テレビドアホンの種類の違いと選び方

 近年、防犯意識の高まりから一般家庭でも導入が進んでいるのがテレビドアホン。以前に比べて価格が手ごろになったということもあるのでしょうが、その最大の理由は安全といわれてきた日本においても侵入強盗など凶悪な事件が多発しているためでしょう。
 防犯対策の一環として玄関を開けることなく映像によって来訪者の顔が確認できるテレビドアホンはそういった犯罪を未然に防ぐことが可能です。お子さんやお年寄りのいる家庭ならもはやなくてはならないものといっても良いかもしれません。とはいえまだ昔からのカメラのないドアホンを使用しているご家庭も少なくありません。
 そこでそんな注目が高まっているテレビドアホンについて、種類の違いや最新の機能、そして購入する際の選び方のポイントなどについて解説します。自宅の防犯設備をさらにグレードアップしたいと検討中の方は参考にしてみてください。

目次
1章:テレビドアホンとは
2章:最新テレビドアホンの機能や特徴
3章:外出先でも来訪者が確認できるスマホ連動型
4章:テレビドアホンの選び方
5章:電源タイプによってはDIYで交換が可能
まとめ

1章:テレビドアホンとは

 テレビドアホンとは、住宅の外、玄関の脇などに設置されたカメラ搭載の子機と、室内に設置するモニター画面(テレビ)搭載のインターホン親機とで構成される、住宅や建物専用のテレビ電話(連絡通話機器)のことです。玄関先から室内の親機を呼び出して映像を映し出しながら通話ができるため、玄関を開けることなく来訪者の顔を確認しながら会話することができるため高い防犯効果が期待できます。
 また、最近は高解像度の映像を撮影し親機に映し出すだけでなく映像データとしてメモリーに記録を残したり、親機以外にワイヤレスタイプの子機に映像を転送するなどということも可能です。またインターネットを通じて、外出中でもスマホから来訪者の映像をモニターできるものなどもあり、ますます高機能化が進んでいます。

2章:最新テレビドアホンの機能や特徴

 テレビドアホンの基本的な機能は、子機側のカメラで撮影した映像と音声を親機側の液晶モニターで確認できるということです。しかし現在はさらに進化しそれ以外にも便利な様々な機能が搭載されています。
 もちろん高機能なものほど価格は高価になりますが、防犯目的に役立つ優れた機能などもありますので予算や自分の使い方に合わせてどのような機能が必要なのかしっかりと見極めてください。最新のテレビドアホンに搭載されている代表的な機能は以下のようなものです。

●広角レンズ

通常より広い画角で撮影できるレンズを搭載し、玄関周りを広々と撮影、確認することが可能なのが広角レンズです。広角ではない左右90度や100度程度の画角では視野が狭く、玄関ドアから少し左右に離れただけで来訪者の顔が見えなくなってしまいます。しかし、左右170度など画角の広い広角レンズならしっかりと顔をとらえることが可能です。不審者はわざとカメラのレンズから外れるような位置に立つことが多いので防犯目的であれば広角レンズは必須といえるでしょう。
一般的なテレビドアホンのレンズ画角は90度程度。目の前の人物の顔を見るには十分だが、防犯目的ならより広い画角を持つ広角レンズモデルがオススメ。

●動画録画機能

留守中の来訪者を動画でメモリー録画できる機能です。本体メモリーに記録できるほか、SDカードなどメディアにより長時間の動画を保存できるタイプなどがほとんどです。録画した動画は親機の液晶画面で確認できるほかスマートフォンなどでも再生することが可能です。機種により録画可能件数や時間が異なります。
SDカードスロットが搭載されていれば容量の大きな動画データでもたっぷりと記録しておくこととが可能になる。

●静止画記録機能

動画でなく、留守中の来訪者の静止画を自動で記録保存する機能です。親機などの本体内メモリーに画像が記録され、親機の液晶モニターなどで過去に記録した画像を確認することが可能です。
静止画記録機能はほとんどのテレビドアホンに標準装備となっている。本体メモリーの容量によって記録画像枚数に差がある。

●照明機能

夜間でも来訪者の顔がはっきりと見えるように、照明用のLEDライトが搭載されています。LED照明があれば、夜でもモノクロ表示にならず約50cm先までカラー映像で来訪者の顔を確認することが可能です。

●子機つき

親機から離れた場所でもモニター子機があれば、来訪者に応対することが可能です。ベランダや2階などにいても手元にモニター子機があれば、搭載された液晶モニターから映像を確認することができます。親機とモニター子機、モニター子機間同士などでの室内通話も可能です。またモニター子機自体を複数台管理できる製品もあります。
モニター子機ははじめからセットとなっているもののほかオプションで追加することもできる。

●ボイスチェンジ機能

女性などが見知らぬ来訪者に応対する際に役立つのがこの機能です。女性の声を男性のように低い声に変えて子機側で再生、応対することができます。
ボタン1つで女性の声を男性の声色を変えることができる。あやしい訪問販売などの応対に役立つ。

●室内通話

室内の親機とモニター用子機(玄関先の子機ではなく応対用のワイヤレス子機)間で通話ができる機能です。親機で応対し、来客の応対をモニター子機に取り次ぐことも可能です。対応機種であればモニター子機の増設を行うことで、個別の呼び出しやモニター子機間の通話も可能です。

●電気錠システム

玄関ドアの電気錠を、テレビドアホンの親機やモニター子機から開錠できる機能です。外出先からスマートフォンで応対、玄関錠を開錠できるものもあります。
 このほかにも別売りのセンサーカメラライトを追加して、玄関以外の家の周辺を監視できるもの。センサーを追加することで、不在時のドアや窓の開閉を検知できるものもあります。また、煙やガス漏れを感知して警報を鳴らし、ドアホンに知らせてくれる機能などを追加できるものもあります。

3章:外出先でも来訪者が確認できるスマホ連動型

 テレビドアホンの最新モデルでは、スマホ連動機能を搭載したものが増えています。スマホ連動機ならドアホン親機をインターネット回線に接続することで、来訪者が玄関先のドアホンのボタンを押した際に、専用アプリをインストールしたスマホにメールが届きます。静止画像によって外出先から来訪者の顔を確認することが可能です。

 さらに、高機能な上級モデルであれば専用のスマホアプリを使い外から映像を見ながら来訪者の応対をすることも可能となります。もし外出中に急な来訪者や宅配便が届いた場合でも、外出先のスマホで映像を見ながら会話応対が可能です。宅配便などの再配達をお願いすることなどもでき非常に便利です。

 また、お子さんの留守番中にも子供の代わりに対応することができるというのも防犯上のメリットです。自宅に子供しかいないということを悟られることもなく、不審者の映像や画像を記録しておくことが可能です。玄関ドアが電気錠であれば、外出先から開錠をすることもできます。鍵を持たない家族が外出先から帰宅した際などにこの機能があれば役立ちます。

4章:テレビドアホンの選び方

 テレビドアホンは搭載されている機能によってその価格帯も幅広く、種類も豊富に揃っています。高価格帯のモデルでは、親機に大型のタッチパネル操作の液晶モニターが搭載されていたり、標準でSDカード録画機能や、ハンズフリー子機などが付属。さらにスマホ連動機能などもはじめから装備されています。

 しかし、その分本体だけで10万円以上など価格も高いうえ、設置に別途工事が必要となることがほとんどです。その分防犯性や利便性も高まりますが、そこまで機能が必要かどうかは慎重に検討する必要があります。もし導入検討中ならまずはしっかりと工事費を含めた導入費用の見積もりを取るようにしてください。
 ただしあまり高いものは避けたいからといって、最低限の機能しか持たないシンプルなテレビドアホンはオススメできません。映像で来訪者の確認が可能であれば最低限の防犯効果は期待できますが、録画機能がなく、カメラのレンズがワイドでなく周囲を見渡せなかったり、さらに夜間は映像が不鮮明になるというものもあります。ネット通販などでは数千円程度のものも売られていますが、価格が安いからと安易に飛びつくのではなく、カタログやメーカーのWEBサイトなどでスペックを確認してください。

 はじめてテレビドアホンを導入するなら、ワイドレンズや録画機能などがついたものがオススメです。パナソニックやアイホンなど大手メーカー製のミドルクラスモデルであればあとからスマホ連動機能やワイヤレスモニター子機、防犯センサーなどを追加することも可能です。基本となるテレビドアホンをまず設置してから、さらにほしい機能があれば家族構成や間取りに合わせてオプションを購入して必要なシステムに組み上げていくのが良いでしょう。一点気をつけなくてはいけないのは現在使用しているドアホンやドアチャイムから交換する場合、その電源タイプによって、工事が必要な場合とDIYでの交換が可能な場合があることです。

5章:電源タイプによってはDIYで交換が可能

 カメラを持たないドアホンやドアチャイムからテレビドアホンに交換する場合や、新規にテレビドアホンを設置する際、以前は基本的に電気工事士資格等も持った専門家による配線工事が必要とされていました。そのため本体以外に工事費用が別途必要で、見積もりを取ってみると思いのほか費用がかさんでしまうということも。

 しかし、最近は乾電池式やワイヤレスタイプのテレビドアホンなども数多く発売されており、以前に比べると導入も簡単になっています。もし現在使用しているドアホンやドアチャイムが、コンセントから電源を取るタイプであれば、DIYでのテレビドアホンへの交換も難しくありません。
 室内に設置するテレビドアホンの親機をコンセントに接続し、さらにドアホンやドアチャイムで使用していた親機からの配線で玄関側に設置する子機からの映像の送信や、親機からの電力供給ができます。これなら住宅の電気配線に手を加えることがないので手間も費用もかかりません。

 ただし、既存の配線を使用して親機と子機間を結ぶ必要があるため室内の親機の設置場所が限定されてしまうのと、インターホンの周りが電源の配線でごちゃごちゃしてしまうのはデメリットといえるでしょう
 取りつけや交換が最も簡単なのは乾電池タイプです。ワイヤレスタイプの子機に乾電池をセットし、室内の親機のみコンセントに接続することで設置が完了します。これなら電源コードなども親機側だけつなげば良いのであまり目立ちません。定期的な電池交換が必要なのがデメリットですがDIYでの設置が簡単なのは大きな魅力です。

 最もスマートに設置できるのは電源直結式です。これはコンセントではなく住宅の電気配線から直接電源を取るタイプです。配線が壁の中などに隠れるのでコード類が表に出ることなく美しい設置が可能です。ただし、DIYでは取りつけることはできません。資格を持った専門家にお願いし、電気工事を行う必要があります。そのため本体以外に取りつけ費用がかかります。
 しかし、電池切れなどの心配もなく、親機の設置場所などの制限も受けないのは大きな魅力です。テレビドアホンは一度設置すれば長く使用するという性格のものなので、費用などが問題でなければスマートな電源直結式がオススメです。

電源コードタイプの高機能テレビドアホン。電気錠に対応し、オプションで屋外ワイヤレスカメラを追加できる。取りつけも比較的簡単でワイヤレスモニター子機も付属。本体にSDカードスロットを持つ動画撮影機能も可能。
ドアチャイムや音声だけのドアホンからの交換が簡単な電源コードタイプのテレビドアホン。ワンタッチズーム機能を搭載しワンタッチで画像を約1.5倍に拡大できる。
手ごろな価格のシンプルなテレビドアホン。モニター親機の奥行き約29 mmとスリム。電源は直結式。住宅用火災警報器と連動する機能を搭載。
配線一切不要のワイヤレステレビドアホン。玄関用の子機は単三形電池6本で約24ヶ月間使用可能。、モニターつきワイヤレス親機は家中好きなところへ持ち運べる。

まとめ

 テレビドアホンはシステムにカメラや液晶モニターを使用することからどうしても高価なものというイメージがあります。しかし、普及が進み、高機能カメラやワイヤレスシステムもコストが下がったため、現在では大手メーカーのものでもエントリーモデルなら1万円台から購入可能です。
 また、コンセント式や乾電池式ならDIYでも設置は簡単で導入のハードルも決して高くありません。ドアホンやドアチャイムなどよりも大幅に利便性が高まるだけでなく防犯対策の一環としてもとても有効です。こちらで紹介したポイントをチェックしながら、ご自宅の設備や間取りに合ったものを取りつけてみてはいかがでしょう。

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