吸盤フックの種類について

 傘、カバン、モップなど、物が増えてくると収納場所に困ることはありませんか? そんなとき、オススメしたいのが吸盤フックです。吸盤フックは壁にくっつけるだけで収納スペースを増やせるので、物が増えてきたときに心強い味方になってくれます。では、具体的にどのような吸盤フックがあるのでしょうか? 使用例とともにご紹介します。

目次
1.吸盤フックとは?
2.吸盤フックの選び方
3.吸盤フックの種類
4.吸盤フックの使い方
5.吸盤フック使用時の注意点
6.まとめ

1.吸盤フックとは?

■吸盤フックについて

 吸盤フックとは、吸盤とフックがセットになった道具のことです。壁に設置して物を引っ掛けることができるので、収納スペースを増やしたいときに便利です。
 吸盤フックは基本的に、模様の無いステンレス、プラスチック面、タイル、凹凸のないガラス面、鏡面(曇り止め加工など、表面加工がされている鏡を除く)、冷蔵庫や洗濯機などの金属塗装面、平らな大理石などにくっつけることが可能です。反対に、木壁、しっくい、モルタル、すりガラスといった凹凸やざらつき、艶消し、傷や穴のあるところなどでは吸盤が上手くくっつきません。また、レンジやストーブなどの高温になるところや、屋外などでの使用も向いていないので、使用前にパッケージの説明書きを読んでおくことをオススメします。

■吸盤フックはこんなところで役立つ!

吸盤フックをキッチンなどにセットすることで、おたまやフライパンなどを縦に収納することができます。水に強いタイプはお風呂場でも使えるので、シャンプーハットやスポンジなどを引っ掛けておくことも可能です。
基本的に吸盤フックは穴をあけたり、特別な道具を用意したりする必要はありません。賃貸住宅でも使いやすいので、壁に傷を付けたくない場合などに特にオススメです。

2.吸盤フックの選び方

■どれくらいの重さに耐えられるかに注目

 吸盤フックにはさまざまなものを掛けられますが、耐荷重以上の物を掛けてしまうと落下してしまいます。余計な事故を防ぐためにも、吸盤フックを使う前に耐荷重を確認しておきましょう。

■取りつけ可能な場所は事前に確認

 吸盤フックは商品によって取りつけられる場所が異なります。凹凸が激しい場所や、ざらつきのある場所には基本的に取り付けられないので、そのときは別の方法を検討してみましょう。

■吸盤フックのデザインにも注目する

 吸盤フックには吸盤をそのまま貼りつけて使うタイプの他、レバーを動かすことで吸盤をロックできるタイプがあります。また、フック部分が360度回転するタイプもあり、これならばフックを横向きにして傘立てにすることなども可能です。

3.吸盤フックの種類

■プッシュタイプ

 吸盤部分を壁に押しつけて貼りつけるタイプになります。一番シンプルな構造で、小型から大型までたくさんの種類があります。色のついていないクリアタイプは目立たないため、さまざまな場所で使えます。

■レバータイプ

 吸盤フックについているレバーを動かして固定するタイプです。フック部分はプラスチック製や、丈夫なステンレス製などさまざまです。耐久温度がマイナス10~70度のタイプもあるので、壊れにくいフックを探しているならこのタイプを選んでみましょう。

■その他のタイプ

 基本的に吸盤フックは平らな面に使いますが、中には凹凸のある場所で使えるタイプもあります。密着ジェルでしっかりくっつくタイプならば、高い吸着力が期待できます。

4.吸盤フックの使い方

■プッシュタイプ

1. 吸盤を取りつける箇所の汚れを拭き取った後、吸盤の中心部を壁にあてて強く押しつけます。
2. 取り外すときは吸盤部分をつかんで引き上げます。吸盤につまみがついている場合はそれを掴んで引き上げてください。

■レバータイプ

1. 吸盤を取りつける箇所の汚れを拭き取った後、吸盤面を壁にあてて、ロック板を倒します。
2. ロック板を起こすと、吸盤が壁から外れます。

■吸盤がくっつかないときは…

 吸着力が落ちてきたら、商品によってはボールなどに熱湯を入れて、吸盤だけを5~6分浸すと元通り使えることがあります。また、吸盤がつきにくい箇所に吸盤フックを使いたいときは、吸盤用補助板を使ってみることをオススメします。さまざまな直径の商品があるので、吸盤部分の大きさと合うタイプを選ぶことで、使用時のミスマッチを防げます。

5.吸盤フック使用時の注意点

  • 吸盤フックに貴重品や壊れやすい物を掛けたり、フックの下に貴重品を置いたりしないでください。落下したときに物が壊れる可能性があります。
  • 高温、高湿、直射日光の当たる場所での使用や、火気の近くでの使用は吸盤が変形する恐れがあります。また、商品によっては吸盤部分がレンズと同じ働きをして、直射日光が集まった点から発火する恐れがあります。該当の場合は使用を避けるようにしてください。
  • 取りつけられる場所や耐荷重を守り、使用ができない場所や重すぎる物に吸盤フックを使わないでください。
  • 吸盤と吸着面の間に空気が入ると外れやすくなるので気をつけましょう。
  • 吸着面にほこり、汚れ、ワックスなどがあると吸着力が弱まったり、ずれたりすることがあります。落下のトラブルを防ぐためにも、使用前に吸着面の掃除をするなどしてください。
  • 商品によっては、フックを斜めに取りつけると外れやすくなることがあります。使用方向を守って使うようにしてください。
  • 分解や改造などをせず、吸盤フックを吊り下げ以外の目的に使用しないでください。
  • 吸盤は長く使っていると、少しずつ空気が入っていきます。時々、吸盤の空気を抜くなどしてください。
  • 一度外れたものや、古くなった吸盤は吸着力が衰えている可能性があります。
  • 誤飲する可能性があるので、幼児の手の届くところに放置したり、使用したりしないでください。

6.まとめ

ネジやピンなどを必要とせず、そのまま設置できる吸盤フックは収納の心強い味方になってくれます。耐荷重、直径、設置方法なども商品によって異なるので、目的に合わせて使い分けることが可能です。収納スペースが少なくなってきたときや、お風呂場などで物を吊るしたいときなどは使ってみましょう。

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