DIYでできる! 窓の目隠し

 建物の1階や通りに面した場所、お風呂場など、ガラスが透けたり窓の開け閉めの際に人目が気になることはありませんか?
 窓用の目隠しには、換気や採光をしながらプライバシーを確保できる商品があります。今回は、窓の目隠しの種類と取り扱い方についてご紹介します。

目次
1.窓を目隠しする方法
2.目隠しの種類
3.ガラス用シート・フィルムの貼り方
まとめ

1.窓を目隠しする方法

 DIYで簡単にできる窓の目隠し方法をご紹介します。
 窓に目隠しをする場合、目隠しをしたい場所や用途に合ったアイテムを選びましょう。窓ガラスの大きさや窓周りのスペースの広さ、採光や換気の必要性などを考えて、目的に合った方法を取り入れましょう。

【カーテンやブラインドを設置する】

 簡単なものとしては、目隠し用のカーテンです。トイレや階段などの小さな窓には、突っ張り棒を使ってカーテンを取りつけるのが簡単です。通し穴がついているカーテンは、突っ張り棒を通すだけで設置することができます。また、リングのついたピンチにお気に入りの布を挟んで突っ張り棒に通し、設置しても良いでしょう。
 厚めの生地や濃い色のものは採光を妨げてしまいますが、白地やレースカーテンのようなものは、夜に電気をつけたときに中が見えやすくなるので、素材選びには注意が必要です。
 居間や寝室などの比較的大きめの窓には、ブラインドやロールカーテンなどを設置する方法もあります。ブラインドやロールカーテンは、目隠しには効果がありますが、採光や換気を妨げてしまうこともあります。また、設置にはドライバーなどの工具が必要です。

【ガラス用シート・ガラス用フィルムを貼る】

 工具などを使わず、窓に貼るだけで目隠し効果が期待できる上、採光を確保することができ、紫外線カット、飛散防止、断熱などの効果があるのがシートやフィルムです。何度でも貼り直しができるものや水だけで貼れる吸着タイプ、粘着タイプなどがあります。
 粘着タイプは、薄くてしっかり貼れるので飛散防止効果が高いですが、一度貼ったら簡単には剥がせません。DIYで貼るときには多少の技術が必要でしょう。
 水だけで貼れる吸着タイプは、粘着材を使っていないため、簡単に剥がすことができ、剥がした跡もきれいなので、賃貸住宅にぴったりです。何度でも貼り直しができるので、DIY初心者でも簡単に貼ることができます。
  シートやフィルムは、窓自体に貼るため、換気のために窓を開けると目隠しにはなりません。また、凸凹ガラスや網入りガラスなど、特殊なガラスには使えないものも多いので注意しましょう。

【すだれ、シェードを取りつける】

 外から室内が見えにくく、真夏の日差しをさえぎってくれるアイテムです。窓の外にフックや金具を取りつけて吊るします。取りつけが簡単で、目隠し効果も高く、換気も良い一方で、室内が暗くなる、風で飛んだりめくれたりすることがあるなどのデメリットもあります。

【格子用ポリカーボネートを取りつける】

 窓の外に格子がついている場合は、格子用ポリカーボネートを取りつけることができます。窓を開けて換気をしても、外から見えることはありません。お風呂やトイレなど、換気をしながらでも目隠ししたい場所にぴったりです。
 専用のカッターやはさみで簡単に切ることができ、取りつけも両面テープで貼るだけなので簡単です。ただし、両面テープが強力な場合や、貼って何年も経ったときなどは、剥がしたときにテープ跡が残ってしまう場合があるので、賃貸住宅に設置する場合は注意が必要です。

【二重窓を取りつける】

 二重窓は、リフォーム業者に頼んで設置する本格的なものと、DIYで設置ができる簡易的なものがあります。断熱性がアップしたり、結露の防止にも効果があります。
 内窓を設置するスペースが必要になるので、窓枠に奥行きがないところや障害物のある場所には取りつけられません。
DIYで取りつけたポリカーボネートの二重窓

2.目隠しの種類

【カーテン】

・レースカーテン

光を取り入れたい場所にはレースのような薄手のカーテンがオススメです。ただし、暗い屋外からは、電気のついた室内が見えやすくなるので注意しましょう。

・突っ張り棒

小さな窓にカーテンを掛けるときに便利なアイテムです。耐荷重を確認して取りつけましょう。

・遮光カーテン

遮光度の高いものは、寝室や居間など室内を見せたくない場所に使用します。薄手のカーテンと併用して、明るい日中は遮光カーテンを開けておくことで、光を取り入れることができます。

・リングつきピンチ

好みの布を挟んで、カーテンポールや突っ張り棒などに通して使います。

【ガラス用シート・ガラス用フィルム】

左からステンドグラス風模様入り、飛散防止タイプ、遮熱タイプ。
※全てUVカット

【格子用ポリカーボネート】

DIYで簡単に取りつけできるマドミランは、格子の大きさに合わせてはさみやカッターで簡単に切ることができます。
両面テープで設置するマドミランは、剥離紙を剥がして貼りつけるだけです。

【二重窓】

DIYで取りつけ可能な二重窓キット「エコな簡易内窓」
上下のレールとフレーム、その他の備品がセットになっています。取りつける窓枠に合わせて付属の金鋸で簡単にカットすることができます。
ポリカーボネートは窓の大きさに合ったものを選びましょう。
ポリカーボネートは中空になっているので、断熱効果が期待できます。

3.ガラス用シート・フィルムの貼り方

 ガラス用シートやフィルムを貼る際は、まず窓をきれいに掃除しておきます。汚れやほこりなどがついていると、きれいに貼ることができません。シール跡などがついている場合は、ガラススクレイパーなどを使って取り除き、きれいにしておきます。特にゴムのついた窓の際は汚れがたまりやすいところなので、念入りに掃除しましょう。ここに汚れが溜まっていると、シートが剥がれやすくなってしまいます。

 きれいにシートを貼るために、道具を揃えましょう。カッター、カット定規、スキージー、霧吹きなどが必要です。
必要な道具がセットになっているものが便利です。
 貼るときには、周りが汚れたり濡れたりしても良いように、しっかりと養生をしておきましょう。
 窓用シートを窓の大きさよりも3~5センチ程度大きく切ります。
 水に対して2%程度の中性洗剤を入れた水溶液を作り、霧吹きで窓全体にスプレーして濡らします。垂れるくらいまでしっかり濡らすことがポイントです。
 シートを剥がして、粘着面にもたっぷりと水溶液をスプレーします。剥離がうまくいかないときは、シートの角の表側と裏側にセロテープをL字になるように貼って、引っ張るようにして剥がすと、簡単に剥がせます。

 空気中のほこりがついてしまわないように、スピーディーに作業することが重要です。DIY初心者は2人で作業すると良いでしょう。

 ガラスシートの上の両端を軽く持ち、窓枠から2mm程内側に貼ります。位置が決まったら、シートの上から水溶液をスプレーして、スキージーを使って、窓の中央から外側に向け、上下左右に水と空気を抜いていきます。
 カッターと定規を使い、窓枠から2~3mm控えて余分なシートをカットします。もう一度スキージーを使ってしっかりと空気と水を抜いていきます。このときもシートを濡らすのを忘れないようにしましょう。押し出された水はキッチンペーパーなどでしっかりと拭いておきます。
 多少の水が残る場合がありますが、時間が経つと水が蒸発してきれいに貼ることができます。空気が残ってしまった場合は、針で刺して空気を抜くと良いでしょう。

 吸着タイプのシートも手順は同じです。吸着タイプは失敗してもやり直すことが可能なので、初心者は吸着タイプから始めるのがオススメです。

まとめ

 いかがでしたか? ご紹介したように、外から室内を見えにくくする方法はたくさんありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。設置する場所や目的によって使い分け、外からの目線を気にすることなく、毎日を快適に過ごしましょう。

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