ちょうど良いを自分で作る隙間家具のDIY

自宅のDIY体験談:群馬県在住 S様(自営業)

ちょうど良いを自分で作る
隙間家具のDIY

※ こちらは実際に自宅でDIYをされている方の “体験談” のため、ロイモールにて取り扱いのない商品もございますので、予めご了承くださいませ。

ベッドと壁の隙間が気になっていました

結婚して新居に移った頃のことです。それまで使っていた布団をベッドのように使いたいと思い、足つきのスノコベッドのフレームを購入しました。寝室にて組み立てて、使い始めてみると、布団の上げ下ろしも楽になり、これは良い買い物だったと思っていたところ、どうにもならない問題が発生しました。

なんと、スノコベッドのフレームと、壁との間にできた、わずかな隙間が気になり始めてしまったのです。

その距離27センチ。そのくらいは仕方がないと思う気持ちもさることながら、一度気になり始めると、なんだか空間を無駄に使っているような気がしてなりません。

市販の隙間家具を探してみたものの

そこで、解決策を探るためにインターネットで調べてみると、隙間家具なるものを発見。家の中にできるほんのすこしの隙間に滑り込ませるように使うことのできる家具とのことで、これで悩みを解決できるかもしれないと思いページを読み進めてみると、理想と現実との違いにがっくり。

隙間は隙間でも、どちらかと言えば、キッチンの隙間を埋める収納がほとんどで、とても寝室に馴染みそうな色合いとは思えません。

冷蔵庫の脇に置くことを考えてデザインされているのか、金属製であったり、キャスターが付いていたりと形状もさることながら、色白に塗られた製品が多く、木目調の壁と木の温もりを感じさせるスノコベッドの間に入れるにしては、明らかに違和感を感じさせる無機質な色調です。

それに思った以上に背も高く、180センチを超えるものから、低くても140センチくらい。寝室の隙間に入れて使うにしては、何かと不安を覚える大きさです。

そして、価格の面でも。

隙間家具って意外とお値段するもので、配送料も考えると、隙間なのに。いや、隙間を埋めるくらいの幅で作られていることが、返って値段を高く感じさせてしまうのかもしれません。

何れにしても、求めている解決策としては不釣り合いに感じられて、別の解決方法を模索することにしました。

ならばDIYで作るしかない

市販の製品で解決しようとすると、こんなに高くて、ちぐはぐな色味になってしまうのであれば、思い切って、DIYで作るしかないと考えました。

中学校の時に技術と言う授業の中で、椅子を作ったことがありますが、その時以来となる自分の手で作る家具作りに挑戦です。今風に言えば、DIY。昔風に言えば、日曜大工と言ったところ。

早速、中学校の頃に使っていた道具類を取り出し、用意します。新聞紙を敷いて場所を作り、ノコギリ、カンナ、ゲンノウ(片方が平で、もう一方が丸い金槌)を取り出します。

水平を確保するため、さしがね(曲尺とも言います)と、水平器も用意。それから、ドライバーとカッター、ペン、ビスとネジのセットを揃えて準備完了です。

こんなに使うことはないだろうと思いながらも、電動ドライバーと、電動ドリルも用意。それぞれ久しぶりのことなので、壊れていないか、使うことができるのかを確認しながらの作業です。

確認を済ませると、メジャーで寸法を測り、必要な板の大きさを計算します。即興ですが、紙とペンでメモを取りながら、粗末な絵柄を添えての設計図作りです。

ところが、いざ始めてみると、これが意外と楽しくて、ついつい夢中になってしまいます。

ああでもない、こうでもないと思案を重ねるうちに、気付けば夕食の時間です。こんなにも早く時間が流れると感じるのは、いつ以来のことでしょう。

十分に睡眠をとって迎えた翌日、いよいよ作業開始です。

測った幅の大きさに棚板をノコギリで切り落とし、カンナをかけて仕上げていきます。切断面が綺麗になったら、紙ヤスリで表面を撫でるように磨きます。それからさしがねとペンで印をつけて、木ネジを通すための穴の位置を確認し、電動ドリルを使って少し穴を開けます。足となる板のネジ穴と重なるように注意しながら、全体のバランスを整えます。

面が滑らかに仕上がったら、裏側の見えにくい場所に補強用の板を足します。互い違いに組んで、強度を高めます。こちらはしっかりと固定したいので、ゲンノウを使って、釘と一緒に差し込みます。

最後に、支えとなる棚脚の裏にカンナをかけて、微妙なグラつきを直した後に、棚足の裏面に市販のフェルトのシールを貼り、床が傷つかないように工夫して完成です。

自分で作った理想のDIY隙間本棚が完成

一番下の棚板の高さは、スノコベッドに布団を敷いた際の高さに合わせました。それより上の段の棚板は、収めようと思っている本の大きさを測って、高さを決めているので、それぞれの棚板にぴったりと収まるところが嬉しいです。

色調も壁と合う色合いで作ることができたと思います。DIYで理想の隙間本棚の完成です。

当初は自分の本を並べるために作ったDIY隙間本棚ですが、今では、子供達のお休み前の本を並べる本棚として重宝しています。

(以下完成写真)

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