自宅のちょっとしたお悩みをDIYで解決!
自宅のDIY体験談:東京都在住 KI様(自営業)

老朽化したベランダ床板、
スノコを使ったDIYで綺麗にリニューアル!

※こちらは実際に自宅でDIYをされている方の “体験談” のため、ロイモールにて取り扱いのない商品もございますので、予めご了承くださいませ。

ベランダが老朽化して床板が今にも崩れ落ちそうで怖かった!

築40年以上の木造一軒家、ベランダの床板も木製なのでかなり傷んできていました。一部抜け落ちて穴が空いていたり、釘が弱くなって今にも剥がれ落ちそうだったりと、危険と隣り合わせになりながら日々洗濯物を干す状態でした。そこで、床板交換を目的にリフォーム業者に見積もりをお願いしたところ、高額でした。やはり人件費が高いのでしょうか、そういう事なら、時間はかかるけど頑張ってDIYでリフォームしてみようと決心した次第です。
【施工前の写真】

サイズの合うスノコを複数枚購入し、組み合わせて利用

床板製作のために板を一枚一枚組み合わせて設置するのはあまりに時間がかかると思い、ベランダ全体のサイズを測った上で汎用のスノコを使うことにしました。しかしながらスノコはその板が比較的薄く、それだけでは強度が全く足りず、繰り返し歩いているうちに折れたりしたら何の意味もないと思いました。補強方法を考えた結果、まずは土台となる厚さ3.8cmの木材を十数本ベランダの枠にはめ込んで設置し、その上にスノコを敷き詰めて固定することにしました。

床板強化用に桟木を敷き、その上に塗装したスノコを木ねじで固定

ホームセンターで購入したのは、まず桟木用のSPF材数本です。長さは、ベランダの床板部分の奥行きが75cmだったので、桟木2本分が取れる182cm、厚さはベランダの骨組みにあるはめ込み枠の高さ約4cmに合わせて3.8cmの木材を選びました。

そしてメインのスノコの選択ですが、様々なサイズが用意されており、ベランダの奥行き75cmぴったりの物を見つけたのでそれを6枚購入しました。ただし、スノコの長さの合計とベランダの長さはさすがに一致せず、足りない30cm程の部分にはスノコの板と同じ程度の厚さの木材を一枚購入しました。

これでベランダ全てを埋め尽くす準備が整いました。スノコとSPF材は、全て水性塗料で塗装し、陰干しで乾かすのに合計2、3日かかりました。設置より塗装の方に時間がかかり、手間を実感した作業でした。

塗装時は使い捨て用のツナギを着用、軍手もつけて作業しましたが、終わった時にはツナギには無数の塗料のシミがありました。プロの方と違って、やはり塗料が衣服につかないようツナギのような作業着は必須だと思います。

いよいよ床板設置の開始ですが、その前に、まずは傷んだ古い床板を全て剥がす作業がありました。これは予想外に疲れる作業で、釘がまだしっかりついている部分もあり、剥がして処分するために小さく切断していく作業は非常に時間と体力を要する事になったわけです。

次に、ベランダの奥行き75cmに合わせて切り塗装した桟木用のSPF木材をベランダの枠にはめ込んでいきました。これは特にしっかり固定するわけではなく、厚さ3.8cmのSPF木材を高さ4cmほどの枠に置いていく感じの作業だけです。ただし、それぞれのSPF材の間隔がスノコの出っ張りなどに重ならないようにサイズを意識しながらはめていく事には注意が必要でした。

最後はメインのスノコの設置です。まずはそれぞれのスノコを隙間なく敷き詰めていき、足りない30cmほどの部分には板一枚を敷き、ベランダの床板全てが埋まったところで木ネジを使ってそれぞれを数箇所ずつ、桟木と固定する為にひたすら電動ドライバーで取り付けていきました。
【桟木に使ったSPF材】
【スノコの塗装準備】
【古い床板を剥がした状態】
【桟木だけをはめ込んだ状態】

安心して歩ける綺麗なベランダが完成!

(以下完成写真)

DIYでリフォームしたベランダの床板ですが、SPF木材の桟木のおかげで思ったよりもしっかり固定されて安心して歩ける状態となりました。塗装には茶系の塗料を使ったつもりですが、意外に明るい色で美観的に良い結果となり満足です。そして何より、新しい木材の床板は気持ちがいいです。汎用のスノコは実に色々な用途があるものです。今回は敷き詰める床板として利用しましたが、それだけでは弱いスノコも何かしら補強する工夫をする事で頑丈なエクステリアが製作できることを実感でき、良い経験をしたと思います。

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