシプロソーよりも軽量で、手軽に扱えるので、はじめての電気のこぎりとしてもぴったりの一台といえるでしょう。
 ハンディ型ですが様々なものを切断することができます。ただ、ジグソーなどとは違い精密な切断よりも主に粗切りに向いた切断工具です。切断面も比較的荒くなるので、用途に合った使用方法が求められます。

 iEMORE電気のこぎりの最大切断能力は、木材で板厚約40㎜、塩ビパイプで直径Φ50㎜、軟鉄パイプで直径Φ50㎜、軟鋼材で板厚約1.0㎜と十分な能力を備えています。
 片手でも作業がしやすいことから、庭木の剪定や伐採、枝打ち、さらに粗大ごみの解体などにも適しています。さらに、切断作業の際、金属などにぐれても火花などがほとんど出さないので徹夜アルミなどの金属板や、金属パイプの切断などにも向いています。
 刃(ブレード)は簡単に交換が可能で、木工用、鉄工用、塩ビ・PC用など、様々な種類の物があり、作業に応じて自由に選択することも可能です。

2.iEMORE電気のこぎりDN-108RLiAの各部名称と機能

①ブレードホルダー/この部分にブレード(刃)を差し込み保持します。

②ブレード着脱用スリーブ
/両脇にあるつまみを回転させることでブレードを着脱することができます。

③ワークベース
/フレーム状の金属製パーツで、切断材料に押し当てる部分です。切断材料にしっかり押し当てることで板材などがばたつくことを防ぐほか、振動による、のこ刃の損傷なども防ぐことができます。

④スイッチ引き金
/スイッチ引き金を引くと電動のこぎりが作動します。ブレードのストローク数は無段変速になっており、スイッチの引き具合で調整可能です。スイッチ引き金を離すとブレードが停止します。

⑤安全ロックボタン
/スイッチ引き金をロックし、不用意に作業させないためのセーフティボタンです。ブレードを作動させる際は、安全ロックボタンを押しながらでないとスイッチ引き金は引けません。

3.iEMORE電気のこぎりの使い方

●バッテリーの充電方法と取り付け方

 購入時、付属のバッテリーパックBP-108RLiAは十分に充電されていない場合があります。使用前に付属の充電器で正しく充電してから使用しましょう。まずはバッテリー充電器の電源アダプターをコンセントに差し込みます。
 次に電源アダプターの電源プラグを、充電機の差し込み口につなぎます。つないだら充電機の緑のランプが点灯することを確認してください。
 バッテリーパックを充電機にセットします。バッテリーパックの向きを確認し奥までしっかりと差し込んでください。充電がはじまるとランプが緑から赤に変わります。
 充電は約60分で完了します。ランプが赤から緑に変わったら充電完了です。充電機にバッテリーをセットし、ランプが緑から赤に変わらなければそのバッテリーは充電済みです。
 本体とバッテリーパックの向きを合わせ、奥まで押し込みます。カチッという音がするまでしっかり押し込んでください。
 バッテリーを外す際は、バッテリーパックの左右にあるリリースボタンを両側同時に押しながら、バッテリーパックを引き抜きます。

●ブレードの取り付け方法

 iEMORE電気のこぎりには、木工用ブレード(150㎜×1)、塩ビ・PC用ブレード(150㎜×1)、鉄工用ブレード(130㎜×1)が付属しています。目的に合わせて付け変えて使用します。
 ブレードを装着する際は、事故防止のため必ずスイッチを切りバッテリーも外しておきましょう。また、ブレードの刃で手をケガしないように保護手袋を着用してください。

 ブレードホルダーの奥にあるブレード着脱用スリーブ両脇のつまみを矢印の方向に回します。奥までしっかりと回してください。
 用意しておいたブレードを、ワークベース側からブレードホルダーの奥までしっかり差し込みます。ブレード着脱用スリーブの両脇のつまみを、外した際とは逆の方向に回転させ、元の位置に戻します。
 装着したブレードの背面をしっかりつかみ、引っ張ってブレードが確実に取り付けられているか確認します。

4.iEMORE電気のこぎりを使った切断方法

 iEMORE電気のこぎりを使用する際は、保護手袋と安全メガネを着用し、木材などの材料は万力やクランプで必ずしっかりと作業台などに固定してください。しっかり固定されていないとブレードがぶれてケガをする危険があります。

 また、切断作業中にブレードに大きな負荷がかかると、折れて使用者に飛んでくる危険性もありますので、防護用の安全メガネも着用して下さい。枝打ちや粗大ごみなどを切断する場合は、切断対象がぶれないようにしっかり手で支えて固定するようにしましょう。
 ブレードのストローク数(往復スピード)は、スイッチ引き金によって無段階に調節可能ですが、一般的には、木材などの切断には高速、金属やプラスチック等は中速~低速が適しているとされています。

 まず、クランプで切断対象となる木材をしっかり固定します。切断対象が動くようだとブレードがぶれてしまい正確な切断ができません。注意してください。
 電気のこぎり本体を両手でしっかりと持ち、切断対象にブレードではなく先にワークベースを押し当てます。
 ワークベースを押し当てた状態で安全ロックボタンを押したままスイッチ引き金をゆっくりと引きます。切り始めはスイッチ引き金を少しずつ引き、切断位置にブレードをしっかりと合わせるのがポイントです。
 切断位置が決まったら、ブレードを当てた状態でスイッチ引き金をさらに引き切断します。手挽きのこぎりと同様に電気のこぎり自体を前後に動かすと、刃の目に詰まったくずが落ちて効率よく切断が可能です。
 iEMORE電気のこぎりは、付属のブレードを付け変えることで、塩ビパイプなどの樹脂製品の切断や、金属パイプなどの切断なども行うことが可能です。

 使用中にブレードに大きな負荷がかかった場合、モーターやバッテリーを保護する機能が働き自動的に運転が停止することがあります。復旧させる際はいったんスイッチを切り、バッテリーパックを外します。ブレードが変形していないかなどを確認してから再度バッテリーを取り付け直し、作業を再開してください。

5.電気のこぎりの替え刃の種類

 iEMORE電気のこぎりには、別売り品として純正のブレードも用意されていますが、他のメーカーのレシプロソー用、セーバーソー用のブレードを取り付けることも可能です。取り付け可能なブレードは、板厚が1.3mm以下で幅が12.7mmのブレードです。

 ブレードの刃は基本的に数が多いほど目が細かく、切断面がキレイになります。逆に目が少ないほど目が粗く、切断スピードが速くなります。
 また、ブレードは130㎜から300㎜ほどの長さの物があります。ブレードは長いほど、大きい寸法の材料を切断できますが、その分振動によるブレも大きくなるため、できるだけ短いブレードの方が作業の安定性が増します。

 レシプロソー、セーバーソー、電気のこぎり用のブレードには木工用、鉄工用、塩ビ用などがあります。ブレードの頭の形状同じであれば、基本的にどのメーカーのものでも取り付けが可能ですが、iEMORE電気のこぎりに使用する場合は板厚が1.3mm以下で幅が12.7mmのものを選ぶようにしてください。

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