ウッドデッキをDIY

ウッドデッキを作るには、難しい技術はなく、構造や工法がわかれば初心者にもつくることができるものでもあります。DIYを続ける自信にもなるはずです。

ウッドデッキをつくりたい。そう思っても、屋外に設置する大きな製作物ということで、二の足を踏んでいる初心者もいることでしょう。たしかに、大きくなればそれだけ時間と労力は必要になります。
しかし難しい技術はなく、構造や工法がわかれば初心者にもつくることができるものでもあります。多少、時間がかかってもOKです。苦労してつくれば、完成したときの喜びは大きいですし、Diyを続ける自信にもなるはずです。

ウッドデッキづくりのポイント

●木材の種類

屋外に設置するウッドデッキには、防腐性、耐候性の高い木材を使用します。
Diyでは、ウエスタンレッドシダーやSPF材に防虫防腐剤を加圧注入したACQ材がよく使われます。ACQ材の価格は、ウエスタンレッドシダーの1/3程度と手ごろです。
痛みにくいウリンやセランガンバツなどのハードウッドは、加工が難しいのでdiyにはおすすめしません。

●塗装

長期間使うために、屋外用の防虫防腐塗料で塗装することをおすすめします。
耐久性の高いウエスタンレッドシダーは、木材の美しさを味わうために未塗装で使うこともできますが、塗装で保護することでより長持ちします。

●ネジとドライバー

接合の強度と作業効率が高いコーススレッドを使います。厚み38mmの2×4材には、長さ90mmのコーススレッドが適しています。このネジ止めにはインパクトドライバーが必要です。作業量が多いので、予備バッテリーを用意しておきましょう。

ウッドデッキの作り方

●束石を配置する

基礎を作る工程です。束石(中央)同士の間隔が900mm以内になるように、できるだけ均等に配置します。

●砕石を敷く

束石で下の土をたたいて固めたあと、砕石を敷きます。

●水平を出す

束石の上に水平器をおいて水平を確認します。傾いている場合は砕石を足し引きして調整します。

●束石の設置が完了

金属の羽根の向き、縦横のラインをそろえます。

●束柱を固定する

束柱を束石の羽根にネジで固定します。束柱は完成予定寸法より長めに切っておくのがポイントです。

●束柱の取りつけが完了

外側の束柱は、手すりをつくるためにその高さのぶん長くなっています。

●床面の高さを決める

床面を掃き出し窓の高さにそろえるために、水平器を使って束柱に同じ高さの水平の線を引きます。そこから床板の厚みの分だけ下に印をつけ、根太の高さがわかるようにします。

●直角方向の根太を固定する

建物側の束柱を印を基準に、建物に対して直角方向の根太を、水平を確認しながらネジで固定します。続けて継ぐ根太も高さと水平をあわせて取りつけます。

●直角の根太を取りつけ完了

今回は根太を2本継いでいますが、奥行きが浅い場合は1本通しで使えます。

●平行の根太を固定する

直角の根太の間に建物に対して平行の根太を固定していきます。根太はそれぞれ実際に入る位置に木材をあてて印をつけ、ノコギリで切っておきます。

●すべての根太の取りつけが完了。

土台が組み上がりました。

●束の余分をカットする

根太の上に突き出した束柱の余分をノコギリで切ります。

●塗装する

床板、束柱を、屋外木部用の水性ステイン塗料で塗ります。

●床板を張りはじめる

1か所につき2本のネジで根太にとめ、端から床板を張っていきます。束柱や建物などにかかるところは、あらかじめL字やコの字に切り欠いておきます。

●等間隔で床板を張る

床板同士のすき間をそろえて2枚目以降をネジ止めして張っていきます。板でつくったスペーサー(今回は厚さ10mm)を使うと、簡単にすき間がそろいます。

●床板張りが完了

●手すりの高さを決める

床面からの手すりの高さに印をつけます(今回は1100mm)。
そこから上部につける板厚の分だけ下に印をつけ、上部をノコギリで切り落とします。

●手すりを取りつける

手すりの位置をあわせ、束柱にネジ止めします。コーナーは両方の端を45度に切ってあわせます。

このとき2~3mmのすき間を設けておきます。

●手すりの取りつけが完了

●格子をつくる

目隠しと装飾を兼ねた格子を、手すりの間隔にあわせてつくります。

●格子を取りつける

組み上がった格子を、ネジを斜め打ちして束柱にとめます。

●階段の材料を加工する

2×8材で階段の側板をつくります。昇り降りしやすい角度と段数を決めて、階段の側板を切ります。

●階段を取りつける

踏み板を側板にねじ止めし、金具でウッドデッキ本体に固定します。これで庭からも出入りができるようになりました。

●ウッドデッキの完成

まとめ

ウッドデッキに使う材料には、長い2×4材や束石など重いものが多くあります。水平を確認しながら根太を固定する作業などもあるので、2人以上で作業することをおすすめします。

家族や友人に手伝ってもらえばぐんと効率がアップしますし、ちょっとしたイベントのようにワイワイとつくるのも楽しいでしょう。バーベキューを囲んでの完成パーティーなども、いっそう盛り上がります。

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