防犯ブザーの種類と選ぶときのコツをご紹介

 安全な毎日を送るために日頃から自己防衛をしておくと、いざというときに安心です。その点、防犯ブザーを持っていれば何らかの被害に遭ったときに周囲の人に助けを呼べるので便利です。ここでは、こうした防犯ブザーの選び方や使い方についてご紹介します。

目次
1章:防犯ブザーとは
2章:防犯ブザーの選び方
3章:その他の防犯グッズについて
4章:防犯ブザー使用時の注意点
まとめ

1章:防犯ブザーとは

 防犯ブザーとは、危険な状況に陥ったときに、音などを通して助けを求めるアイテムのことです。最近はさまざまな犯罪・事件が増えているため、警察や学校などが防犯ブザーを持つことを積極的にすすめているケースが少なくありません。

2章:防犯ブザーの選び方

 さまざまな種類の防犯ブザーが販売されていますが、購入するときは次の点に注目してみることをオススメします。

■音の大きさに注目して

 防犯ブザーは音を通して周囲に異変を伝えるものなので、まずは音の大きさに注目して選ぶことをオススメします。防犯ブザーはデシベル(dB)という単位で「使ったときにどれくらいの音が出るか」が表現されますが、大きさとしては80~120dB程度が一般的です。これよりも音が小さいとまわりの雑音にブザー音がかき消されてしまうことがあるので、注意するようにしてください。

■性能で選ぶのもオススメ

 防犯ブザーをランドセルやカバンにつけていると、雨が降ったときに濡れてしまって使えなくなることがあります。そうしたトラブルを防ぎたい人は、防水機能がついたタイプを使ってみましょう。
 他にも、防犯ブザーにはさまざまな機能がついているタイプが存在します。警報音とともにLEDライトが点滅するタイプ、GPS機能がついたタイプなど、さまざまな商品があるので、ホームセンターなどで色々と見比べてみることをオススメします。

■使い方を確認するのも忘れずに

 防犯ブザーの音の出し方は、「紐を引くタイプ」、「ピンを引き抜くタイプ」、「ボタンを押すタイプ」の3つに分かれます。それぞれの特長をご説明すると、次のようになります。
<紐を引くタイプ>
 紐を引くタイプの防犯ブザーはランドセルやショルダーバッグにつけておける他、首にもかけておくことができます。外から見ても防犯ブザーを持っていることがすぐに分かるので、そうした点でも防犯効果が期待できます。

<ピンを引き抜くタイプ>
 付属のピンを引き抜くことで音が鳴るタイプの防犯ブザーです。このタイプはピンを刺し直すか、電池が切れるまで音が止まりません。ですので、使用後はピンを無くさないようにしてください。

<ボタンを押すタイプ>
 防犯ブザーには、ボタンを押すと音が鳴るタイプがあります。このタイプはボタンを押している間のみ音が鳴るため、警報音の長さを自分で調整できます。「紐を引くタイプ」や「ピンを引き抜くタイプ」が一度使うとずっと音が鳴り続けるのに対して、このタイプは握っている間だけしか音が鳴りません。

■サイズやデザインも購入前に確認を

 防犯ブザーは女性や子供が使うことが多く、サイズやデザインが異なるさまざまなタイプが売られています。動物を模したタイプ、ランドセルに取りつけやすいタイプなど、セットする場所に合わせて防犯ブザーを選んでみましょう。

■電気で撃退するタイプも

 防犯ブザーは周囲の人に音で危険を知らせることができますが、人が駆けつけるまで時間がかかることがあります。そうした心配を払拭したい人は、音を鳴らしたときに電気が流れるタイプを探してみましょう。

3章:その他の防犯グッズについて

 防犯ブザーの他、ホームセンターにはさまざまな防犯グッズがあります。防犯ブザーとセットで使って、いざというときに備えましょう。

■催涙スプレー

催涙スプレーを使うと、激痛で相手が目を開けられなくなります。外で襲われたときや、道で待ち伏せされたときなど、突然の事態に備えられます。簡単に扱えるので、女性にもオススメです。

■防犯センサー

 防犯センサーを窓に取りつけておけば、ガラスが割れたり、ふいに窓が開いたりしたときに、アラームが鳴って異変を人に知らせてくれます。また、センサーの中には特別な工具を必要とせず、貼るだけで簡単にセッティングできるタイプもあります。設置時間を短縮したい人はこのタイプを使ってみましょう。

■防犯砂利

 防犯砂利を庭に敷き詰めておけば、侵入者が来たときに音ですぐに気づくことができます。ただし、敷いた場所が冠水すると、浮き上がって流れてしまうことがあるので注意してください。

4章:防犯ブザー使用時の注意点

  • 子供に持たせる場合は、使い方が分かる年齢になってからにしてください。
     
  • 乳幼児の近くや耳元で警報音を鳴らさないようにしてください。耳が痛くなったり、聞こえづらくなったりする可能性があります。
     
  • 非常事態に備えて、使用前に必ず音が出るかを確認しておきましょう。
     
  • 防犯ブザーに使う電池の種類はそれぞれで異なります。間違った電池を買うと使えないので気をつけましょう。
     
  • 防犯ブザーで電撃をするのは、暴漢などを撃退するときのみにしてください。誤った使い方をすると、被害が拡大する恐れがあります。また、老人、幼児、女性、体の弱っている方などに使用すると危険なのでやめましょう。

まとめ

犯罪が多発している中、防犯ブザーは自分の身を守るうえでとても役に立つアイテムです。使いやすさや付属の性能などにも注意して、一番使いやすいタイプを選んでみましょう。

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