すきま風対策における窓とドアのメンテナンスについて

住宅の気密性は高まりましたが、年数の経過とともに窓やドアの建てつけが悪くなったり、ゴムパッキンが傷んだりしてくると、すき間が広がって空気の通り抜ける量が増えてきます。しかしながら、建具の補修や交換となると大がかりな作業になります。そんなときにおすすめしたいのが、すきまテープを活用する方法です。窓や戸、ドアにこのテープを貼って風や砂ぼこりの浸入をブロックしましょう。空気の出入りが少なくなれば、住宅の防寒性が高まり、冷暖房の効率もアップします。

すき間テープとは

すきまテープは、テープ状のスポンジやウレタンに粘着剤がついた補修グッズで、引き戸や開き戸のすき間に貼って空気や砂、ほこりの出入りを低減します。外に面した窓や玄関だけでなく、室内のドアや障子、ふすまなどにも貼ることができます。最近は使用箇所に合わせて素材や形状に工夫をした、専用タイプの種類が増えています。サッシやドアの開閉のスムーズさを損なわず、より長期間使用できる。ほこりや花粉の侵入を防ぐ。戸あたり音の低減に優れている。こうした機能に注目して適材適所で選んではいかがでしょうか。

室内扉のメンテナンス

●室内引き戸のすき間を対策

建てつけが悪くなるなどしてすき間ができやすい扉の戸当たり部分に、ポリウレタンフォームのすきまテープを貼って、部屋ごとの冷暖房効果を高めます。
・貼る面のホコリなどをきれいにふき取り、裏のはくり紙を10cmほどはがして上端からテープを貼り始めます。
・途中、真っすぐに貼れていることを確認し、はくり紙をはがしながら下端まで貼ります。
・扉と枠のすき間をなくすことができました。締めるときの戸当たり音も低減できます。

●室内開き戸(ドア)の下部すき間を対策

ドアの下部に貼って、床とのすき間をふさぎます。ブラシ状のもの、しなやかなスカート上のものがあり、擦れても傷みにくく、耐久性にも優れています。
・床にあたらないように設けられているすき間は空気の逃げ道になります。柔らかい素材の専用すきまテープを使って、ここをふさぎます。
・テープのブラシ部分が床に届く位置で高さを決めて貼ります。
・取りつけ完了。床にこすれる部分はブラシなので、開閉も重くなりません。

●室内開き戸(ドア)の戸当たりのすき間を対策

扉や枠の傷み、丁番やラッチ部分にゆるみがあると、扉がぴたりと閉まらずがたつきが生じます。そうした症状に対しては、戸当たり部分にすき間テープを貼って対処します。テープが厚すぎると扉が閉まらなくなることがあるので、注意書きをよく読み、戸当りへの貼りつけに対応した商品を選んでください。
・テープの起毛部分がサッシの内側にはみ出すように位置を決め、引き違い部分の上から下へと貼ります。
・先ほどと同じ要領で、はくり紙を少しずつはがしながら上から下までテープを貼ります。

窓サッシのメンテナンス

窓サッシの場合、戸当りの部分にすきまテープを貼ると施錠できなくなったり、錠がきつくなったりします。ここでは起毛素材を使った引き違い部分専用のすきまテープを使って、すき間対策をします。
・テープの起毛部分がサッシの内側にはみ出すように位置を決め、引き違い部分の上から下へと貼ります。
・取りつけ完了。起毛部分がもう1枚のサッシに接し、すき間をなくしているのがわかります。ゴムパッキンがヘタってきたらメンテナンスのタイミングです。

屋外シャッターのメンテナンス

閉めたシャッターのすき間からの冷気や砂の浸入を防ぐほか、開閉音を低減するためにもすきまテープは効果的です。耐候性が高く、劣化しにくい屋外用を使います。
シャッター扉の底部に専用すきまテープを貼ります。

まとめ

すきまテープのタイプ、扉の種類(引き違い戸、引き戸)などにより貼る位置が異なります。間違った位置に貼ってしまうと、すき間がきちんとふさげない、戸がうまく閉まらない、鍵がかからないなどの不具合が出る可能性があります。しっかりと効果が得られるように、商品パッケージに書かれた説明を確認してから作業しましょう。また、窓から伝わる冷気を少なくするためには、ガラスに貼るタイプの断熱シート、窓際に立てる防寒用発泡ボードなどを併用するとより効果的です。結露防止にもなるので、寒さ対策に取り入れてはいかがでしょうか。

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