使ってみよう床保護フェルト

 ダイニングテーブル周りの床の擦りキズや引っかきキズ、気になったことはありませんか? これらのキズは床保護フェルトを使用ことで予防することができます。床保護フェルトの種類や使い方を解りやすく解説します。

目次
1章:床保護フェルトとは?
2章:フェルトってどんなもの?
3章:床保護フェルトの種類
4章:床保護フェルトの効果的な使い方とお手入れ方法

1章:床保護フェルトとは?

 床保護フェルトとは、フローリングを保護するために家具の底に貼りつけるフェルトです。
 フェルトの片面に粘着剤と剥離紙がついており、剥離紙を剥がし椅子の足裏などに貼りつけて使用します。
 床保護フェルトを貼ることで床のキズ防止、防音効果が期待できます。また、椅子を動かすときなど、滑りも良くなりスムーズに移動できるようになります。

2章:フェルトってどんなもの?

 フェルトとは、羊やらくだなどの動物の毛を圧縮し、シート状にした不織布です。
 フェルトは引っ張る力や摩擦にはあまり強くありませんが、保温力があり、断熱性、クッション性に富んでいます。
 現在では動物の毛だけでなく、アクリルやポリエステル、レーヨンなど化学繊維のフェルトも作られています。
 フェルトは服飾や絨毯、毛布、ピアノのハンマー、アート材料などにも使われています。また、消音材や工業用としても幅広く使用されているようです。

3章:床保護フェルトの種類

 床保護フェルトはフェルトの違いによって硬質(ハード)タイプとソフトタイプに分けられます。
 硬質タイプは硬くしっかりしたフェルトで、ほつれにくく、摩耗しにくいため、耐久性があります。多くはウールを主体(ウール60%)に化学繊維を混紡したものです。椅子やテーブルなど動かす頻度の高い家具にオススメです。
 ソフトタイプは生地が柔らかく床材には優しいですが、耐久性はやや劣ります。ほつれやすく摩耗しやすいため、長期間の使用によってフェルトの隙間から粘着剤が床につく可能性はありますが、防音効果は硬質タイプよりも期待できます。ソフトタイプの床保護フェルトは、テレビ台やオーディオ、棚などあまり動かさない家具に使用すると良いでしょう。椅子などに使用する場合はこまめにフェルトを貼り替えましょう。
 床保護フェルトの色は、茶色やベージュなどのナチュラルカラー、グレー、黒、白などがあります。床の色に似た色を選ぶことができ、フェルトについたホコリなどが目立ちにくい色になっています。

 床保護フェルトの厚みは2mmから4mm程度のものが数多く販売されていますが、ベット、ドレッサー、タンスなどの重い家具用や防音を目的として5mm厚程のものもあります。
 床保護フェルトの形や大きさにはさまざまな種類があります。床保護フェルトはあらかじめフェルトを丸、四角、楕円形などにカットしてあるものと、家具のサイズに合わせてカットできるフリーカットのものがあります。
 カットされている床保護フェルトは、同じ大きさのものがたくさん必要な場合は重宝します。

 フリーカットタイプのものは家具に合わせてサイズ調整ができるため無駄なく使い切ることができます。
 また、フリーカットタイプの中には剥離紙に方眼目や、丸い図案などが印刷されているものもあります。
 カットフェルトのサイズは、丸形では、直径が19mm、22mm、25mm、28mm、32mmなど、四角形では、35×16mm、45×19mm、55×22mm、25×25mm、29×25mmなどメーカーによっていろいろな種類があります。
 フリーカットフェルトにはシートタイプや細長いテープタイプなどがあります。シートタイプの大きさは310×200mm、100×120mm、70×140mmなど、テープタイプでは、10×1800mm、25×1800mm、30×1800mm、50×2000mmなどがあります。
 床保護フェルトを購入するときは、あらかじめ家具の貼りつけ面を測り、無駄のないものを選んでください。
床保護フェルトには貼るだけでなく、打ち込みタイプのものもあります。
樹脂の表にフェルト、裏に釘のような針やギザギザの刃などがついており、椅子の足裏などに金づちや木づちで固定し使用します。丸形は直径18mm、19mm、21mm、22mm、24mm、25mm、28mm、32mmなど、楕円形では16×35mm、19×45mmなどがあり、メーカーによってサイズはさまざまです。コストはやや高めですが、耐久性が期待できます。
 床保護フェルトの中にはノンスリップフェルトを使用したものもあり、動かないようにしたい家具や小物には便利です。
 また、耐熱粘着剤を使用した床暖房対応の床保護フェルトもあります。
 床保護フェルトはパッケージを参照し、床の色や家具、使い勝手を考慮して選んでください。

4章:床保護フェルトの効果的な使い方とお手入れ方法

 持ち家、賃貸に関わらず、お引越しをしたとき、家具を買ったときなど、すぐに床保護フェルトを貼りましょう。
貼っておくと安心な家具:椅子、テーブル、棚、ソファー、チェスト、タンスなど
用意するもの:床保護フェルト、ハサミ、カッター

貼り方

  1. 椅子の足裏などフェルトを貼る場所(床との接触面)をキレイに掃除し、乾かしておきます。
    *凹凸面や粗面に貼りつける場合は付属の紙ヤスリで削ってください。
  2. 床保護フェルトが大きい場合は、ハサミやカッターではみ出さない程度にサイズ調整をしましょう。大きいまま貼ってしまうと、見栄えも悪く、はみ出した粘着部分にゴミやホコリがついてしまいます。また、小さ過ぎると保護効果が減ってしまいます。
  3. 床保護フェルトの剥離紙を剥がし家具に貼り、しっかりと圧着させます。

お手入れ

 ゴミやホコリ、髪の毛などがフェルトに絡んだときは丁寧に取り除いてください。砂や硬いものがフェルトについたまま使用していると、床を傷つけることもあります。
 椅子などよく動かすものは、床保護フェルトがずれたり、取れて無くなっていることもあります。あらかじめ床保護フェルトの予備を用意しておき、すぐに貼り替えましょう。貼り替えの際に、家具に残った粘着剤はシール剥がし剤などでキレイに取ることができます。
 床保護フェルトは家具のガタつきの調整にも使うことができます。
家具の設置場所によっては、家具がガタつき安定しないことがあります。こんなときは床保護フェルトを重ねて使ってみましょう。
 
 その他、陶器や置物などの下にフェルトを貼っておくと、床や棚をキズから守ることもできます。防振、防音性に富んでいる床保護フェルトはオーディオにも使うことがあるようです。

まとめ

 床保護フェルトは、床のキズを防ぐ、下階への防音や防振、家具の滑り止めなど、何を一番の目的にするかによって選ぶことができます。色や形、大きさも家具に合わせて選ぶこと、シートをカットして好みのサイズにすることもできます。貼るだけで床のキズ防止、防音効果が期待できる床保護フェルトをぜひ使ってみてください。

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