自転車置き場を素敵にDIY!
作り方のポイントや注意点とは

 1台、2台であれば自動車の駐車スペースの脇や、庭の隅にでもなどに停めておけば間に合う自宅での自転車の駐輪場所。しかし、家族が増えてくると当然自転車の数も増え、スペースの都合も徐々につかなくなってきます。加えてそれに、簡易的に庭などに直に自転車を置いておくのは自転車にもよくありません。雨ざらしでは汚れますし、さらにサビも発生してしまう可能性がありますしまいます。

 しかし、あらためて専用の自転車置き場を作ろうと、専門の業者に頼むと、思いのほか費用がかかってしまいます。手間はかかりますが、DIYでの自転車置き場作りを検討してみてはいかがでしょう。費用は節約できますし、自分好みのデザインでオシャレに演出することも可能です。自宅の自転車置き場に困っている人のために、DIYでできる自転車置き場の作り方を紹介します。

1章:自転車置き場はDIYで作れる?
2章:自転車置き場を作るのに必要な道具・材料
3章:レンガを使ったおしゃれな自転車置き場の作り方
4章:自転車置き場の屋根はどうする?
まとめ

1章:自転車置き場はDIYで作れる?

レンガと基本的な道具だけで作る自転車置き場

 自転車置き場作りのサンプルとして、DIYで作るのも比較的簡単なレンガ敷きを使った方法をご紹介します。必要な道具や材料は以下になります。レンガの数などはご自宅の自転車置き場となるスペースに合わせて入手してください。
 作業中にレンガが割れてしまったり、並べてみるとサイズや色味が微妙に合わないという場合もあるので、少し余分に用意しておくのがポイントです。レンガの色の組み合わせや敷き方のパターンなどは、自宅のデザインやお庭のイメージに合わせてアレンジしてみてください。

2章:自転車置き場を作るのに必要な道具・材料

レンガと基本的な道具だけで作る自転車置き場

 自転車置き場作りのサンプルとして、DIYで作るのも比較的簡単なレンガ敷きを使った方法をご紹介します。必要な道具や材料は以下になります。レンガの数などはご自宅の自転車置き場となるスペースに合わせて入手してください。

 作業中にレンガが割れてしまったり、並べてみるとサイズや色味が微妙に合わないという場合もあるので、少し余分に用意しておくのがポイントです。レンガの色の組み合わせや敷き方のパターンなどは、自宅のデザインやお庭のイメージに合わせてアレンジしてみてください。

●必要な道具

・ゴムハンマー
・ブラシ
・シャベル
・水平器

●使用する材料

・エッジレンガ
・敷きレンガ
・セメント
・珪砂(ケイシャ)
・自転車スタンド

3章:レンガを使ったオシャレな自転車置き場の作り方

ぬかるみで汚れるのを防ぎ、見た目もかわいい

 自宅の庭のスペースを利用した、レンガを使ったオシャレな自転車置き場の作り方の手順をご紹介します。レンガであれば、コンクリートなどで舗装を施すよりも作業は簡単です。また、レンガ敷きにすることで雨が降ってもぬかるむことがなく、自転車が汚れたり、サビが発生することを防ぐことができます。
 それに、レンガなら敷き方のパターンや使用するレンガの種類を選ぶことで、どのようなスペースにも対応可能ですし、お庭のガーデニングにも似合った、自分なりに工夫したオシャレなスペースとして作り上げることもできるはずです。
 他にも雑草などが生えるのを防ぐこともできますし、しっかりとした自転車スタンドを設置すれば風などで自転車が倒れることも防げます。

①土を掘る

 まずは駐輪する自転車の台数分よりもひと回り大きめのサイズで地面に印をつけて、シャベルなどを使って掘ってください。掘る深さは使用するレンガの厚み+約2cmが目安です。掘った後の地面は全体をしっかり平らにならします。

②セメントを敷く

 地面を掘ることができたら、自転車置き場をぐるっと囲うスペースのエッジとなるレンガを固定するため、土の上にセメントをまきます。このセメントは土の水分と反応して固まりレンガを固定します。

エッジレンガ

エッジレンガには、ヨーカンなどと呼ばれる通常の1/2サイズの幅のレンガを使用しています。

③エッジレンガを固定する

セメントの上にエッジレンガを置いて並べます。このとき、水平器を使って、レンガがまっすぐ水平に並ぶように注意してください。スペースの幅に合わせた板を用意しておき、この板をガイドにしてレンガを当てながら順に並べていくと正確に作業ができます。
一辺は敷地の縁石を利用したので、三辺をエッジレンガで囲みました。

④砂を敷く

敷きレンガを置いたときに、表面がエッジレンガと平らになる高さまで砂を敷きます。砂が敷けたら板などを使って全体を平らにならしてください。

⑤レンガを敷く

砂の上にレンガを敷き、並べていきます。レンガの高さが揃わない場合はゴムハンマーで軽くたたいて合わせます。逆に低くなってしまった場合は下に砂を足して調整してください。
全体にレンガを敷き水平になっているのを確認したら、エッジレンガのまわりの土を戻してレンガ敷きはでき上がりです。
サンプルのレンガの敷き方はバスケットウィーブパターンです。広さや好みに合わせてお好みのパターンで敷いてみてください。

⑥珪砂(ケイシャ)をまく

仕上げとしてレンガ全体に珪砂をまいて、ブラシで掃きながら目地を詰めていきます。

珪砂が詰まることでレンガが固定され動かなくなります。また雑草などが生えてくるのを防ぎます。

⑦自転車置き場の完成

これで完成です。ここでは自転車1台分の自転車置き場を作りましたが、大きなサイズも同じ要領で簡単に作ることができます。

⑧自転車スタンドを設置する場合

風などで自転車が倒れないようにしっかりと駐輪したい場合には、前輪を挟んで自転車を自立させることができる自転車スタンドを設置しましょう。スタンドのない自転車でも確実に駐輪することが可能です。

複数台の自転車を並べて置くときも、スタンドの位置で間隔が決まるので将棋倒しになることがありません。
自転車スタンドはアンカーボルトなどでしっかり固定することもできますが、例ではレンガとレンガの間に自転車スタンドの脚部分を挟み込むことで固定しています。

4章:自転車置き場の屋根はどうする?

市販の自転車

 自転車置き場のスペースができたら、次に考えるのは屋根をどうするかです。その駐輪スペースが建物の影になるのであれば設置の必要がないというケースもあるでしょう。また、建物自体に駐輪スペースを覆う大きめのひさし(シェード)を取りつけてしまうという方法もあります。

 しかし、建物の壁に穴をあけるなどの作業が必要な上、高所での作業となりますのでDIYでの作業は難しいかもしれません。本格的なサイクルポートを設置するのが確実ですが、費用がかかる上に工事も必要となるのでDIYでは難しいでしょう。
 単純に雨風を防ぐという目的であれば、テントのタープのような自立式で折りたたみ可能な市販の自転車ガレージや、サイクルポートなどを設置するのがオススメです。

 こういったものであれば手間のかかる設置作業も不要ですし、また値段も1~2万円と比較的リーズナブルな上、雨風も防ぐことができます。屋根部分の色には、ナチュラルなアースカラーのものなど意外にオシャレなものもありますので、ガーデニングを楽しまれているお庭にもマッチします。
 台風などの強風や積雪の際には不安が残りますが、折りたたみが可能ですから悪天候の際には物置やガレージなどに収納し、自転車にはカバーをかけるなどすれば良いでしょう。

 もし、DIYでしっかりとした屋根を作りたいというなら、ホームセンターで手に入る金属性の単管パイプを組み合わせるのもオススメです。単管パイプは建築用の足場を作るための鉄パイプで、規格が統一されており共通のクランプ金具で自在に組み立てられるので様々なサイズの骨組み構造を作ることできます。柱となる単管パイプの土台として、コンクリート製の束石を地面に埋め、しっかりとコンクリートで固めると頑丈な構造となります。

 これを駐輪スペースに組み合わせて、屋根部分に軽量で丈夫なポリカーボネートの波板などを取りつければある程度の強風などにも耐えられる強度が期待できます。見た目に少し武骨ですが、コンクリート打ちっぱなしの壁などに組み合わせると、むき出しの金属管がむしろオシャレなイメージにもなりますし、プライマーなどを使用すれば好きな色に塗装することも可能です。

まとめ

 どこにでも駐輪できるようで、いざ家族の人数分の自転車を自宅に駐輪しようとすると、ちょうど良いスペースがなかったり、自転車を停めておくのにふさわしい場所でなかったりするもの。かといって外から丸見えの場所に、何も考えずに大切な自転車を停めておくと、いつの間にか盗まれていたり、いたずらをされてしまうこともありえます。

 そのようなことがないように、大切な自転車をきちんと保管でき、また雨風を防ぐことのできる自転車置き場を用意しておくことにこしたことはありません。

 今回ご紹介した自転車置き場の作り方では地面を掘ったり、レンガを並べたりなど、それなりに手間のかかる作業が必要となりますが、特別な工具なども不要ですし、時間もさほどかかりません。一度しっかり作っておけば長く使うことができますしお手入れも簡単です。

 DIYでは手間のかかる屋根などは市販のサイクルポートなどを利用することでトータルでの手間も省くことが可能です。ぜひここでご紹介した内容を参考に、ご自宅専用の自転車置き場作りにチャンレンジしてみてください。

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