トイレをDIYでリフォームする方法

 トイレは、家族が1日に何回も使う空間です。一回一回の過ごす時間は短いですが、リラックスして快適に過ごせる場所であって欲しいものです。最新の便器への交換は難しいですが、空間としてトイレをリフォームすることはDIYでも可能です。独立した小さい空間ですから、少し冒険してインテリアのアイデアを試すチャンスでもあります。自分のセンスを信じて作り込んでみるのも面白いでしょう。

トイレをDIYでおしゃれにリフォームする方法は?

いまのトイレの問題点は?

 古くなったり汚れたりした壁・床をリフレッシュしたい、というところからトイレのリフォームを思い立つことが多いと思います。もちろん、それだけでもリフォームの効果は大きいものですが、せっかくの機会ですから、プランを立てるときにはもう少し要素を広げて考えてみましょう。というのも、リフォームは古くなった箇所を新しいものに取り換えるだけでなく、問題解決の手段にもなります。DIYでも、工夫しだいで改善できることはたくさんあります。現状よりも快適で使いやすい空間へと変えるために、一度ご自宅のトイレについて見直してみてはいかがでしょうか。まずは、いまのトイレに感じている不満を書き出して、整理することから始めてみましょう。

●トイレのよくある不満

・壁や床の色柄が古く、小物で装飾したりしても望みどおりの雰囲気にならない。

・壁や床の汚れやくすみが、掃除をしてもきれいにならない。

・掃除用品やトイレットペーパーなどのストックを収納するスペースがない。

・「暗い」「圧迫感がある」などで、リラックスできない。

●トイレのDIYリフォームのポイント

<印象を変える>
 日本の住宅のトイレは窓が小さく、日中でも暗くなりがち。汚れやくすみが目立つようになると、爽やかな空間からかけ離れてしまいます。壁紙や床材を新しいものに貼り替えるだけで、トイレの中を明るくリフレッシュできます。シンプルなホワイト系を選べば明るさや清潔感を取り戻せますが、せっかくなので色や柄で雰囲気を変えてみたいところです。最近はDIYでも扱いやすい壁紙や床材が増え、セットになった道具などもホームセンターで手に入れやすくなっています。豊富な色、柄から選べるので、ご自分のセンスをいかしてコーディネートを楽しみましょう。トイレの場合は使う材料が少なくてすむので、少し贅沢な商品を選んでも費用があまりかさまないので、思い切って冒険できます。

<空間を有効利用する>
 日本の住宅では、トイレの広さを0.4〜0.75坪で作っているのが一般的です。空間に余裕がなく、収納スペースがないか、ついていても使いやすさが二の次にされている場合がままあります。トイレに置いておきたいものをリストアップするとそれなりの量になりますから、新たに収納スペースをつけるには空間を有効利用できる工夫が必要です。その際は、人の動線をイメージして、トイレをストレスなく利用できる配置やサイズを考えましょう。

<機能性を向上する>
 トイレは水やアンモニアなどの特殊な汚れがつきやすい場所で、それらが臭いの原因にもなります。どれだけこまめに掃除をしていても、見えない汚れは取り切れないものです。リフォームの材料を選ぶときは、色・柄とともに水やアンモニアへの耐性、防臭性、抗菌性などを考慮しておくことも、長く快適に使う要素になります。見た目には現れない部分ですが、掃除の労力にも関わってくることなので、そうした機能性にも注目してみると良いでしょう。

タンク付きのトイレをタンクレス風にする方法

タンクを隠して空間をすっきり!

 トイレ空間をもっとオシャレに変身させようとしたとき、「邪魔モノ」として立ちふさがるのがタンクです。せっかく好みの内装に張り替えても、野暮な形のタンクがあるおかげでリフォームの効果が半減してしまいます。最新のタンクレストイレに交換できれば問題はすっきり解決しますが、便器が古くなっていなければそこまで踏み切るのは難しいでしょう。そうした悩みをお持ちの方に試していただきたいのが、タンクレス風へのリフォームです。

 

 簡単に説明すれば、タンクが隠れる高さの壁を前に作り、上に棚を置いてすっぽり覆ってしまう方法です。前壁に壁紙を貼って仕上げると、作り付けの棚のようにすっきり見せることができます。また、上部を飾り棚に、タンク両側のスペースを収納棚に作れば、収納を追加することができますし、便器奥のスペースがなくなって掃除がしやすくなり、一石三鳥のリフォーム効果を得られます。このタンクレス風リフォームは壁や床にネジを打つ必要がないので、賃貸にお住まいの方にもオススメです。

タンクレス風トイレの作り方

●木材でしっかり作る

 「タンクの高さ(約90cm)×トイレの幅(約80cmなどが一般的)×タンク前側〜壁」を測って仕上がり寸法を決め、簡単な図面を描いて使用する材料の種類と数量を割り出します。角材を使って枠を作り、前面にベニヤ板を張り、上部にSPF1×4材やパイン集成材で作った棚板を置く方法が、あまり費用もかからず簡単です。前面のベニヤ板には壁紙やリフォームシートを貼って仕上げます。

 

 水洗レバーが使えるように、ベニヤ板の一部を手が入る大きさに切り抜いておきます。また、タンク上部の手洗い栓を従来どおりに利用する場合は、棚板をタンクの形に切り抜いてから載せてください。トラブルが発生したときにメンテナンスがしやすいように、棚板は固定しないで載せるだけにしておくほうが良いでしょう。

 

 タンク両側のスペースを収納棚にする場合は、枠の角材を増やして棚板をネジどめします。お好みで扉をつけて、隠す収納にすることもできます。

 

●突っ張り棒で簡単に作る

 トイレの左右幅に合う突っ張り棒を2本用意し、タンクの高さに合わせて前後に取りつけます。上部の棚、前面の壁は、カッターで簡単に切ることができて軽いプラダンやカラーボードを、使用サイズに合わせて加工します。表面にリフォームシートなどを貼って装飾し、結束バンドで突っ張り棒に固定して完成です。前壁の代わりに張りのある布を垂らして、タンクを隠してもOKです。



簡単にできる!トイレのドアノブレバーを交換する方法

トイレのドアハンドルは酷使されている

 家族みんなが使うトイレのドアは開閉回数が多く、他の室内ドアに比べてハンドルまわりが傷みやすい傾向があります。傷や汚れが目立つようになったり、ラッチ(ハンドル操作に連動して動く部品)に不具合が生じたら、ドアハンドルを交換しましょう。トイレのドアが握り玉タイプのノブでしたら、この機会に少ない力で開け閉めできるレバーハンドルへ交換するのもオススメです。

 ネジ穴の位置が合わない場合にはキリで新しい穴を開けますが、通常はドライバー一本で作業できます。交換では、電動ドライバーよりも、力の加減がわかりやすい手回しドライバーを使うほうが確実な作業ができます。

同じメーカーのハンドルに交換する

 もっとも交換が簡単なのが、同じメーカーの同タイプのハンドルに交換する方法です。ハンドル各部の寸法が同じ場合がほとんどなので、ラッチに不具合がなければハンドルだけの交換で済ませることができます。ドアのラッチフロント(ドアの厚み部分にあり、ラッチの周囲をカバーしている金属板)に表示されたメーカーのホームページや問い合わせ窓口に確認して、適合商品があれば取り寄せて交換ができます。

汎用品に交換する

 適合する商品がない、すぐに交換したい、ドアノブからレバーハンドルに交換したいなどの場合は、リフォーム用や取り替え用として販売されている汎用品のドアハンドルが利用できます。その際も、取り換え用のパッケージに表示されている寸法が、トイレのドアに適合するかの確認が必要です。購入時には、取りつける扉と従来のハンドルについて、以下の寸法を確認しておきましょう。

・ラッチフロントのサイズ(タテ×ヨコ)
・ラッチフロントを固定しているビスの間隔(ビスピッチ)
・扉厚
・バックセット(ハンドルの中心から扉の端まで)

トイレに壁面収納を設置!

収納物に合わせて使い分けたい

 狭い設計のトイレでは、思い通りの使いやすい収納が確保できていないことが多いのではないでしょうか。できればトイレの中に収納しておきたいものとして、トイレットペーパーのストック、衛生用品、掃除道具、洗剤、便器掃除シート、芳香剤や洗浄剤の詰め替え用などが思い浮かびます。新しく収納を設置する場合は、これらを収納しておくのに十分な容量があるのはもちろん、使いやすい配置に適切な大きさで作るのがポイントになります。

 狭いトイレの収納としてよくあるのが、奥の上部に作りつける大型の棚です。たくさんのストックをまとめて収納しておくにはよいかもしれませんが、便座に座っていてトイレットペーパーが切れたときや衛生用品が必要なときに使いやすいといえるでしょうか。やはり座った姿勢で使うものは、手が届く場所にあって欲しいものです。用途ごとに使い分けできる収納を作ると、トイレの機能性をアップできます。

トイレに壁面収納を設置するときのヒント

 ストック品など緊急に必要にならないものは、トイレの奥、座ったときに背面になる壁を利用しましょう。この面は日常の動線をじゃましない広い空間を利用できます。上部に大きい戸棚を取りつけたり、左右に縦長に取りつけたり、窓の位置や圧迫感を考えて決めます。ただし、タンクの横などに床置きするタイプは、掃除のじゃまになりますし、衛生的とは言えません。壁つけにするか、脚つきタイプを検討しましょう。

 予備のトイレットペーパーや衛生用品は、座った姿勢で手が届く側面の壁を利用します。手や足と干渉しないように、スペースをとらない薄型にするのがポイントです。棚の奥行きは、ペーパーホルダーより出っ張らないことを基準にします。ペーパーホルダーと一体型のタイプを作っても良いですし、大きくしたければ思い切って壁への埋込み式収納を作ることもできます。

トイレの壁紙を張り替える方法

色使いと機能性の両立が理想的

 ドアを開けた瞬間に全面が目に入るトイレの壁は、リフォームすることで印象を変える効果がもっとも高い部分です。お好みでペンキの塗装、壁紙の張り替えを選べます。ペンキは臭いが少なくDIYで扱いやすい室内用水性塗料を使いましょう。ビニール壁紙の上から塗れるタイプなら、壁紙をはがす手間がかかりません。壁紙は「生のり付き」タイプが、貼りやすく初心者向きです。色柄とともに、消臭、防汚、抗菌などの機能性もあわせて注目してください。水はねなどで汚れやすい、壁の下側だけに木目調の防水壁紙やクッションパネルなどを貼って腰壁風に仕上げるのも、視覚的な変化があって面白いですね。

 色選びで失敗しないのは、明るさと広さを演出できる淡色系です。ホワイト系やパステル系だけでなく、落ち着いた色味でも淡い色を選べば爽やかさを損ないません。気をつけたいのは、狭いトイレ空間では、全面を同じ色や柄にすると、圧迫感に繋がりやすいことです。まだ壁紙の汚れが気にならない状態なら、奥の一面だけを模様替えするのがオススメです。そうすることで空間に奥行きが出ますし、作業の手間も省けます。全面を模様替えするにしても、面によって濃淡をつけるなどの工夫をしてみましょう。

トイレの床を張り替える方法

過酷な条件に適した床材選びが大切

 トイレの床は、水やアンモニアの飛び跳ね、強い洗剤の使用など、過酷な条件にさらされています。フローリングを張りたいという希望を多く聞きますが、木は水に弱く、アンモニアや洗剤で変色する可能性もあり、きれいな状態を維持するのが大変です。仮に表面に耐水の加工がされていても、継ぎ目から染み込んでしまうと臭いの原因になります。そうしたトイレならではの問題をクリアして、しかも価格もお手頃な床材といえばクッションフロアーです。

 クッションフロアーは、大判の塩ビシートなので水拭きができ、トイレの広さでは継ぎ目はほとんどできません。張り替えはカッターで必要なサイズに切って、専用両面テープで貼れば良いのでとても簡単。まさにトイレのDIY向きです。滑り止めタイプの専用テープを使えば、はがしやすくて賃貸の原状回復も楽にできます。色柄も、フローリング調、大理石調、タイル調、チェック模様など豊富です。

 便器の形を正確に切り抜く作業に少し手間がかかりますが、それほど難しくはありません。最後に便器のまわりと継ぎ目をアクリル系充てん剤で埋めれば、しっかり防水仕様になります。

和式トイレを洋式トイレにDIYで変更する方法

DIYできる洋風トイレへの変更は?

 和式トイレは足腰、膝への負担が大きく、ゆったりとリラックスして使うのには向きません。高齢者がいるご家庭はもちろん、そうでないご家庭でも、トイレリフォームの優先事項にあがるのは当然です。しかし、コンクリート床にはめ込まれた和式便器を取り外して洋式便器を設置するのは、大掛かりな工事になりDIYで行うには難しい作業です。ここでは、和式トイレを簡単に洋式トイレにリフォームできる簡易洋風トイレの設置を紹介しましょう。

 簡易洋風トイレには、和式便器の上にプラスチック製の洋式便器を単純に被せるだけのタイプと、配管工事をする陶器製の便器のタイプとがあります。ある程度、長期に渡って使う予定でしたら、TOTOやリクシルなどが販売している陶器製のものを設置したいところです。というのも、陶器はプラスチックよりも表面についた汚れが落ちやすいですし、洗浄水を便器の上部から流せる構造になっているので、より清潔で、掃除の頻度も少なくてすみます。

簡易洋風トイレを選ぶときの注意点

 簡易洋風トイレは、製品ごとにトイレ内の寸法や配管など、設置できる条件が細かく決まっています。まず、ご自宅の和式トイレに対応しているかの確認が必要です。また、少ないとはいえ、配管のつけ外しなどを行うために工具を用意し、作業することになります。取りつけ不良があれば水漏れのリスクがあることを承知しておきましょう。暖房便座や洗浄便座も選ぶ場合は、業者による電源コンセントの移設工事が必要になることがあります。こうした事前の確認をしっかり行い、納得して設置に挑戦してください。

まとめ

 狭い空間に器具や配管があるトイレのリフォームでは、壁紙やクッションフロアの張り替えに通常よりも手間がかかり大変です。その反面、トータルでのデザインがしやすく、こだわってリフォームできる場所でもあります。費用もあまりかからないので、思い切ってご自分のセンスを試す機会にしてみましょう。

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