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目地材とは? 目地材の修理と使用方法
目地材とは? 目地材の修理と使用方法
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1章:目地材とは? 利用する場面
2章:種類別の目地
3章:目地材の使い方
1章:目地材とは? 利用する場面
タイルやコンクリートブロック、レンガなどを並べたときの隙間や継ぎ目を目地といいます。目地材はこの隙間を埋めるための充填材です。下地や材料の収縮などがあった場合の緩衝材となる役割があります。
目地材は、素材や室内外の壁床、水回りなど、使用する場所や用途などに合わせて適材を選ぶ必要があります。
2章:種類別の目地
コンクリート目地材
土間や駐車場の床など、気温の変化などで伸縮するコンクリートをひび割れから守るための伸縮性を持った目地材です。
コンクリートブロックの目地補修には、専用の樹脂モルタルやパテなどを使います。
タイル目地材
粉末やペースト状で、セメント系のものが一般的によく使用されます。
内装用と外装用があり、カビや汚れがつきにくいもの、デザイン性の高いカラー目地など、いろいろな特長を持った目地材があります。
シーリング材
屋外で使用される目地は、雨や風の侵入を防ぐため隙間ができないようにする必要があります。石やタイル、レンガなどは、モルタルが目地材として使われていましたが、コンクリートの伸縮や地震などによる変形を吸収するために、シーリングと呼ばれる合成樹脂を使用することも多くなっています。
シーリング材には、シリコン、変成シリコン、ウレタン、アクリルなどがあります。それぞれ特長が異なりますので、使用する場所や用途によって使い分けましょう。
・シリコン
耐久性に優れ、比較的安価なシーリング材です。密着性に優れ、乾燥が速いのも特長です。
上から塗装することはできません。主に、ガラスや浴槽周り、キッチンに使用します。
・変成シリコン
用途が幅広く、上から塗装することができます。柔軟性があるため、金属などへ使用することもできます。
主に、屋内外の目地やサッシ周り、屋根材や金属部の目地、タイルやコンクリートの目地やひび割れ補修に使用されます。
・ウレタン
非常に高い耐久性を持つシーリング材です。硬化したあとはゴムのような弾力性を持ちます。紫外線に弱いので、塗装をして仕上げます。
変成シリコンと同じく、屋内外の目地やサッシ周り、目地やひび割れなどに使用しますが、充填後は塗装で仕上げることが必要です。
・アクリル
硬化するとゴムのような弾性を持ちます。
上から塗装ができ、湿った箇所にも使用可能です。
3章:目地材の使い方
タイル目地の補修
目地部分のひび割れや欠けが起こった場合、触って動くような目地をドライバーなどで取り除きます。目地の汚れやひび割れだけの場合は取り除く必要はありません。ひびや取り除いて空いた部分を目地材で埋めて補修します。
粉末の目地材を使用する場合は、取扱説明書に書かれた分量の水で練ります。目安は、ダラダラと垂れてこない程度、歯磨き粉くらいの固さです。
分量の水を一度に加えてしまうと、混ざりにくくかたまりが残ってしまいます。粉末の目地は、ほんのちょっとの水で柔らかくなり過ぎてしまいます。少しずつ水を入れて練り、その都度固さを見ながら足していきます。
目地がはみ出して汚れてはいけないところは、マスキングテープで養生します。壁際などは、マスキングテープで養生しておくと、きれいに角を出すことができます。
大きな部分を補修する場合は、飛び散りを防ぐため、ビニールシートなどで床や壁を養生しておきましょう。
補修部分の目地を軽く濡らしておきます。
目地材はヘラを使って埋めていきます。ヘラは、ゴム製、シリコン製、プラスチック製などさまざまなものがありますが、ゴムやシリコン製のものが弾力性があり使いやすいでしょう。
目地に目地材を乗せ、上からヘラでしっかりと密着させるように下地部分まで目地材を押し込んでいきます。
タイルの上に残った目地材はヘラで取っておきます。目地の部分の目地材まで取らないように注意しましょう。
目地材が乾く前に、タイルの表面に残った目地材を固く絞った雑巾やスポンジなどで拭き取り、マスキングテープを剥がします。
目地材が固まったら、乾いたウエス等できれいに拭き上げて完成です。
練り状タイプのものは、直接目地のひび割れに塗り込み、ヘラとスポンジで拭き取って仕上げます。
外壁タイルやレンガの目地補修
補修箇所をブラシなどできれいに掃除しておきます。
マスキングテープでマスキングをします。
コーキング材を押しつけながら充填します。
ヘラなどで平らにならし、マスキングテープを剥がします。
深さのある目地の場合は、バックアップ材と呼ばれるポリエチレン発泡体を目地底に装填してから、シーリング材を充填します。そうすることで、目地が三面接着になるのを防ぎ、シーリング材のひび割れを防ぎ、伸縮性を活かすことができます。
レンガやブロックを積んで仕上げる花壇などは、接着のためのモルタルを目地コテなどを使って仕上げます。
放っておくと劣化につながる目地のひび割れや欠けは、DIYで簡単に補修することができます。
用途や目的などによって適切な材料を選び、早めにメンテナンスしましょう。
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