狭いスペースにピッタリで
可愛い色合いの靴箱をDIY

実家の納屋を改築して部屋にすることになり、家族で喜んでいました。
業者さんによる工事が進んでいたので、様子を見にいったところ、思った以上に入口のスペースが狭い事に気が付きました。
「このスペースに合う靴箱があるのか？」と疑問に思い、業者さんに確認してみたところ、靴箱は予定にない事が判明しました…。

しかし、もう時間も予算も限られていて、業者さんに今から新たな作成依頼も難しく、悩んでいました。どうしようかと思いながら迷っている間に、改築が終わってしまいました。
完成後しばらく靴箱無しで数日間使ってみましたが、やはり使い勝手も見栄えも悪い状態でした。

そこからまた数日間迷った結果、ネットショップで隙間に合うサイズの市販品を探すことにしました。しかし数時間探しても見当たりません…。近隣の家具店を数件回り探してみましたが、やはり見つかりません。そこで、DIYしようと決意をしました。
部屋の入口の為、どうせ作るならオシャレにしたいという欲まで出て来た為、クオリティも求める事にしました。隙間の正確なサイズを測った結果は27cmでした。思った以上に狭く、足の大きな私の靴を入れようと思うと、27cmの隙間では靴箱に外枠を付ければ収まらない事も判明しました。それを踏まえてどの様な形にするかイメージしました。
その結果、使用材料は安い木材にすることにしました。理由は値段の安さ・入手のしやすさ・加工のしやすさ、またなんといっても失敗してもやり直しがしやすいのも理由の一つです。
しっかりと採寸し、イメージした内容を手書きで図面にして、サイズを決めていきます。
※木材のカットはサイズをしっかりと測っていればホームセンターで綺麗に切断してくれますので慎重にしましょう。

イメージが完成し、遠目から玄関を見ていた時にフローリングが目に入りました。
ホームセンターに売っている木材は無垢なので、オシャレではない事に気付きました。
そこで靴箱の色をフローリングに合わせれば、統一感が出てオシャレになるのではないかと思い、写真を撮影しホームセンターで合う色を選ぶ事にしました。

【準備・購入する物】
・木材①　合板（コンパネ）縦910mm×横1820mm×厚み9mm（定尺サイズ）　1枚
・木材②　胴縁材（四角材）　縦横30mm×長さ4m　1本
・塗料　　水性塗料（オイルステイン）オーク色（フローリングに合わせました）　１本
・ハケ（100均でも購入出来ます）
・養生用ブルーシート　縦900mm×横900mm　1枚（大き目の段ボールを敷き詰めて代用してもOKです）
・木ビス　長さ35mm（組み立て用）　1箱（20本程度）
・木ビス　長さ75mm（取り付け用）　1箱（20本程度）

材料費は合計で約4000円程度です。

【作成手順】※インパクトドライバーを持っていた状態の手順です。
① 事前に採寸をしっかりと行い、ホームセンターで購入し、各サイズに切断してもらう。
※ホームセンターによってサービスの有無がありますので必ず確認してください。
（私の場合は1カット当たり10円でした）
② 塗料が飛散して汚れるのを防ぐ為に、必ず養生シートを敷きます。
※組み立てをする前に塗装した方が、完成時に綺麗になります。
③ 組み立て用の木ビスを使用して組み立てを行います。
④ 組み立て完了後に、取り付け用の木ビスで玄関に取り付ければ完成です。

※なお、インパクトドライバーをお持ちでない場合は③の組み立てをホームセンターでする事も可能な店舗もありますので、無くても安心して下さい。

隙間にピッタリとはまりつつ、色合いもフローリングと合い、見た目もオシャレで完璧な出来栄えでした。靴箱の上を長めに伸ばして、フック（100均でOK）を取り付けて鍵掛けにも利用出来るようにしました。DIYならではのメリットかと思います。外枠がない為、27cmの靴を置いても外側からスッと出し入れが出来るので、問題なしです。悩みに悩みましたが、完成して大満足です。
これを見た友人が自宅に作って欲しい物があるとの事で、またDIYしてみようと思います。