軍手の種類と選び方について

 軍手とは手を保護したり、汚れから守ったりする手袋の一種です。DIY、引っ越し、園芸などで使われていますが、素材や形状などに違いがあり、それぞれで特徴が異なります。では、用途に適した軍手を選ぶにはどうしたら良いのでしょうか?

目次
1章:軍手とは
2章:軍手の種類
3章:軍手をうまく扱うコツは?
4章:軍手を使うときの注意点

1章:軍手とは

 軍手とは、物を運んだり、ガーデニングを行ったりするときに使われる道具です。装着することで作業中、手をケガから守ったり、汚れが付着することを防いだりしてくれます。販売単位は一枚から複数枚とさまざまですが、安価で販売されているため、まとめて購入してもさほどコストがかかりません。

■軍手が使われるシーン

 軍手の用途としては、荷役・運送などの引っ越し作業、重機運転などの車両利用時、木工・鉄工といった建築作業などさまざまです。他にも、花壇の雑草除去作業、机や椅子などのDIYなどでも使われますが、火に強いタイプの軍手ならば、野外キャンプで火を起こしたり、パン工房でパンを焼いたりするときにも使えます。

2章:軍手の種類

 軍手は使っている素材などで特徴が異なります。用途に合わせた軍手選びをするためにも、それぞれの性質を理解して購入するようにしてみましょう。

■使っている素材の種類で異なる軍手のタイプ

<純綿軍手>

 綿100%の糸のみでできている軍手です。丈夫で吸汗性が良いので、比較的長い時間、快適に使えます。また、熱に強く燃えにくいため、バーベキューなどでも重宝されています。

<混紡軍手>

 綿、ポリエステル、レーヨンなど、綿以外の他の繊維を2種類以上混ぜ合わせた糸で作られた軍手です。全体的に綿の配合率が高いため、綿特有の風合いの良さや柔らかさを感じられます。また、他の繊維の性質を併せ持つことで、速乾性やシワになりにくいなどの特徴がプラスされていることもあります。

<特紡軍手>

 綿、ポリエルテル、レーヨン、アクリル等の繊維くずを紡績した糸を使ってできた手袋です。流通量が多い上、値段も安いため、大量に購入してもさほどコストがかかりません。しかし、高熱に弱いというデメリットがあるので、バーベキューなどでの火を使う場面での利用はオススメできません。

■マチつき軍手について

 軍手のなかにはマチがついているタイプの軍手があります。マチとは、おおまかに言うと立体感のことを指します。これがあると軍手のフィット感が高まり、指股部の動きやすさが感じられます。使い心地を重視した軍手を選びたいならば、このタイプを選んでみましょう。

■ゲージについて

 ホームセンターなどで軍手を探していると、パッケージに「ゲージ」と書かれていることがあります。ゲージとは、編み目の密度を表す単位のことです。この数値が小さいほど厚手で、反対に数値が大きいと薄手になります。丈夫な軍手を探しているならゲージの小さなタイプを、細かな作業をするときに使う軍手を探しているならばゲージの大きなタイプを選んでみましょう。

■重さについて

 軍手の重さは使っている糸によって左右されます。そのため、純綿軍手、混綿軍手など、使っている糸のタイプが違う軍手はそれぞれで重さが異なります。具体的に説明をすると、1ダース(12双入り)の純綿軍手は 約750g、混紡軍手 は約600gが一般的です。

3章:軍手をうまく扱うコツは?

■軍手選びをしっかりする

 軍手はそれぞれで特徴が異なるため、バーベキューに使うなら熱に強いタイプを、繊細な作業をするなら薄手のタイプを選ぶようにしてみましょう。また、すべり止めつきの軍手を装着していると、物を掴んだときに落としにくくなります。重い荷物を運ぶときなどは、このタイプを選んでみましょう。

■他の手袋と併用するのもオススメ

 ナイロン、ポリウレタンを使ったメッシュタイプの手袋は、作業用手袋の下履きとして使えます。伸縮率が良いのはもちろん、汗によるムレやべたつきを緩和できるので、作業を快適に進めることが可能です。このタイプの手袋には指先のみ露出している「指切りタイプ」と指先までしっかりガードする「指つきタイプ」があるので、購入するときは使いやすい方を選んでみましょう。
また、フィット感を重視したいなら、軍手着用前にすべり止めつきの手袋を着けることをオススメします。樹脂コートが施されているタイプならば、指先までしっかりとフィットするので作業がスムーズに進みます。

■サイズにも注目する

軍手には、フリーサイズの他、女性用、子供用なども販売されています。ピンク、青、緑など、さまざまな色があるので、好みのタイプを選んでみましょう。

4章:軍手を使うときの注意点

  • 使う人の体質によっては、かゆみ、かぶれ、発疹などを起こすことがあります。異常を感じたらすぐに使用をやめるようにしてください。
     
  • 電動ドリルなどの回転を伴う機械を使うときは、軍手を使用しないでください。軍手に使われている糸が旋盤やボール盤などに巻き込まれ、手をケガすることがあります。
     
  • 熱に弱いタイプの軍手は、火に近づけると溶けたり、引火したりする可能性があります。やけどする可能性もあるので、このタイプは火のそばに近づけないようにしてください。
     
  • 鋭利な刃物などを使用するときは手を傷つけないように注意しましょう。
     
  • 軍手はそれぞれで洗い方が異なります。洗濯時の水温や乾燥機使用の可否などは、パッケージの説明書きを参考にしてください。
     
  • 絶縁作用のない軍手で電気作業をすることは危険なのでやめましょう。

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