隅金の種類と特徴

 本格的な木造建築だけでなく、DIYなどで木材を使用する際にも、強度を保つために重要となるのが材料である木材と木材の接続方法です。
 釘やネジが打てないほど小さい材料であったり、強度がさほど必要でなければ木工用接着剤で接着してしまうという方法もあります。また、釘や木ネジなどを使い木材どうしを直接接続してしまうということも可能です。
 それぞれ、簡単でスピーディな作業性は魅力ですし、家具程度であれば十分な強度が期待できます。しかし、大型の構造物や頑丈さが求められる木造建築では、その強度には限界があります。
 木材ならではの、ホゾなどを使った、組手という方法もありますが、これは難易度が高く相当なスキルがないと加工も難しいですし、うまく接合するのは簡単ではありません。
 しかしそれとは別に、簡単かつ、作業性に優れ、なおかつ厚みのある木材どうしでもしっかりとつなぐことのできる方法があります。それが隅金(すみがね)という補強金具を使った接続方法です。隅金を使えば、難しい技術も不要で、高い強度で木材を使用した構造物を組み上げることが可能です。使いこなせばDIYでも、様々なシーンできっと役立つはずです。そんな便利な金物、隅金について、その種類や特徴、使用上の注意点などをご紹介します。

目次
1章:隅金とは
2章:隅金の種類
3章:隅金を使う際の注意点
まとめ

1章:隅金とは

 隅金とは、木材と木材をつなぐ際に、接続部分であるコーナー(隅)などを補強するために使用する金折(金具)で、補強用金物の一種です。木造建築や、木製家具の製作など、木工で使用されるものです。
 木材どうしを、釘などを使って直接つなぐのではなく、金属製のプレートなどを介してつなぎとめます。
 そのため、木材自身の強度だけでなく、強度の高い金属製の隅金によって構造物を支えることができるので、高い強度が期待できます。
 さらに、金具をネジなどで、外から取りつけるだけで良いので作業性に優れ、釘や木ネジを使った接続方法よりも耐久性が期待でき、組手などよりも容易に木材をつなぎ合わせることが可能です。
 木材を、金物を介さずに直接接続した場合は、材料そのものの強度によって構造物の強さが左右されますが、隅金を使用した場合は、金属性のプレートが木材の補強も行うので、より高い強度が期待できます。
 ちなみに、バッグやケースの蓋、手帳表紙の角に、傷や擦り切れ防止用として取りつけられる角補強用の金具も隅金といいますが、こちらは接続用ではなく、革製品や紙製品の角の劣化防止用の金具です。

2章:隅金の種類

 隅金にはいくつかの種類があります。代表的なものがL字型をした隅金で、2つの木材をL字型(直角)に接続するときに使用されます。材質は鉄やステンレス、アルミなどで、サビの防止のために塗装やユニクロームメッキ(電気亜鉛メッキ+光沢クロメート処理)などが施されています。L字型の隅金以外にも様々な種類があります。代表的なものを紹介します。

●隅金

平面のL字型(平折れ)をした補強用の金物。木材と木材を直角につなぐ際に、コーナー部分を補強するために使用される。

●金折

プレート状の金物をL字型に曲げた補強金具が金折。金折隅金などとも呼ばれている。コーナー部分を補強するのは隅金と同じだが取りつける場所が違う。壁に、棚などを取りつける際にも使用される。

●幅広金折

金折の幅をより広くしたものが幅広金折。板状の素材などもしっかり補強でき、より高い強度が期待できる。

●T字金具

その名の通り平面のT字型の補強金物。使い方は隅金と同じ。

●プレート(I字金具)

ストレート型の補強金物。木材どうしのつなぎ目を補強するための金物で、直線状につなぐだけでなく、コーナー部分に斜めに渡してさらに補強することに使用される。

●丹尺金物

プレートよりも厚みがある補強金物。強度が高いため建築現場などで使用される。

●三方金具

材料を箱状に組み上げた際、できた角部分を表側から補強するために使用する金具。補強用の金属製の足が、3つの方向に伸びている。

3章:隅金を使う際の注意点

 隅金を使用する際は、プレートを固定する木ネジやビスに注意してください。隅金には適合した皿木ネジなどのサイズが指定されています。丸頭ネジで締めてしまうとネジの頭の部分が隅金の上に飛び出してしまいます。ネジの頭が飛び出さないように基本的には皿ネジを使用しましょう。
 また、隅金を取りつける際にはネジを打つ場所にも順番があります。基本は中央部分に先にネジを打ち、次にずれないように注意しながら外側を固定します。位置が定まった状態で、残りの部分にネジを打ちます。こうすることで隅金をずらさず、しっかりと取りつけることが可能です。
 また、ネジは順番に締めていきますが、それぞれ一度に最後まで締め上げずに、全部のポイントにネジを打ったら位置を微調整して、あらためてすべてのネジを最後まで締め上げていくと失敗せずにしっかりと固定することが可能です。

●隅金のネジを打つ順番

●I字金具にネジを打つ順番

●T字金具のネジを打つ順番

まとめ

 隅金を使用すれば、とても簡単に厚みのある木材どうしを強固に補強し、つなぐことが可能です。基本的には建築物の梁と柱などをつなぐ際使われる補強具ですが、DIYなどで棚やタンスなどフレーム構造を持つ木造の作品を製作する際にもとても役立つアイテムです。
 金属製のプレートにサビ防止のメッキを施しただけの実用的なシンプルなものだけでなく、装飾的なデザインが施されたものなどもあるので、作品作りなどにうまく活用してみてください。
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