洋裁グッズの収納に役立つ壁面収納のDIY

子供の洋服作りやズボンの手直し等で日頃からミシンをよく使うのですが、最近困っているのが洋裁グッズの収納です。洋裁グッズは形が様々で数も多く、収納にかさばるミシン糸や刺繍糸・ピンクッションや裁縫ばさみ等たくさんの種類があります。普段は洋裁ボックスに洋裁グッズを収納しているのですが、取り出しにくく重いので女性の私にとってはかなりの負担です。洋裁ボックスは、一箇所にまとめて収納できるという点は良いのですが、実際に作業をする時は洋裁ボックスを手の届く範囲の作業台に置くので、作業スペースが狭くなります。また、ゴチャゴチャするので作業しにくく使い勝手があまりよくありません。更に、座って作業をするので洋裁ボックスだといちいち立ち上がってボックスの中を覗き込まないとどこに何が収納されているのかわからないので、非常に見にくく不便でした。作業台のスペースが広く使えて、作業中に手の届く範囲にあり洋裁グッズが取り出しやすい収納があれば、更に作業スピードも早くなり作業自体がストレスなく捗ります。そこで今回は、そんな悩みを解決する収納のDIYについてご紹介します。

作業台も狭くならず、使いたい時にすぐに洋裁グッズを取り出せる収納はないか・・・と考え思いついたのが、”作業台正面の壁面スペースを活用する”というアイデアでした。壁面を活用する事で作業台のスペースが広いまま使え、使いたい時にさっと取り出せるので、非常に便利な収納になるのではないかと思いました。また、壁面収納であれば以前のように毎回片付ける必要もなく洋裁グッズをそのまま置いておけるので、今まで毎回片付けにかかっていた時間の節約にもなります。

・木板 9×45×2 1枚
・アイアンバー （長さ45×8）2本
・L字金具 （木板に合わせたサイズ）2本
・クギ
・電動ドリルドライバー
・ペイント材
・塗装ハケ

●ステップ1：木板にペイントする
ペイント材と塗装ハケを使って木材に色を塗っていきます。2度塗りすると綺麗に仕上がるのでおすすめです。また、ペイントした木板は半日間日陰で乾燥させます。
●ステップ2：木板の裏面にアイアンバーを取り付ける
吊り下げ収納の為のアイアンバーを木材にクギと電動ドリルドライバーを使って取り付けます。木板はそこまで厚くないので慎重に作業します。
●ステップ3：L字金具と木材を使って壁面に棚を作る
壁面に設置する時はあらかじめ設置位置を確認してから作業すると失敗なく出来ます。
●ステップ4：棚から物が落ちないようにアイアンバーを取り付ける
アイアンバーは壁面に取り付けた木材と水平になるように取り付けます。今回は棚の上にミシン糸を収納するので、ミシン糸が落ちないようにアイアンバーの位置は低めに取り付けました。

棚自体にはミシン糸やピンクッションを収納します。また、吊り下げ収納とS字フックを組み合わせてみるのもおすすめです。吊り下げ部分には余り布やリボンも引っ掛けておけるのでとても便利です。クリップ付きのフックを活用する事で、洋裁レシピやメモを飾っておくことも出来ますので、作業しながらでも分からないところや確認したいところをすぐに見る事が出来ます。

壁面に収納棚をDIYした事で作業台が広いまま使えたり、毎回片づける必要も無くなったのでとても良かったです。また、以前とは違い何がどこにあるのか一目で分かるようになったのでいちいち道具を探す必要も無くなりました。収納方法に困っていた刺繍糸も壁面収納にした事でお洒落な印象になりました。ピンクッションや裁縫ばさみ等すぐに手を伸ばせば取れるので作業も今まで以上に捗るようになりました。一番便利だと思ったのは、ミシン糸の大きさに関係なく収納できるところです。今回の壁面収納のDIY作業にかかった時間は、2時間程で女性の私でも1人で出来ました。作業台が壁に接していなくても近くに設置する事も出来ますので、洋裁をする方にはとてもおすすめのDIYです。